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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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異世界創造の絶対神1

どうも、はむばねです。
はいはい感想感想。
結構頑張って読んでるつもりなんですが、このままのペースだと今年中に100冊読めないことが判明して草w
100冊ってそんなに高いハードルだったっけ……言うて週2で読めばいいだけの話やろ……?
いやまぁ、冬の間にあんま読んでなかったことが原因なのですが。
そういう意味では、『今の』ペースならたぶん間に合う計算ではある。
しかしここに来て徐々に忙しくなってきており、またインプットが滞る予感。
マジで、読める時に読んでおかねば……。

というわけで、感想いってみましょう(雑な繋ぎ)。
本作は、一昨日までちょっと連続で感想を上げてた『魔法剣士のエクストラ』の若桜先生の別作品ですね。
割と終盤までネタバレしておりますのでご注意を。

異世界創造の絶対神1 (HJ文庫)
若桜拓海
ホビージャパン (2016-09-30)
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あらすじはAmazonより抜粋。
>全ては神<ボク>の思うがまま!!
>
>高校生・天霧シンは神である。
>突然異世界に飛ばされた挙句、世界を創造し、思うが儘に改変する力を手に入れてしまった彼は、異世界に飛ばされて戸惑う彼を救った騎士の少女、ティナの手助けをすることを決意する。
>鍛冶師として国になじみ、ティナとの交流を深めるシン。
>しかし、ティナに待ち受けていた運命とは、神としての記憶を封じる前の自分<シン>が定めた、死の運命だった――!!
>全能系異世界バトルファンタジーここに開幕!!

若桜先生の主人公最強描写、好き。
にしても今回は、あまりにも無体なレベルの強さでワロタw
ガチの(割と本来的な意味での)チートやんけwww
流石は『神』やでぇ……。

一方、ティナさん(ヒロイン)の優しさは聖女級やな……。
……と思ってたら、マジで『聖女』って言われてるのか。
まぁ、さもありなんというところではある。
ぶっちゃけ客観的に見ると、シンくん(主人公)の存在とか言動とか怪しさ大爆発ですからね。
それを、(自分が信じてあげないと)この世界で一人ぼっちになっちゃうから、とかいう理由で信じられるとはな……。
いっそ、心配になってくるレベル。
大丈夫? 怪しい壺とか買わされてない???

そしてあと二人のヒロイン、シロさんとクロさんもまた色んな意味で濃いなw
大丈夫? 忠義心ちゃんと設定されてる???

にしても、わけわからん状況に放り出されるというのは異世界転移の王道の一つではありますが。
そのわけわからん状況が過去の自分(ただしその頃の記憶はない)によって引込されているというのはなんとも皮肉な状況。
(覚えはないけど)自分がやったことだけに、気持ちの持って行き場が難しいところですね。
とはいえ、シロさんクロさんに八つ当たりすることなく自分自身をその対象にしたシンくんはえらい。
こういう細かいところで好感度を積み重ねてきますね。
しかしシンくん、煽りスキルも一級品でワロタw

ティナさんが、実のところ『ただの良い人』ってわけじゃなさそうってところも流石。
こういう側面があると、キャラの深みが増しますよね。
……と思ってたら、天然気味なところはガチなんかいw

しかし、衣食住保証された天空の島付きとは至れり尽くせりですね。
しかも、A5和牛のすき焼きなんかも出してくれるというw
異世界感はゼロですがw
これは恵まれた環境やでぇ……素直に羨ましい。
こう、主人公に対して『羨ましい』と思わせる要素って重要ですよね。

シンくんの工房が爆速で超人気店になるのもワロタw
その間、僅か三行である。
神の力を使ってるからね、仕方ないね。

国が滅ぼされるのも一概に悪いこととは言えない、というのも、なるほどという感じ。
国民からすれば上が変わるだけですし、むしろ滅んだ方が環境が良くなるパティーンすらあり得るわけですね。
今回の場合が、まさにそうなわけですけれど。
こういう説明をする時は、クロさんはガチ有能ですよね。
普段は下ネタ王ですがw
ともあれ、自分の考えが浅かったことを素直に認められるシンくんも素敵。

んでんでんで。
騎士さんたちはチンピラだったわけですが、その最上位である聖騎士さんが普通に有能だったのも良いですね。
シンくんの、あえて無礼な態度を取るスタイルにも平然と対応してましたし。
散々言ってる通り、ワイは上に立つ人が普通に有能な作品がめっちゃ好きなんや……。
とはいえ、国の中枢がスパイ天国だったりと国そのものはマジ終わってる感じですが……。

からの、他ならぬシンくん自身が国をぶっ壊す展開ですか。
この無茶苦茶っぷり、まさしく『神』ですねー。
最後は人の手で、と託すところも神っぽい。
シンくん、立派に神ムーブしてますなー。
かつての(記憶をなくす前の)シンくんが必要としていた最後のピースこそが『人の心』だった(のではなかろうか)というのも、なるほどという感じ。

そして、最後はとても気になる予言(的なもの)をぶっ込んできましたねー。
果たしてこれがどんな形で訪れるものなのか、今後の展開が楽しみです。

という感じで、総じて。
文字通り、『神』となった少年の物語。
壮大なスケールを予感させつつも軽妙なやり取りが楽しく、続きを読むのも楽しみな1巻でございました。
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少年は垣根を越える ~人間社会の落ちこぼれ、亜人の眷属になって成り上がる~

どうも、はむばねです。
本日は、久々になろう小説の感想なわけですが。
本作は、『聖なる騎士の暗黒道』で第12回HJ文庫大賞で金賞を受賞された坂石遊作先生の作品ですね(受賞作についての私の感想はこちら)。

聖なる騎士の暗黒道 (HJ文庫)
坂石遊作
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受賞作が面白かったので、最近なろうに投稿されていた本作も読んでみた感じです。
というわけで、感想いってみましょう。
なお、そこそこ重要なとこのネタバレを含んでおりますのでご注意を。


少年は垣根を越える ~人間社会の落ちこぼれ、亜人の眷属になって成り上がる~

異世界現地モノ。
無能と蔑まれていた主人公だったが、実は……系ですね。

んで、本編はケイルくん(主人公)は迫害されているところから始まるわけですが。
迫害シーンも程々に、ミュアさん(妹)という全面的な味方がいることを示してくれるのが上手い構成だと思います。
おかげであまり嫌な気分にならず、むしろミュアさんのブラコンっぷりが笑えました。
実質ケイルくんがミュアさんのヒモ状態となってるわけですが、ケイルくんがそれを『借金』と認識してちゃんと返すつもりでいるところも好き。
聖なる騎士の暗黒道の時といい、こういうところで好感度を高めてくれるのが良いですね。
友人に対して一方的に助けられる関係になりたくない……それはもう友人ではなくなってしまう、という価値観も、ちゃんと男の子してるなって感じです。

クレナさん(ヒロイン)がケイルくんに対してちゃんと護衛としての報酬を提示するのも良き。
労働には報酬を。
ブラックが蔓延する世の中だからこそ、物語の中でくらいはちゃんとしたいですね(大げさ)。
優しさは美徳ではありますが、それに依存しない関係性が個人的に好きなところです。
にしても、日本円換算で日給20万円近くは破格すぎてワロタw
とはいえ、(恐らく)オンリーワンの技能があるのに加えて危険手当も含まれるとなれば妥当ではあるのかもしれない。

ケイルくんの能力が眷属になることによって発揮されるというのも、なるほど。
これまで能力が発現しなかった理由としても納得出来る。
ちゅーか『眷属』という言葉の響きから一生隷属する系かと思ったのですが、意外とカジュアルになったり戻ったり出来るのね。

ともあれ。
ギルドの依頼達成を経てからの、舞台は吸血鬼領に移りまして。
今回のイベントボス的存在とのバトルでは、吸血鬼として頂点の『格』を見せつける様が爽快でした。
つーか、バトルにさえなってないっていうね。
まさしく『圧倒』である。
ていうか、世界中全ての血を支配下に置くとか滅茶苦茶やべぇな……。
無体っぷりがハンパねぇ。

からの展開は、外道相手とはいえ容赦ない扱いで草w
まぁ実際、そのまま死ぬのに比べれば有情もいいとこなわけですけれど。
下手な野望に取り憑かれていただけで元は温厚だった、ってところも救いのある感じで良かったです。

そして、ケイルくんの能力の真髄も明かされるわけですが。
思った以上に無体というか、やべぇ能力だな……。
確かにこれは、全勢力が放っておかない……というか、放っておけるわけがない存在ですね。
ぶっちゃけ、敵に回した時点で詰みまであるで。
自種族を一切接触させないか、成長しきる前に潰すくらいしか対処法が存在しないのではなかろうか。
下手なウイルスとかより断然タチが悪くて草w

という感じで、総じて。
『無能』と蔑まれていた少年に宿っていた『能力』は、思った以上に凄まじいもので。
種族間の勢力図を書き換えかねないこの力が世界にどう影響を及ぼしていくのか、今後の展開も楽しみです。

魔法剣士のエクストラ5

どうも、はむばねです。
今日は完全に夏の空気感でしたねー@福岡。
気温もさることながら、あのムワッとした感覚やアスファルトの熱せられた匂いが凄い『夏!』感が出てました。
ちょっと涼しい夏の日、という感じ。
……こいつ、昨日の今日でまた気温の話してるな?
こ、今回は気温そのものじゃなく空気感の話なのでセーフ……。

というのはともかくとして、感想です。
全体的にそこそこネタバレしておりますのでご注意を。

魔法剣士のエクストラ5 (HJ文庫)
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あらすじはAmazonより抜粋。
>大魔決戦祭直前、エリサは過去と対峙する!!
>レガリアマギカへの登壇権を争う四臣戦。
>予選を勝ち残ってその一枠に収まり、また一歩頂点へと近づいた紗奈美たち新星魔導騎士団だが、その最初の相手・教導銃騎士大隊との戦いにおいて、エリサは己の過去を知る因縁の相手と対峙することに。
>一方零人は、戦いに積極的ではない特異な使徒座との邂逅を果たし、使徒座の真の目的へと迫る――。

前巻の感想はこちら

おっ、今回は(1ページ目こそ不穏ですが)割と明るい感じのスタートですね。
エリサさんはちょい思いつめ気味かもですが、それも前向きな気持ちあってこそですし。
からの、零人さんとの『特訓』風景も久々。
リンデさんが加入してからは、自主訓練がメインでしたし。
零人さんは零人さんで、裏で色々忙しかったですしね。
しかし、やはりこの秘密の特訓感というか、零人さんから直々に伝授される感じは良いですね。
にしても、割と脳筋気味の強化方法で草w
しかし、結果的に発生する事象はともかくとして、ちゃんとゴリゴリ理論立てて説明してくれるのが零人さんらしさ。
からのラブコメ時空発生はワロタw

にしても、今回は公私共に(?)エリサさんメイン回ですね。
ほんで、過去最大のラブコメ回だなwww
リンデさんとアンさんについては、初ラブコメ?
3人から5人に増えたこともあり、零人さんが押されっぱなしで笑うw
戦闘なら無敵の零人さんも、こっち関係は一般的なラブコメ主人公レベルですね……w

かと思えば、突然の接敵。
いや、マジで突然だな……敵ながら、もうちょっと流れとか読んだりしないんかいw
今までの人は、割とそういうとこあったのに。
まぁ考えてみれば、元々一枚岩ではない……どころか、露骨に意思の統一が取れてなさそうな集団ですしね。
……とか思ってたら、ここでもラブコメ時空(?)が発生してて草ぁ!w
なんか堕天宣団の刺客の方々、巻を追うごとに自由な人になっていってない……?w

一方、エリサさんが抱えた『過去』は思った以上に重い感じ。
ほんで、アルマさんも予想以上にエグいですね。
アルマさんというか、コミュニオン全体が、ですが。
生徒を使い捨てにする方針とか、ちょっと必死すぎんよ……。
しかし、だからこそ『覚醒』の場としてはこの上ないですね。
そしてエリサさんの『覚醒』が『乗り越える』とか『受け入れる』とかじゃなくて『振り返る』ことだったというのも熱いポイント。
こういうとこでテンプレを裏切ってくるのが流石若桜先生ですね。
結局『覚醒』しても真っ向からの力勝負ってところも、実にエリサさんらしいと思いました。

んで、敵さんの根幹に関わるっぽい? 情報も出て参りまして。
いよいよレガリアマギカへの出場権へも王手がかかり、続きがますます楽しみ……では、あったのですが。
2015年を最後に続刊が出ていないということは、そういうことですよねぇ……。
残念ですが、まぁ仕方ない。
(他の若桜先生作品に)切り替えていきましょう。

という感じで、総じて。
重い過去を受け入れての覚醒が熱く。
今回はラブコメ感強めにしてシリアス感も強めと、両面で魅せてくれた5巻でございました。

魔法剣士のエクストラ4

どうも、はむばねです。
びっみょーな気温が続いておりますね@福岡。
日中に外にいると、普通に暑いんですけども。
朝晩は、むしろ肌寒いくらい。
日中でも、屋内なら涼しいからちょい肌寒いくらい?
絶妙に服装のチョイスに迷いますね。
薄手の上着があればちょうど良いのでしょうけれど、あんまそういうの持ってないんですよね……。
……どうでもえぇけど、ここ最近気温の話多いな。
実際微妙な気温が続いてるからね、仕方ないね。
ていうか、一昨日辺りから一気に暑くなる予報だったのでは……?
いやまぁ、過ごしやすい気温ではあるんでむしろありがたいんですけども。

というのはともかくとして、感想です。
割と隅から隅までネタバレしておりますのでご注意を。


魔法剣士のエクストラ4 (HJ文庫)
若桜拓海
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あらすじはAmazonより抜粋。
>大魔決戦祭「統一予選会」が開始! イルマの覚醒なるか!?
>
>アンネッタがチームに加入したことにより、大魔決戦祭の予選、統一予選会<スートディビジョン>への出場資格を得た紗奈美たち新星魔導騎士団。
>破竹の勢いで予選を勝ち抜き決勝へと駒を進める彼女たちだが、準決勝でイルマだけ撃破されてしまう。
>イルマは自分がチームの穴であると思い詰めてしまう中、統一予選会決勝に爆破予告が届き――。

前巻の感想はこちら

今回も不穏な冒頭……からのアンさん可愛い、からの訓練描写へ。
リンデさんに引き続き、アンさんもキッチリとチームに溶け込んでるのが良いですね。
色んな意味で、ですがw
元々奇跡を引き寄せるタイプのチームだったのが、アンさんの加入によって安定感を手に入れたというのも良き。
単純に火力が増すだけじゃなく、タイプの異なるメンバーのシナジー効果によってチームが『強く』なってる感がひしひしと感じられます。

んで、統一予選会もいよいよ始まるわけですが。
ぶっちゃけ、今更そのレベルが相手になるのか……? という感は拭えませんよね。
それこそ、世界の危機レベルの戦いに(一応)参戦してるわけですし。
予選会の優勝を4チームが寡占してる『四臣』とか言われても、お、おぅ……という感じがなきにしもあらず。

ともあれ、嵐の前の静けさ的な休日編。
意外な面は見せつつも、それでもそれぞれの個性が出てていいですね。
個性というか、国民性というか。
そんな中、休日に何をしていいのかわからない紗奈美さんがクッソ愛しい。
真面目すぎて休むのが下手系女子、何気に凄い好きなんですよね……。

朔耶さんの掘り下げがあるのもいいぞーこれ。
前巻、ヘイト担当キャラかと思いきや一気に(私の中の)好感度を掻っ攫っていきましたからね。
現在(私の中の)ヒロインレース先頭まであるで。
しかし、零人さんの立場からするとクッソ迷惑な人で草w
でも、零人さんもそんな朔耶さんのことを(たぶん)微笑ましく思ってるからね、仕方ないね。

そんなほのぼの(?)を経て、事態は一気にシリアスに………………ならなくて草w
ここで(物理的に)乗り込んでくるとは、流石は女王様やでぇ……。
しかしその事実すら零人さん以外に対してはなかったことにするとか、マジで流石の一言。
コメディシーンでもキャラの格を下げない……どころかむしろ上げてくるとこ、若桜先生も流石すぎる。

ともあれ、統一予選会に入りまして。
基本は、クッソ圧勝が続くわけですが。
相手が舐めプしてきたわけではなく、むしろちゃんとリサーチして作戦を立ててきた相手を全力で叩き潰すところがベリーベリーグッドですね。
いやホント、こういうとこが凄い好きなんですよ。
主人公サイドをageるために相手をsageるのではなく、十全を尽くしてくる相手に圧勝するからこそ強さが映えるわけなのです。

で、零人さんはそれと並行してテロ事件への対策にも迫られるわけですが。
零人さん自身を『使う』のが目的だったというのは、なるほど。
しかし、直前でそれにちゃんと気付く辺りが流石零人さんって感じです。
敵もアッパレながら、それを超えるからこその零人さんですよね。
ここもまた、相手がショボいわけではなく、むしろ巧妙だからこそ零人さんの凄さが際立ちます。
にしても、まだ見せていない手札があったとは……まだまだ、零人さんも全く底が見えませんね。
そして、それすらも見越していた敵さんもお見事でした。

という感じで、総じて。
生徒さんサイドでもついに『壁』を超えるほどの覚醒が見え始めたのと平行して、敵組織の立ち回りも更なる巧妙さを見せ始め。
相変わらず、両サイド共に見せ場が多く目が離せないって感じの4巻でございました。

魔法剣士のエクストラ3

どうも、はむばねです。
はい、というわけでね。
(無駄に)徹夜明けですので。
一応、早めの時間での更新とさせていただきます。
まぁ例によって、いつもよりちょっと早いくらいの時間まで起きてることになりそうな予感はしておりますが……。

とにもかくにも、感想です。
ズバリでこそ書いていませんが、かなり重要なネタバレ要素を含んでおりますのでご注意を。


魔法剣士のエクストラ3 (HJ文庫)
若桜拓海
ホビージャパン (2014-10-31)
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あらすじはAmazonより抜粋。
>護衛魔導士<ディフェンダー>アンネッタ登場!
>
>ジークリンデもチームに本格加入し、あと一人集めれば大魔決戦祭へ出場できる紗奈美たち。
>零人は、チームの最後のメンバーとして目を付けていたアンネッタを勧誘に行くも、「キミがいるから戦祭演武者にはならない」と露骨に避けられてしまう。
>どうやら、二人の間には過去に因縁があるらしく――
>絶好調育成&バトルファンタジー"運命の星"が集う第三巻!!

前巻の感想はこちら

軽く零人さんの回想を挟んでからの、異世獣との戦闘から始まる第三巻。
比較的雑魚編成が相手とはいえ、生徒たちが既に異世獣を圧倒出来るレベルにあるのが良いですね。
というか、初戦なのにこのド安定っぷりよ。
巻ごとに物凄い勢いで成長してるのが、こういうとこでも感じられます。
リンデさんが連携の一角……どころか既に中枢を担っているのも好き。
新メンバーの加入によって生じる不和とか、そういうのが無いところがこの作品の魅力の一つだと思います。

彼女の加入によって、生徒サイドに自主性が生まれたというのもなるほど。
これは確かに、実際の戦力増強以上に新たな『視点』の加入というのが大きいのでしょう。
零人さんにとっても、予想以上の好影響って感じですね。
こういうとこでも好感度と納得感を高めてくるのが流石。

ほんで、アンさんの不登校の理由がぶっちぎりで零人さんのせいで草w
そんな理由やったんかいwww
景吾郎さん……はともかく朔耶さんといい、今回は人間関係での厄介事が盛りだくさんって感じですね。
というか景吾郎さんと朔耶さん、好感度が見事なまでに対照的で草w
まぁとはいえ、事情を鑑みれば朔耶さんの態度もわからんではない……と思わせてくるところが、若桜先生の上手さですね。
零人さんが朔耶さんのことまでちゃんと背負うって言ってることで、読んでてそこまでのストレス要因にもなりません。
……とか思っていたら、まさかのこの段階から伏線だったとはな(後述)。

ともあれ、零人さんの訓練内容がガチなのは相変わらず。
いきなり中ボスクラスに充てがうスパルタっぷりよw
まぁとはいえ、零人さんがいる以上安全装置が働いてるようなもんですからね。
命(だけ)は保証されている安全な訓練である(安全とは言っていない)。
そして、生徒さんサイドもそれにちゃんと応えるところが良き。
というかこれ、そろそろ生徒の枠超えてきてない……?
まぁこの世界、マジで上には上がいるわけですけども。

他方、こっちはホントの命がけじゃない試合も開催されるわけですけども。
これはこれで、熱い展開ですね。
チームがバラけることで、それぞれの個性がまた一段とわかりやすく表現されてますし。
アンさんの実力のお披露目としても、申し分無し。
けれどアンさんが突出しまくっているというわけでもなく、情報格差さえなければ互角ってところも上手い落とし所でした。

からの、山場突入なわけですが。
生徒さんサイドが、もうここまでの相手と戦うことになるのか……。
ほんで、にも拘わらず全員が臆せず立ち向かうこの感じよ。
マジで、成長著しいってレベルじゃねぇぞ!

かーらーのー!
朔耶さんとの確執って、そういうやつなのかよ!!!!!!!!!
虚を突かれたってレベルじゃねぇぞ!?!?!?!?
いや、マジでこれは……まさか、この場面でそっち方向に振ってくるとはな……。
どうやら私は、まだ若桜先生を見くびっていたようだぜ……。
やー、凄い好き(小並感)。

ちゅーか、「いやそこをボカす意味ある……?」ってずっと思ってた部分が、ガチで機能していたとは……。
伏線としても完璧でしたね。
マジで若桜先生の手のひらの上で踊らされましたわ。
これは感服するしかない。

ま、まぁ、それはともかく。
流石に今回は苦戦かと思われた零人さんも、迷いさえ晴れれば圧勝という貫禄。
やはり、零人さんはこうでなくっちゃって感じです。
とはいえ、その勝利もどうやら更なる困難を呼び寄せる結果に繋がったようで。
ついにメンバーも揃った生徒さんたちサイドの表の話、陰謀渦巻いてそうな裏の話、双方共に続きも楽しみな3巻でございました。

ディスキャラ メグルくん オタクがラップでギャルとバトったら、青春ラブコメ始まった!?

どうも、はむばねです。
ほいさー、今回も去年のファンタジア大賞受賞作の感想ですよっと。
本作は、審査員特別賞ですね。
今度こそは早めに感想書けたで……!(今月17日発売)
なお、先月発売された銀賞作品(甘えてくる年上教官に養ってもらうのはやり過ぎですか?)の感想はまだ書けていない模様。
鉄は熱いうちに打てと言いますか、読んですぐ感想書かないと後回しにどんどんなっていっちゃいますよね……。

と、とにもかくにも、まずはこちらの感想から。
割と隅から隅までネタバレしておりますのでご注意を。




あらすじはAmazonより抜粋。
>弱気でオタク。
>周囲の目を気にする一方でリア充を呪い、不満を「ディスノート」に書き込んで、こっそり発散。
>そんな陰キャ極まる俺、廻裏メグルに美少女・燦心からまさかの告白。
>「君に私を…ディスってほしいの!踏んでみて!(韻を)」
>変態な彼女の秘密を知って、「ラップ」を始めることに!
>なにそれ、Yoでチェケラってやつ?
>だけど、燦心といつも一緒に過ごすようになったおかげで学園生活に変化が起きた。
>オタク由来の語彙力、溜め込んだディス。
>意外に秘めた才能でBボーイをバトルで倒し、周りから一目置かれて、ラブコメ到来!?
>ラップって、もしかして学園生活最強の攻略スキル!?

本作の主人公であるメグルくんは、まぁ、割とリアルな感じで陰キャラでして。
その密かな行いも、「お、おぅ……」という感じではあるのですけれど。
それこそが燦心さん(ヒロイン)の琴線に触れたというのが面白い展開ですね。
ていうか燦心さん、独特の感性でワロタw
ラップでディスられるのが好きっていうヒロイン像は新しいなwww
ほんで、『ディスノート』言うなwww
にしても、メグルくんのアレを見てラップの練習だと思うとか発想が天使すぎるぜ……。
……あるいは、ラップバカと呼ぶべきなのかもしれませんがw

ほんで、自分が興味のあることに誘うために、相手のの好きなものついて先に調べて共有して語ってもらうとかマジ大天使。
コミュ力お化けかよ……マジでコミュニケーションのお手本じゃねぇか……。
……と思ってたら、やっぱりラップバカで草w
とはいえメグルくんの好きなものについて調べたのはガチですし、的確にディスれるのもちゃんと読み込んだからでしょうからね。
方向性はちょいアレながらも、天使なのは間違いない。
ほんで、そんな彼女がラップにハマった理由もある意味でメグルくんに通ずるものがあったというのも作劇が美味いですね。

にしても、メグルくんの適応力が凄いなw
全く望んでなかったにも関わらずそれなりに韻を踏んだラップを即興で作れるとか、割とラップに愛されし男なのでは?
恩と後ろめたさがあるとはいえ、なんだかんだ真面目にラップについて勉強するのもグッド。
ここでグダグダ言わず、前向きに取り組むところが好感度高いですね。

何気に部室(?)の許可を公式に取ってたってところも好感度高い。
地味ですが、こういうとこのリアリティがキッチリしてる物語、個人的に凄く好きです。
まぁ、燦心さんの管理状態はアレだったわけですがw
そこをメグルくんがフォローすることで、表面上だけじゃないwin-winの関係が出来上がってくところも好き。

ほんで、初のラップバトルでは当然メグルくんはビビるわけですが。
そこで奮い立つきっかけとなったのが、燦心さんが『自分の好きなものをちゃんと読み込んでくれている』のがわかったから、というのが良いですね。
これは、オタクとしても共感出来ますし。
燦心さんの天使っぷりも際立つ。
ほんで、メグルくんがオタクらしさを前面に出したからこそ勝てたという展開も熱いです。
MC金剛さんが普通に良い人なのも好き。
ていうかこの人、見た目はともかく登場時からずっと好感度高かったですからね。
なんというか、別にそこまでage描写があるわけでもないんですが、sage描写になりそうなとこがキッチリ潰されてる辺りこの作品の上手さを感じます。

というか、キャラの好感度が総じて高い。
大天使燦心さんは言わずもがな、メグルくんもちゃんと頑張れる子ですし。
部活連の西島さんも、お固そうに見えて……というかお固いはずで、実際自分の趣味趣向とは合わないと言いつつも、それでもメグルくんたちの実績をちゃんと実績として見做してくれるんですよね。
こういうとこで、「こんなのは認められません!」とかの安易な展開に行かないのも個人的に凄くこの作品の好きなところです。

榁姫さんとの確執(?)も、思ったよか穏やかといいますか。
いやまぁ榁姫さん本人からすればたまったものではないのでしょうけれど、割としゃーないというか誰も悪くない感じですし。
それでも榁姫さんのことを思えば彼女が引きこもってしまうというのも(特に陰キャなら)わかるというこのバランスが非常に上手いです。
しかし、メグルくんに接触してきたのがオタク繋がりだったからなのは草w
まぁしかし、これもオタクなら気持ちもわかるところではある。
同志の存在は貴重ですからね……。
そして、同志だからこそ自分と同じになってほしくないという榁姫さんの優しさもよくわかります。
にしても、ラップでオタク語りするんかーいwww
これはホント、この作品ならでは光景ですね……w

そして、燦心さんも榁姫さんもお互いに嫌い合ってるわけではなく。
だからこそ難しいところもあるわけですが、双方の気持ちを理解出来るメグルくんだからこそ間に入るのが最適なわけですね。
これは、ここまでの展開も上手く活きてると思います。
そして二人のため、ある意味で最大の天敵であるリア充グループに話しかけるメグルくんも熱い。
いやもうホント「ただ話しかけるだけやんけ」という話ではあるのですが、序盤のメグルくんを見てれば成長著しいことがわかるんですよ。
等身大の頑張り、という感じで非常に良いと思います。
ほんでリア充グループの皆さんも、なんだかんだでいい子たちなんだろうなと思えるのがね。
繰り返しになりますが、こういうところが個人的にこの作品の好きなところです。
優しい世界というか、変に物語のために歪められてない世界というか。
世界って思ってるより優しいものなんだぜ、というのを教えてくれているような気分になるのです。

にしても、金剛さんホントにいい人だなw
一度会っただけのメグルくんに、真摯にアドバイスまでしてくれるとは。
けれど彼との絆もメグルくんが頑張ってバトったから得られたもので、なんというか頑張りがちゃんと報われてる感があってとても良いと思いました(小並感)。
しかし、金剛さんの存在が西島さん攻略に繋がる流れはワロタw
そして、最後のアシストまでしてくれて草w
金剛さん、滅茶苦茶重要なポジションだなwww

ともあれ、金剛さんのサポートもあってメグルくんの言葉が最後のきっかけとなり。
二人が和解する流れは、うんうん良かったね……という気持ちになれました。
からの、ディスノートのくだりも燦心さんらしいものであり。
最後の『告白』から展開される三人の、これからの関係も楽しみになるラストでございました。

という感じで、総じて。
小説とラップという一見組み合わせの悪そうな題材ながら、読んでいると頭の中にリズムが再生され。
陰キャがラップを通じて前向きに青春していく様が眩しい、とにかく楽しい気分で読めるラップラブコメでございました。

友人キャラは大変ですか? (4)

どうも、はむばねです。
昨日・今日(たぶん明日も?)と、福岡では微妙な天気が続いております。
めっちゃ降りそうな空模様だけど、結局降らへんのかーい! っていうね。
ポツポツ程度降ってた時もあったようですが。
これがいっそ普通に降るなら、雨の時用の予定の立て方もあるのですけれど。
びっみょーに降るか降らないかって感じだと、「これは雨を前提に動いた方がいいのか……? でも今は降ってないしな……でも自転車で出た直後に降り出したら嫌だな……すぐに出れば大丈夫か……? むしろもうちょっと待った方が状況確定するか……?」と迷っちゃうんですよね。
まー普通に考えりゃ雨降る前提で動くのが良いのでしょうけれど、それで降らないとなんか負けたような気分になるのでね……。

というのはともかくとして、感想です。
そこそこネタバレはしてるけど、この感想だけ読んでもたぶん意味わかんねーと思うのでセーフ理論(久々)。


友人キャラは大変ですか? (4) (ガガガ文庫)
伊達 康
小学館 (2018-01-18)
売り上げランキング: 337,192


あらすじはAmazonより抜粋。
>謎の書き置きを残して姿を消したエルミーラさん。
>ようやく再会を果たした彼女は、なんと子連れヴァンパイアになっていた!
>「オギャア、オギャア」
>「お~よちよち。泣いてはダメですわ、シズマ」
>これには色々と深い事情があるらしい。
>口止めされた俺は、エルミーラさんとナイショの子育て生活を始めるのだが―
>「ぱぁ、ぱぁ」
>「お、おおおお!パパって!パパって言ったあああ!」
>…赤ちゃんってホントかわいいのな。
>思わずパパキャラに目覚めちゃいそうだぜ!
>赤ちゃん旋風吹き荒れる、名助演ラブコメ第4弾!

前巻の感想はこちら

さて、前回ラストで失踪してしまったエルミーラさん。
小林くんも、心配するわけですが……一人だけ心配の方向性が違って草w
いちいちメタ視点で捉えるなwww
あと、もうちょっとストーリーの本筋に関わらない部分にも興味を持とうwww

ほんで、小林家の食卓が完全に一家団欒の場になってるの草w
完全に家族やないかーいwww
テッちゃんの駄目人間(魔神だけど)っぷりも留まるところを知らねぇなwwwもうほぼニートやんけwww
そして小林くん、エルミーラさんのとこでも家族になってて更に笑うわw
どんだけ家庭築くねんwww

小林くんがいちいち小物ムーブに徹するのもウケるwww
主人公っぽい台詞を吐いてもうたからって、言い直さなくてもえぇやろwww
エロっぽいフォルダ名を逆に偽装に用いてるのも笑うわwww
逆転の発想www
結局バレてるけどwww

雪宮さんとテッちゃんの相性が良いのもワロタw
そんなとこで株上げてくるんかいテッちゃんwww

と、軽くツッコミダイジェストを済ませまして。
三体目の魔神であるキュウキさんが、今回から登場するわけですが。
これはまさかのガチシリアスキャラ……なの、か……?
からの、シリアス崩壊について小林くんが既に諦めてるのも草w
ほんで相変わらずこの物語、使徒さんサイドの方が常識人多いな……w

ほんで、小林くんへの魔神追加もワロタw
まぁ、そうなるな(知ってた)。
にしても小林くん、もういい加減友人キャラポジションに戻るのは無理があるだろwww
そこはもうキュウキさんの言う通りだよwww
そして、最後まで調整を図ろうとすんなwww

かーらーのー!
亀www
空気を読まないことに定評ありすぎだろwww
そして、シズマくんが本作史上稀に見る常識人www
幼児なのにwww
幼児に大体常度で負けてる他メンバーは反省して、どうぞ。

という感じで(?)、総じて。
とある赤ん坊と新たな魔神を巡る、これまでとは一味違ったシリアスストーリー……になるかと思ったら、そんなことはなかったぜ!(知ってた)
いよいよ魔神も勢揃いし、これからの方向性も楽しみな4巻でございました。

オタビッチ綾崎さんは好きって言いたい

どうも、はむばねです。
はい、というわけでね。
去年のファンタジア大賞受賞作の感想、今回は銀賞受賞でございます。
これで、1月刊行分はラストですね。
なお、本日新たに審査員特別賞受賞作も届いた模様。
今度こそ早めに感想を更新したい(願望)。

というのはともかくとして、感想です。
ズバリは書いてないつもりですが、ふわっと終盤までのネタバレを含んでおりますのでご注意を。


オタビッチ綾崎さんは好きって言いたい (ファンタジア文庫)
戸塚 陸
KADOKAWA (2019-01-19)
売り上げランキング: 374,476


あらすじはAmazonより抜粋。
>世の中にはどうしても相容れない奴がいる。
>たとえばあいつ、綾崎絵麻だ。
>クラスの中心、メイクはばっちり、いわゆるギャルという人種。
>…なのになぜ!
>「あたしは、ミカサちゃんが『ひゃうぅ』ってなるところを描きたいわけ」
>そんな奴と同人誌なんか作ってるんだ!?
>綾崎が隠れオタであることを知った俺は、イベントデビューに協力することに!
>「手始めにまず、あたしを襲って」
>俺は二次専門だから…
>「男に下着を選んでもらうとか、初めてだったんだからね!?」
>俺はデートする初めてだよ。
>「幼馴染ちゃんのパンツを覗いてきて。表紙にするから」
>他人を巻き込むな!
>オタクとギャルの創作青春ラブコメ!第31回ファンタジア大賞銀賞受賞作品。

パンツから始まる物語。
パンツにまみれていたヒロインがパンツを描くためにパンツ好きの主人公にパンツを見せるという、まさしくパンツパンツ。
既にこの二行だけでパンツって言葉がゲシュタルト崩壊しそうになったわ。
しかし、実際本編でもめっちゃパンツパンツ言ってますからね。
むしろタイトルにパンツって言葉を冠してないのが不思議なレベルのパンツ。

と、パンツへの情熱が全面から感じられるスタートからの。
この手の秘密共有ものでは、(弱みを握られたりで)しゃーなし的にヒロインとの関係が始まるのが割とお約束気味だと思うのですけれど。
ここを、純然たるギブアンドテイクで始めてるところが個人的に好きです。
綾崎さんの好感度が下がらないとこがいいですよね。
新太くん(主人公)も、最終的には(ある程度)納得して役割を引き受けてるわけですし。
あと、綾崎さんが自分の趣味と画力に自信を持ってるとも良き。
隠れヲタだからって変に卑屈になってないとこが、また好感度を高めていると思います。

新太くんが、綾崎さん(の画力)についてリスペクトを持ってるとこも良いですね。
若干チョロすぎワロタなとこもありますがw
通常のラブコメだとヒロインとの接触とかラッキースケベ的イベントがご褒美になるわけですが、新太くんにとってのそれがイラストなのも笑うw
綾崎さんも、割と気軽に供給してくれますし。
にしても、パンツよりイラスト描いてる姿の方に興奮状態する新太くんよwww

ほんで綾崎さん、若干のナチュラルストーカー気質で草w
しかし、彼女の創作にかける姿勢はガチですね。
創作のためならば、己の恥も厭わないという。
まぁこれについては、新太くんが二次専だからという安心感(?)も多少はあるのかもですが。
ほんで、割と似た者同士気味なところも笑うw
どっちもハァハァしてると収拾がつかないって、その通りなんだけど言い方www
ていうか、想像すると絵面が酷いなwww
『パンツは物語で映える』とか名言っぽく言うのもやめーやwww
いや、言ってることは非常によくわかるんだけどもw
新太くん、パンツに関して一家言持ちすぎで草w
ほんで、パンツに関しての話で盛り上がる主人公とヒロインwww
二人共情熱溢れすぎwww

と、二人のオタク部分に笑う一方。
いざという時の肝が座ってるとことか、普通に新太くんが格好いいのも好きです。
しかも、傍から見れば事実よりもむしろ納得できそうな話をでっち上げられるあたり頭の回転も良い。
咄嗟に電話のくだり思いつくとか、マジ策士。

ほんで泥を被る形となった新太くんに対して、綾崎さんが怒るのも王道的で良し。
にしても綾崎さん、新太くんを諭すのにパンツの話に持ってく辺り、扱い方心得てんなwww
なんだかんだで、二人が仲を深めていくところが楽しいです。
新太くんが綾崎さんのことを2.5次元であると認めるとことか、これはもうほぼ告白なのでは?

中学時代、お互いがお互いの存在によって救われていたというのも良いですね。
字面だけ見ると割と王道の告白なのに、中身としてはイラストのこと言ってるってのが実にこの作品らしい。
ほんで、その後の新太くんが原稿見た時のリアクションも草w

ちょっと割食っっちゃってる感がありますが、沙弥さんもめっちゃいい子ですね。
結構敵に塩を送り気味ですし。
猛烈に頼み込まれたとはいえ、最終的にはパンツ見せてくれましたしねw
というか、いい子だから割食っちゃってるところがちょっと切ない感じ。

閑話休題。
終盤の展開もまた、非常にこの作品らしいものに思えて良かったです。
等身大の、けれど二人にとっては間違いなくの危機を乗り越えて。
ラストは、恋愛的なものではないものの、ある意味では『結ばれた』と言っても良いような、爽やかなエンドだったと思います。

という感じで、総じて。
パンツに始まり、パンツと共に展開され、にも拘わらず大変爽やかな物語。
時にすれ違いつつもお互いを想う二人が微笑ましい、良きラブコメでございました。

食べないお嬢と魔術学園の料理番

どうも、はむばねです。
朝起きてトイレに向かい、流した時にちゃんと水が出ることのありがたさですよね。
なんでもないようなことが~、幸せだ~ったと思~う~。

と、いうのはともかくとして。
本日は本来の予定(?)に戻りまして、去年のファンタジア大賞受賞作(1月刊行分)の感想でございます。
ボヤボヤしているうちに、今年の後期の二次通過作品まで発表されちゃいましたからね……。
通過者の皆さん、おめでとうございます。

そんなこんなで、感想です。
中盤までのそこそこのネタバレが含まれておりますのでご注意を。


食べないお嬢と魔術学園の料理番 (ファンタジア文庫)
駿河 ゲンゾウ
KADOKAWA (2019-01-19)
売り上げランキング: 427,689


あらすじはAmazonより抜粋。
>王立クライエス魔術学園のスゴ腕料理番カイルが作る料理は魔術の授業よりも生徒たちの注目を集めるほどの絶品ばかり。
>ところがただ一人、生徒会長レクティアはカイルの料理を口にせず…
>「食べたくないのよ、『人が作ったモノ』なんて!」
>“魔術創造者”を父に持ち、幼い頃から狙われ続けたレクティアが信用するのは己のみ。
>しかし、彼女の血筋は世界の均衡を崩すとして、最高峰魔術組織から抹殺対象になり―
>「料理ってのは料理人への信用があってこそ成り立つんだ。だから俺はレクティアを護る」
>魔術の常識を覆すカイルの真価が発揮される!魔術と包丁が交差する新世代学園バトルファンタジー!!
>第31回ファンタジア大賞金賞受賞作品。

まず、最初に注意事項なのですが。
お腹すいてる時に読んだんで、飯テロ感謝がヤバかったですw
めっちゃラーメンが食べたくなってくるんですよね……。
今食事できないなら絶対に見ないでください、という警告を最初に記載しないといけないレベル。
あるいは、ラーメン業界と提携しても良いかもしれぬ。
ちな私は、実際その日の食事はラーメンにしましたw

と、いうのはともかくとして。
学園の一番のウリにまでなるレベルの食堂とは。
カイルちゃん(主人公)の学園への貢献度、ハンパねぇ。
割と真面目に、学園の最重要人物レベルですよね。
まぁ、『魔術学園』の最大のウリを食堂にすんなっていうお嬢の憤りもわかりますがw

ちゅーかカイルちゃん、自腹まで切って新メニュー開発してるとは……これは確かに料理バカと称すべき存在。
ほんで、本人が料理バカって呼称に誇り持ってるのが笑うw
生徒の皆さんが当たり前のように、カイルちゃんが追放されたあとでも彼の料理を食べに行くって考えてる辺りもね。
カイルちゃんとの信頼関係が見て取れて、ほっこりします。
まぁカイルちゃん、完全に弄られキャラになってますがw
これはこれで、親しさの証なのでしょう。

んでんでんで。
そうなんだろうなーとは思ってましたが、期待通りにカイルちゃんが強者だったのもグッド。
弱者ゆえの強者、とでも呼ぶべきか。
あまりの容赦の無さというか、冷たさを見せるギャップも良いですね。
例のアレに属してたっていうのも予想の範疇ではありましたが、まさか一位さんだったとは。
ガチンコの世界最強やんけ。
でもお嬢にとって本当の意味で救いになったのが、カイルちゃんの戦闘力ではなく料理だった、というのがこの作品らしくて良かったです。

反面、ロザリーさんについては完全に予想外でした。
とはいえ、考えてみればその配置自体はさもありなん。
そら、お嬢の重要性を鑑みればね。
まぁ、そうなるな。
それを踏まえてもお嬢の周囲、結果的にめちゃくちゃ強者が集まってんなって感じですがw

閑話休題。
カイルちゃんの料理にかける思いも、なるほど。
これは料理人であり暗殺者でもあったという過去ならでは、という感じがしますね。
ほんでメイちゃんも、思ったよか重いものを背負ってたんやな……ガチで。

からの、ラスト。
結局、まだ誰もがトラウマを完全に乗り越えたわけではないのでしょうけれど。
それでもお互いがお互いにとっての救いとなる、という。
ジンとくるエンドだったと思います。

あと個人的な好ポイントとして、色々と論理立った魔法が出てくるのも良かったです。
なんというかこう、あぁちゃんと考えられてるんだなーってところに惹かれるというか。
こういうのがあると、世界観に深みが増しますよね。
ちゃんと『歴史』があると感じられます。
まぁ、私自身はその辺りクッソ適当に済ますタチなんですがw
だからこそ、ちゃんとしてる作品はリスペクトを抱きます。

というのはともかくとして、総じて。
お腹が空いてくる系グルメバトルファンタジー。
各々が抱えた過去の傷に対して、各々の存在が救いになっていく……という関係性に胸が暖かくなる物語でございました。

ハニトラは効かない。英雄だからね、俺

どうも、はむばねです。
ほい、本日も去年のファンタジア大賞受賞作の感想ですよっと。
今回は『金賞』受賞作のうちの一つですね。
1月発売分の4作はもう感想書き終わってるので、ポンポンッと更新していきたいと思います。
なお、都合により番組を変更してお送りする可能性もございますのでご了承ください。

というわけで、感想です。
今回もズバリは書いてないつもりですが、割と隅から隅までのネタバレが結構含まれますのでご注意を。


ハニトラは効かない。英雄だからね、俺 (ファンタジア文庫)
夏目坂一家
KADOKAWA (2019-01-19)
売り上げランキング: 196,582


あらすじはAmazonより抜粋。
>たったひとりで魔物との戦争を終結させた英雄―英赤雄介。
>失われた青春を取り戻すべく学園に通うことになる雄介を世界が放っておくわけもなく…。
>彼を自国へと引き込むべく学園には、ハニトラに長けた美少女たちが派遣されていた!?
>美少女たちのハニトラの数々を雄介は―
>「なんで走ってきた可愛い子相手に奥義発動するんだよ!」
>「ありがとうございますとむせび泣くところだろうに!」
>「何故その場で襲わないッ!?」
>各国のトップも驚愕する方法で回避していく!
>しかし秘密裏にSPとして派遣された咲ノ芽木葉さえもハニトラと警戒されてしまい!?
>これは世界を救った英雄の新たな英雄譚!
>第31回ファンタジア大賞金賞受賞作品。


おっふ、冒頭からものっそい惹きつけられる始まりですねー。
個人的には、地の文の言い回しが凄く好き。
>今は違う。既にこれは、英雄譚である。
とかね。
簡潔なんですけども、しかしであるがゆえにこの物語を端的に表していて、なんちゅーか物凄いセンスを感じる。

からの、本編の落差よw
ていうか雄介くん、報われなさすぎワロタw
いや、ワロタwとか言えるのは彼の人徳ゆえなのですが。
実際問題、真面目に考えると悲惨な状況やからな……世界を救ったことで、彼女を作ることが絶望的になるとは……。

ちゅーか、これはアレやな。
ツッコミダイジェストが必要なやつやな(数ページ読んでの結論)。
というわけで、ツッコミダイジェストいってみよう。

雄介くん、普通に鈍感系主人公でもあるんかいw
完全スルーされるマキナさん、可哀想だけど可愛いなwww

ラブコメ回避(物理)という概念にワロタwww
そんな中、レンさんが地味に雄介くんの意表を突く(物理的な意味で)のも笑うw
流石、闇に潜む者(ストーカー)……。
あと、木葉さんの早着替えだけは感知出来ないのも草w

にしても、クラスメイト兼先生という概念も新しいなwww
ほんで、雄介くんが普通に真面目に学生生活送る気満々なのも草w真面目か!w
いや、真面目だわ!

普通に特注型を戦闘特化させたレンさんが結果的に好感度稼いでいくの草w
ていうか、他はなんで遊び機能が付いてんだよwww

雄介くんのハニトラ対策が、いちいち普通に的確なのも笑うw
流石、戦場で鍛えられた戦術眼(?)やでぇ……!
あと、学生っぽいことでテンション上がる雄介くん可愛いなw

かと思えば、対ハニトラ作戦が逆効果オブ逆効果で草w
雄介くん、ただのイケメンやないか!
この、大体何をしてもポイントが上がってしまう系主人公よw

『努力を積んでいるハニートラップ』という概念w
いやまぁ実際のところはそらハニトラにも努力は必要なのでしょうけれどw
ほんでそうは言うても他のメンツがそれなりにハニトラの役割を果たそうとしてる中、レンさんだけガチ恋しててワロタw
君もう、ほとんど任務忘却してるっていうかトリップの彼方に置き去りにしてるやろwww

ほんで、木葉さんのアレは正体見破ってたわけじゃなかったのかよwww
なんで肝心なとこは逆に外すんだよwww
そして、であるがゆえに積み立ててきたフラグが全てプラス方向にwww

にしてもこれ、客観的に見るとマキナさんの一人勝ち状態ですよね……。
まぁ雄介くんからすると、お母さん枠なのでしょうけれどw


と、以上ツッコミダイジェストでした。
これだけ読んでも意味わかんねーと思うので、まぁ普通に本編を読了後にお読みいただければ。
これ以降は、ネタバレありの普通の(?)感想となります。


本作、個人的に一番凄いなと思ったのはコメディとシリアスの配分が絶妙なとこです。
いや、ほぼコメディなんですよ。
ただ、設定上は凄くシリアスなんですよね。
このアンバランスさが、笑いと気持ちよさの両方を感じさせる構成になってるというか。

例えば雄介くん関連で、人体改造されたとかその影響で記憶喪失とか、サラッと重い設定ぶっ込んでくるんですよ。
本人が割と軽いノリで語ってる(というかツッコミ入れている)ので、あんまり重そうに感じないですけど。
基本コメディテイストでも、雄介くんのソルジャーっぷりがマジでソルジャー。
戦うことしかