スクウェア・エニックスノベルス『スタンプ・デッド』1~5巻&コミック版(完結)、『太陽で台風』1・2巻(完結)発売中!
ガンガンノベルズ『魔法少女アーヤ☆アミー』発売中!
徳間デュアル文庫『魔王さんちの勇者さま』1~4巻(完結)発売中!
徳間文庫『欠陥妖怪住宅』、『パラレル家族計画』発売中!
ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ『ブチ切れ勇者の世界征服』1~2巻発売中!

2017年4月、第11回HJ文庫大賞にて『銀賞』をいただきました!
2017年5月、ジャンプ小説新人賞’16 Winterにて 小説フリー部門『銀賞』受賞をいただきました!
2017年9月、第30回ファンタジア大賞にて 『金賞』をいただきました!

第11回HJ文庫大賞"銀賞"受賞作『カンスト勇者の超魔教導 ~将来有望な魔王と姫を弟子にしてみた~』
HJ文庫より発売中! 2巻も2/1(木)に発売です!
第30回ファンタジア大賞 "金賞"受賞作『お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか』
1/20(土)ファンタジア文庫より発売です!

2018-02

«  | ホーム |  »

ラノベニュースオンラインアワード2017年1月刊投票アンケート受付中です

どうも、はむばねです。
開始されてすぐに記事にしようと思ってたのに体調不良が重なってすっかり忘れてたぜ!

はい、というわけでね。
ラノベニュースオンラインアワード2018年1月刊のアンケート投票が現在受付中となっております。
今回は『お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか』が対象となっておりますので、本作気に入っていただけた方はご投票いただけますと嬉しいです。
締め切りは、2月28日(水)20:00となっております。

1_2018021819292211b.png


以下、前回と同じ内容の説明になりますが……。
投票はリンク先に埋め込まれてる↓フォームより直接入力いただけます。

2_201711271521490cd_20180218192919652.png


下記の通り、『Your answer』と表示されているところが入力フォームとなっております。
バッテンを打ってるところじゃないのでご注意を。
『Your answer』って指示の下にテキストボックスが入ってるように見えますが、書いてあるところこそがテキストボックスです。

3_20171127152148fbe_20180218192918c56.png


また、同じ作品を入力出来るのは3箇所までです。
それ以上の項目に入力すると無効になる可能性があるようなのでご注意を。
#『面白かったライトノベル』はシリーズと新作で重複カウントされない? 的な記載もありますが、ぶっちゃけ私はよくわかってないです。

清き一票を、どうぞよろしくオナシャス!
スポンサーサイト

今日はいけそうな気がしていたが、そんなことはなかったぜ!

どうも、はむばねです。
タイトルで全て完結しているため、今日の更新はここまでです。

……というのもアレなんで、もう少しだけ書きましょうか。
さて、昨日病院に行って(ブログには書き忘れたけど)インフルではないことが判明したわけですが。
だからといって、症状が改善されるわけでは全くないからな!
まぁ、多少気が楽になったのは確かですが。
外出するとやべーんじゃねーか疑惑も(一応)払拭されましたしね。
#なお外出出来るとは言っていない。

ほんで、今日は不眠も発動せず割と眠れたこともあってですね。
昼の間は、まぁまぁ調子が良かったんですよ。
ただ、やっぱ朝方と夕方以降がキツい感じですねー。
ねー。
……ねー。

……うん。
やっぱ特に書くこともねーので、今日はここまでだ!
こんな中途半端なら、最初で終わらせた方が良かったのでは? 説、一理ある。

もうマヂ無理

どうも、はむばねです。
流石に病院行って来ました。
動くのアレだったんですけど、今日行っとかないとまた土日挟んでしまいますしね……。
そして今までのパターンだと、土日に限って更に悪化するパティーンですからね……。
私も、いい加減学んできたのだぜ……。

にしても、アレですね。
ちょっと前までは『数年に一度』レベルの体調不良が、最近は年一くらいで発生するようになってきてますね。
もうちょい細かい不良なら、もっと頻繁に。
これが……! 加齢……!
まぁ、普段から健康管理出来てるかというとかなりアレな感じですしね……。

なので、(タイミングはともかくとして)体調が崩れること自体はまぁいいとしよう。
ただ、問題はですね。
こんな時でも発動する不眠くん、君マジ何なの?
ここはアレでしょ、普段は憎しみ合ってる敵がより強大な敵が現れることによって協力してくれる場面でしょ。
それが少年漫画的王道でしょ。
なに君、普通に敵サイドの増援になってんの?
ちゅーか、体調不良に対する最強のコマンド『睡眠』がランダムで封じられるとかこの身体クソゲーすぎへん?
マジで殺す気か。

という感じなので、今日はここまでです。
冒頭で悪化フラグは立てたので、ブログに書くことによって逆フラグになる展開に賭けるぜ……!

今日の更新はおやすみです

どうも、はむばねです。
なんか、ちょっと本格的に寝込むっぽーい(夕立並感)。

はい、というわけでね。
本日は、マジで一日中布団の中でしたね。
トイレに行くのも一苦労だったぜ……!
夕方くらいからちょっと楽になってきたんで、現在この記事を書いてるわけですね。
んで、感想記事とかのストックも一応あるんですけども。
見直したりするのも億劫なので、今日は久々の簡易更新です。
今年に入ってからは初なはずなんで、許してクレメンス……。
……いや、明言してないだけでこないだ東京行った時も簡易更新だったっけ……?

まぁ、とりあえず、そんな感じで今日はここまでです(古より伝わるぶん投げスタイル)。

『カンスト勇者の超魔教導 2 ~今度は盗賊少女とおっさん共を弟子にしてみた~ 』(一部地域では)本日発売!

どうも、はむばねです。
公式発売日から2日が経過したということで、『カンスト勇者の超魔教導<オーバーレイズ> 2 ~今度は盗賊少女とおっさん共を弟子にしてみた~ 』福岡でも本日発売ですYO!
無論、物理エゴサはしてきました。

ただ、今回は以下の理由によりちょい縮小版です。
・2巻というこで、1巻よりは地味と思われる
・特典がない
・足(自転車)もない
・時間もない

まぁ、ラストが主な理由なんですけどね……。
というわけで、天神駅周辺のお店だけちょい巡って参りました。


DSC_0293.jpg

メロンブックス。
お、おぅ……意外置いてくれとるな……というのが正直な感想でした。


DSC_0294.jpg

ジュンク堂。
数はともかく、なんだったら1巻の時より良いところに置いてくれてね? 感。


DSC_0296.jpg

TSUTAYA。
1巻の時に引き続き、そんなにラノベコーナー広くないのに面陳してくれとるやんけ! サンガツ!


DSC_0297.jpg

アニメイト。
写真には写ってないですけど、このすぐ隣でまだファンタジア大賞フェアやってくれてました。


DSC_0298.jpg

第1回HJネット小説大賞受賞作も買ってきたやでー!
楽しみに読ませていただきます。


そんなこんなでそろそろ地方にも出回っていると思いますので、引き続きよろしくお願い致します!

賞状と楯が届きました

どうも、はむばねです。

DSC_0290.jpg

ファンタジア大賞の賞状と楯、届いたよー\(^o^)/
賞状は7ヶ月ぶり、楯は9ヶ月ぶりくらいですね。
ちな、白塗りしてあるのは本名が記載させてるとこです。
ファンタジア大賞は、本名で記載なんですね。
あと、タイトルも受賞時のものとなっていまして。
授賞式でも、本名+受賞時のタイトルで呼ばれるのですね。
んで、後で他の受賞者の皆さんから「『庄川さんは漏らしそう』って読まれた時笑いそうになりました」って言われたんですけども。
あの場で一番必死に笑いを堪えてたのはたぶん私やぞ。

なにせ、壇上で笑うわけにもいかんですからね……。
どうにか堪えられていたと思いたい。

いやぁ、にしても郵送してくれるってこの制度はありがたいですね。
私なんかは特にその後2泊カプセルホテルで滞在したわけですが、ロッカーもそんなに広くなかったんで。
あと、下手に紙袋で渡されると破れていくんでね。
今回も、新年会のお土産を入れていただいた紙袋は帰る頃にはボロッボロになってましたし。
最後もう手提げは不可能になって腕で抱えてましたからね。


えー、まぁそんなこんなでね。
受賞作『庄川さんは漏らしそう』改め『お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか』、発売中!

お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか (ファンタジア文庫)
はむばね
KADOKAWA (2018-01-20)
売り上げランキング: 47,687



そして第11回HJ文庫大賞"銀賞"受賞作の続編『カンスト勇者の超魔教導<オーバーレイズ> 2 ~今度は盗賊少女とおっさん共を弟子にしてみた~』も、昨日より発売中でございます!



どちらも、よろしくお願い致します!

本日! 発売!

どうも、はむばねです。
はい、というわけでね!



カンスト勇者2巻、本日発売でございます!
既にご購入報告もいただいており、ありがたい限り!
まぁ、相変わらず福岡では確認出来ないんだけどな!

なんか今回は、amazonも荒ぶってるようですね。
確かに私も、HJ文庫作品注文してたんですが「すまん予定日には届かんわ」って言われましたし。
まぁその後、「やっぱもうちょい早く着くわ」ってお知らせも来たわけですが……。
別に遅延すること自体はいいんですけど、その辺りはハッキリさせていただけるとありがたいですね……。
まぁ向こうさんも精一杯早くしようとした結果なんでしょうしありがたいのですけれど……。

と、いうのはともかくとして。
今回、福岡では……。
福岡では……。
あれ、今回はいつ発売になるんだ?
日曜挟むわけじゃないから、2日遅れの2/3(土)……って、ことでいいのかな……?
何回も言ってるけど、ここも遅れるのはいいけど法則性はハッキリして欲しい……。

と、いうのはともかくとして!
エイムに出来た初めて友達、カッチェと過ごす楽しい盗賊団生活!
しかし、そこに迫りくるは少女の……そして、勇者の過去……!
ってな感じでお送り致します2巻、よろしくお願い致します!

なんちゃってダイジェスト~カンスト勇者の超魔教導2~


――バーキャ王国第八王女、メイ・スキュール。
――『出来損ない』と呼ばれていた彼女の運命は、とある師弟に出会ったことで大きく変わり始めていた。
――そんな彼女は、今……。



「ヒャッハー! 観念しなぁ!」
「俺たちトリーム団から逃げられると思うなよぉ!」
「姐さん、右手側の方お願いシャス!」
「わかったわ!」
 メイは、むしろその不埒な盗賊団側に属しており。
「大人しくしていれば怪我はさせないわ! 素直に荷を渡しなさい!」
 今まさに、馬車の荷を奪わんとしているところなのだった。
「んはは、そうだー! 奪えー! 奪うのだー!」
 後方では、特に何をするでもないキリがご機嫌な調子で高笑いを浮かべている。
「奪い尽くすですー!」
 そして最前線では、これまた楽しげにエイムが護衛の者の武器を折ったり馬車の車輪を破壊してたりしていた。キリとエイムも、いつもの服装ではなくメイと……そして、盗賊団の面々とお揃いの格好である。



――盗賊団員となっていた。



(……私、なんでこんなことやってんのかしら)



――その始まりは、ただの偶然。



「止まれぃ……!」
 一行の行く手を塞ぐ形で、左右の木々が揺れて人影が飛び出してくる。
「俺たちゃ、泣く子も黙るトリーム団……!」
「命が欲しけりゃ、金目のモノを置いていきな……!」
「あと、食料も……!」
「というか、出来れば食いもんを重点的に……」
 そんな声と共に現れたのは、屈強な男たち………………では、なかった。



「……ねぇキリ。それ、本当に魔法使ってないの?」
 キリの後を歩きながら、メイは疑問の声を投げた。
「魔法、って形じゃ顕現させてないかんね。相手の魔力にちっと干渉してやってるだけさ。人間脆いもんで、身体ん中の魔力が乱れるだけで立ってることも出来なくなるんよね」
「だけって……他者の魔力に直接干渉するだなんて話、聞いたことないんだけど……」
「ま、聞いたことがないってのとありえないってのはまた別のお話ってことよな」
「確かに、アナタに会ってからはそんな経験ばかりね……」
 現代の人類に使用出来る最高位を遥かに超える高階位魔法を使ったり、既知の魔法を想像もしていなかった方法で使ったり。そういったことを思い出すと、確かにこの程度いちいち驚くほどのことでもないかという気がしてくる。
 そんな風に考えている自分に、だいぶ「毒されてるな」とメイは苦笑を浮かべだ。
「ここは行かせ……ぐぁ!?」
「待……ぐはっ!?」
「そっちは……ぐべっ!?」
 キリの行く手を阻める存在は、何もない。あえて言うならば、キラキラとした目でキリの真似をしようとして「こらこら、そんな乱暴にぶっ込んだら普通に死んじゃうからやめときなさい」と止められているエイムくらいか。
「んはは、にしてもわざわざお宝の在り処を教えてくれるたぁ親切さんばっかだな」



――襲ってきた盗賊たちを、逆に襲い返し。
――そして。


口絵1公開用


「おはようです?」
 自分を見つめる瞳がもう一対あることに、遅れて気付いた。
 他に比べて、随分低い位置にあったからだろう。
 どこか不吉さを予感させる、血の色のような……なのに、なぜか目が離せなくなる光を宿している瞳。全ての光を吸い込んでしまいそうな漆黒の髪が、サラリと揺れる。見た感じ、自分よりも少し年下くらいか。しかしそのあまりに整った造形は作り物めいてさえ見え、これが彼女の完成形なのだと言われても十二分に納得出来る。
「ボクはエイム! 立派な魔王を目指して修行中の身なのです!」
 けれど、ニコリと笑うと途端に幼さが前面に表れて。
 ようやく、彼女が血の通った生物であると認識出来た。
「あ、あぁ……オレは……」
 エイムと名乗った少女が、後半何を言っているのかはよくわからなかったけれど。
「カッチェ……」
 その瞳に見つめられていると、何かを言わなければいけないような気がしてきて。
「トリーム団の頭領、カッチェだ」
 カッチェは、気が付けばそう名乗っていた。



――二人の少女は、出会った。



「安心して欲しい!」
 そんな彼らに、キリはニッと笑って見せる。
「このキリ・タカゼキによるブートキャンプが終わる頃には、全員がこのくらい余裕で建てられるようになっている! そんな己の姿を、頭の中に思い描いてみよう!」
 そこで、少し間が空いた。
 カッチェを筆頭に、トリーム団の面々はどこかうっとりとした表情となっている。恐らく、キリに言われた通りに理想的な自分たちの姿を思い浮かべているのだろう。
 一同の心にキリの言葉がスルリと入っていく様が、見て取れるようだった。
「さぁ、諸君!」
 もう一段階声を大きくして、キリは大きく手を広げる。
「家を! 建てるぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』
 その応答には、最初に提案した時は比べ物にならない程の熱量が込められていた。
「建てるです!!」
 なぜか、エイムのやる気まで上昇している様子である。
 そんな光景に。
(見事に煽られてるわね……)
 一人、冷静な立場で苦笑を浮かべるメイであった。



「綿の群生地……? 材料の持ち込みをしたってこと?」
「いや? そのまま俺が使ったんだけど?」
「……うん?」
「うん?」
 何やら認識に齟齬が生じているような気がしてメイが首をかしげると、なぜかキリも首をかしげ返してきた。
「今の言い方だと、アナタが手縫いしたように聞こえるんだけど……」
「えっ、そう言ったつもりだけどわからなかった……?」
「ちょっとやめて、その可哀想な子を見る目。微妙に久しぶりだけど、全然懐かしい気持ちにもならないし」
「じゃあ、また哲学の話でもする?」
「何がじゃあなのかわからないし別にしたくもないしそもそもアナタと哲学の話をした覚えもないわ……って、そうじゃなくて」
 またも果てしなく話が脱線していきそうな予感を覚えて、メイはコホンと咳払いを挟む。
「アナタ、お裁縫まで出来るの?」
 また一つ、キリの新たな能力が発見されたようである。
「あれ、言ってなかったっけ? 俺と弟子っ子の服も俺が作ったんだけど」
「初耳だけど……」



「姫さんって、本当に姫なのか疑わしい場面の方がどっちかっつーと多いよな」
「……褒め言葉として受け取っておくわ」
 実際、メイとしてもお姫様然とした振る舞いをしているつもりはない。
「んはは、褒めてる褒めてる」
「それ、狂戦姫的な意味でじゃないわよね……?」
 いつも以上に緩い笑みを向けてくるキリを、半目で睨む。
「え、狂戦姫って何その不気味なフレーズ……姫さんの発想力が怖い……」
「アナタねぇ……」
 わざとらしくドン引きの表情を返され、メイの頬がヒクついた。
「んはは、悪ぃ悪ぃ」
 キリが顔に笑みを戻す。言わずもがなではあるが、からかわれただけらしい。
(まぁ、冗談を言い合うっていうのも親しくなった証よね……)
 そんな風に、自分を納得させる。
(……割と、最初の頃からこんな扱いだったような気もしなくはないけど)
 直後に浮かんできた考えについては、気のせいだと思い込むことにした。

口絵2完成公開用完成



――盗賊団での、穏やかな(?)日々。



「ボクも、おとーさんおかーさんのこととか全然知らないです! でも、ししょーがいるからだいじょぶなのです!」
 エイムが、手を上げてピョンピョンと跳ねる。
「ボクも、ししょーに全部もらったです! だから、ボクの全部をししょーに返すです!」
 それは、以前にも聞いた言葉だ。
 記憶を失ったエイムにとっては、キリと過ごした時間だけが全てで。
 全てを与えてくれたキリのために生きて、彼のために死ぬのだと。
 その感覚は、未だメイにはわかりかねるところだったが。
「おっ、そうなのか。わはは! じゃあオレたち、お揃いだな!」
「お揃いです!」



「んはは。ま、その分伸び代と成長速度は折り紙付きだ。焦らずゆっくりやんな」
 雰囲気を緩め、キリはもう一度カッチェを撫でる。
「そんかわし、今日の午後は自由時間にしていいとしよう」
「ホントか!?」
「んはは、好きに野山駆け回るのもまた鍛錬だ」
 神妙だったカッチェの顔に、パッと笑顔が咲いた。
「じゃあエイム、昼からはとっておきの場所に案内してやるよ! なんとそこには……おっと、これ言っちゃダメだな。わっはは! 見てのお楽しみだ!」
 大口開けて、豪快に笑う。
「はいです! 楽しみです!」
 ニコニコと、エイムの笑顔もいつも以上に輝いていた。
「おら、その前にまずは飯だ。とりあえず、シャワー浴びてその泥全部落としてこい」
「おぅ!」
「りょーかいです!」



「あの花とあの花は、食べられるです。あっちのは、根っこに毒があるので注意が必要なのです。あれは、食べられるけどちょっとマズいのです。それから今あそこの花に寄っていってる虫は、炒めると結構おいしーです」
「お、おぅ……それは、女らしさ……なのか……?」
 なんとなく違うような気はしたが、一応疑問形に留めておく。
「つーか、アニキはそんなことまで教えてくれんのか……」
「ししょーも教えてくれるですけど、今のはメイさんに教えてもらった知識なのです」
「お、おぅ……」
 カッチェの中で、やはりこれは女らしさではないとの確信が生まれた。




――姉妹のように仲良くなった少女二人も、元気に明るく過ごしていた。



「まー、実際さぁ。姫さんは、何のキナ臭さも感じてないわけ?」
 特に隠す気もなかったのか、キリはあっさりと語り始める。
「こいつらの最初のヘッポコっぷりは、姫さんも知っての通りだ。なら、そんなヘッポコ共を率いて十年近くも盗賊団やってた前団長ってのは何者だ?」
 それは確かにメイも当初から思っていたことであり、昨日トリーム団の成り立ちについて聞いてからますます疑問を深めた部分でもある。
「そんな団長が抱えてた赤ん坊ってのはどこで拾ってきたもんなんだ? まして……」



――けれど、それは永久に続くものではなく。



「あっ……あっ……」
 カッチェの口からは、もう呻きとも吐息とも取れないようなものしか出てこない。
(オレ、死ぬのか……)
 胸を占める感情は、恐怖を通り越して諦観とも呼ぶべきものへと変わっていた。
 仇を前にしながら、怒りを抱く余裕すらも失っていた。
(オヤジみたいに、殺されるのか……)



「じーさんも知らねーってことは、ここ三百年でメジャーになった現象ってわけでもなさそうだな」
「少なくともワシの耳には入っとらんな」
 そんな風に話し合うキリとバークレイの傍ら。
「……いや、二人共呑気に喋ってる場合かよ!? どうすんだ、あれ!?」



「ふざけ……」
「ふっざけんな!」
 メイの言葉に被さったのは、幼さの残る少女の声だった。
「てめぇが……! てめぇが皆の村を……! オヤジを……!」



――明らかになっていく、過去の因縁。



「ししょー」
 すると、エイムの表情は前向きなものとなった。
 その目には、決意の光が宿っているように見える。
「ボク、カッチェさんたちを助けるです!」


――ある者は、成長を見せ。




「オレをどうするつもりだ……?」
 カッチェに出来るのは、より一層力を込めて睨むことくらいだ。
「まぁ、そう急ぐこともあるまい。もう少し昔話に付き合いたまえ」
 ジンは、何の痛痒も感じた様子はない。
「お前がお前として存在していられる時間も、もう残り少ないのだからね」



――ある者は、思惑を抱き。



(俺は……何だ……?)
 いくつもの戦場を通り過ぎる。
 それは、かつて実際に駆け抜けた光景。
 実際に目にした地獄。
(俺は……高関桐……)



――ある者は、『何か』に囚われる。



「キリ……?」
 しばらく待ってみても、キリは一向に動こうとする気配を見せない。
「……開けるわよ?」
 メイは、そう断って扉の前に立った。
 深呼吸一つ。
 ゆっくりと、扉を開けていく。



――絡み合う運命を前に、メイは何が出来るのか。
――その先に、何を見るのか。



「死ね」



――勇者と。



「消えるです」



――魔王と。




「キリィィィィィィィィィィィィィィィィ!」



――お姫様。



「じゃあな……また会おうぜ!」
「はいです! また、です!」



――彼らの物語が、どんな終焉を迎えるのか。



(って、深い絆だなんて……それじゃ、まるで深い関係になりたいみたいじゃない……! いやまぁそりゃなりたくないわけじゃないけど……って、そうじゃなくて! これは、その……仲間として! そう、あくまで仲間としてだから! エイムちゃんやバークレイ様と一緒に、その、そういう感じのアレだから!)



――今はまだ、誰にもわからない。



カンスト勇者の超魔教導2 キャラクター紹介的なもの

どうも、はむばねです。
でぇじょうぶだ、熱は下がった。
最近は割と持ち直す系作家、はむばね。
他の症状なんかもないですし、やっぱ疲労から来るものだったんでしょうね。

ただ、進捗は大丈夫じゃないです。
昨日は結局抑えめにしときましたし、今日もめっちゃ寝てしまいましたからね……。
まぁそれで復帰出来たので必要経費ではあったわけなんですが、やべぇもんはやべぇ。

というわけで、早速キャラ紹介に入って参りま。



キリ

★高関 桐(たかぜき きり)
 レベルカンスト級勇者様。
 魔王としては品行方正が過ぎる(?)弟子を案じ、今回盗賊団に入った(乗っ取ったとも言う)。
 家事スキルもEXクラスであり、盗賊団ではオカン的ポジションをこなす。

「ただいま~」
「おぅ、おかえり。もうすぐ飯の準備も出来っからね。とりあえずシャワー浴びてきなよ。姫さん、いつも以上に獣臭がやべぇぜ?」
「まぁ、さっきスモールボアーの血をモロに浴びたからね……ていうか、いつも獣臭がしてるような言い方やめてもらえるかしら……」
「えっ……? もしかして、気付いてなかった……?」
「本当っぽい反応するのもやめてもらえる……?」
「なんか、ごめん……」
「だから真面目な顔で謝られると本当みたいになっちゃうでしょ!? ………………えっ? ちょっとねぇ、冗談なのよね……? それとも、まさか本当に……?」
「んはは、冗談冗談。ちゃんと姫さんは常にお花のいい匂いに包まれてるよ」
「そんな人間もどうかと思うけれど……」
「ホントだって。ほら、こうして嗅いでみると……」
「ぎゃー!? 今は本当に獣臭いんだから顔近づけてくるのやめて!」
「んはは。ぎゃー、て。姫が上げる声じゃねーな」
「姫だって、驚いたらぎゃーって言うわよ……」



メイ

★メイ・スキュール(めい すきゅーる)
 キリたちの存在に慣れすぎて、ちょいちょいツッコミを忘れつつあるツッコミ役。
 旅の行き先を任せていたところ、なぜか盗賊団に入ることになっていた。
 盗賊団では主に狩猟や訓練指揮などの肉体系作業を担当する。

「姫さんって、姫らしくないスキルばっか率先して習得してる感すげぇよな」
「……庶民的で親しみやすいって感じの意味で、褒め言葉として受け取っておくわ」
「いや、普通庶民は人のオトし方を鮮やかに披露したりしないっしょ……」
「急にドン引きした感じになるの止めてもらえるかしら……?」
「いやでも、実際褒めてはいるんだぜ? 親しみやすい狂戦士的な意味合いで」
「親しみやすい狂戦士って、どういう存在よ……」
「親しみやすい狂戦士ってのは、狂戦士に親しみを覚えない奴を片っ端から殺し尽くした狂戦士だけが得られる称号さ」
「それ、やればやるほどむしろ親しみ覚える人いなくなっていくでしょ……」
「だから親しみやすい狂戦士は、誰にも親しまれない存在でもある」
「何その、ちょっと哲学的っぽい存在……?」
「おっとー? はい、いただきましたー。哲学的のくだりー」
「どうしてそんなに嬉しそうなの……?」
「ところでこれ、何の話? 姫さん、隙あらば話逸らしてくるよね」
「隙あらば人に濡れ衣着せようとするのやめてもらえる!?」



エイム

★エイム(えいむ)
 師匠至上主義派な魔王幼女。
 無論、師の言うことであれば盗賊団に入ることを厭うわけもなく。
 だが、そこで初めて出来た同世代の友人の存在によって少しずつ心境に変化が生じていく

「だいじょぶです! ししょーが加わったいじょー、トリーム団はすぐに大とーぞく団になるのです!」
「確かに……お前のお師さん、すげぇもんな……ぶっちゃけオレ、お前らと会った時にはもう死ぬもんだと思ってたんだけど……今はこんな元気になれたし……」
「ししょーにとっては、そんなのらくしょーなのです!」
「皆に飯も食わしてくれたし……服もくれて……」
「ししょーは、みんなの恩人さんなのです!」
「あぁ、恩人だ。昨日の飯、すげぇ美味かったし……またあんなの食えんのかなぁ……」
「昨日のは、びょーいんしょく? って、ししょー言ってたです。みんなししょーの《調体》で元気になったですから、今日からは普通のご飯になると思うです。昨日より、もっと美味しくて量もいっぱいなのです!」
「あ、あれよりもっとなのか……!?」
「ししょーは、頑張った子にはおまけもしてくれるです!」
「おまけまで……!? こりゃ、頑張らねぇとな……!」
(……んんっ?)
「ししょーは、偉大なのです!」
「おぉ、そうだ……お前のお師さんはホント偉大だよ……!」
「ししょーに従ってれば、全部安心なのです!」
「そうだな……新しい家まで作れるって言うし……」
「だから、ししょーの言うことはちゃんと聞かないとダメです?」
「わかった! オレ、なんでも言うこと聞くよ!」
「……いやこれ洗脳入ってるわよね!?」
「せんのー……? どゆことです?」
「素でやってるのが逆に質悪いわね!?」



カッチェ

★カッチェ(かっちぇ)
 盗賊団の頭領少女。
 先代から団長の座を受け継ぐも結果的に盗賊団を壊滅寸前にまで追いやってしまい、自分の力不足を痛感していた。
 そこにキリが現れ、団を立て直した上に自分たちを鍛えてくれる彼を崇拝……もとい尊敬している。
 大人の男に囲まれて暮らしてきた彼女にとってもエイムは初めて出来た友人であり、親友と呼べる存在に。
 楽しい日々を過ごしていたが、とある過去の因縁が迫り始めて……?

「な、なぁエイム。もしかして、お前もあんなこと出来んのか……?」
「流石に、あんなのは無理なのです!」
「だ、だよな……?」
「ボクがやると、もうちょっとガタガタになっちゃうと思うです」
「お、おぅ……ちょっとガタガタになる程度を許容すれば出来るは出来るのか……もしかして、魔導士ってそんなすげぇ奴ばっかなのか……?」
「……カッチェちゃん。これからキリやエイムちゃんと付き合っていく上で、大切なことを教えるわね。彼らのやることは大抵、世界でもこの二人にしか出来ないようなことだと思っておきなさい。間違っても、それが一般的だなんて思っちゃいけないわ。いちいち驚いてると疲れちゃうから、適当に流すことを覚えるのが大切ね」
「お、おぅ……」
「まぁ、そのうち慣れるわよ」
「それ、慣れていいやつなのかな……?」



バークレイ

★バークレイ
 素直になれない系ジジイ。
 とりあえず魔法をブッパすることと料理の腕には定評がある。
 それを活かし、盗賊団でも頼れる年長者ポジションに(主に後者のスキル的な意味で)。

「んはは、飯の時間だぞー」
「ふん……今日のメニューは角ウサギのステーキに山菜のリゾットと、アスクダケのスープじゃ。干しイチゴも用意してあるので、欲しい者は申し出るが良い」
「うんめぇ! じーちゃん、今日もめちゃうめぇな!」
「ふん、当然じゃ。ワシが作っておるのじゃからな。ほれ、おかわりもあるぞ。こらそこの貴様、ニンジンを残すでない。苦手? 愚か者め、そんなことはそれを食ってから言わんか。ほれ、イケるじゃろう? ちゃんと苦手な者でも食えるように味付けを工夫しておるのじゃ。ほう、貴様はもっと筋肉を付けたいのか。なら肉を食え肉を。ほれ、大盛りにしてやろう。こりゃ、そっちの貴様は肉ばかりを食い過ぎじゃ。野菜も食え。魚もな」



という感じで、1巻メンバーに新キャラも加わった第2巻!
いよいよ明後日発売です!


まぁ、そうなるな

どうも、はむばねです。

DSC_0286.jpg

\(^o^)/

いやー、なんつーかアレですね。
コイツ、最近マジで遠出したら確実に体調崩すようになってやがるな。
まぁ正直、覚悟はしてたっていうか崩れるだろうなとは思ってましたけどね。

というわけで、今日は引きこもってゴリゴリ作業してました。
ホントはね、病院行こうと思ったんですよ。
でも、昼頃からちょっと熱が下がってきたのと。

DSC_0288.jpg

(光の具合で見辛いですが、6.9度です)

あと、寒すぎて無理でしたね。
いやマジで、病院行こうと思って支度して外にまで出たんですよ。
でも、最寄りのコンビニまでしかたどり着けませんでした。
アカン、これは病院まで行くことでむしろ体調悪化するまである……と思った次第。
とりあえずコンビニでジャンプとご飯だけ買って帰りました。
明日も熱が続くようだったら、流石に病院行きます。


まぁそれはそうと、カンスト勇者2巻いよいよ明々後日発売なのでよろしくお願い致します!
やや熱でボーっとする中で作業し、宣伝のあれこれもようやく整って参りました!

«  | ホーム |  »

プロフィール

hamubane

Author:hamubane

たぶんライトノベル作家的なもの


Twitter

既刊情報

最新コメント

最新記事

カレンダー

01 | 2018/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
ブログ (4459)
スタンプ・デッド (73)
情報系 (24)
短ネタ (35)
太陽で台風 (2)
しゅーかつ (18)
レパートリー確認PJ (27)
自著を無理矢理褒める (7)
感想 (337)
天神周辺グルメ (54)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR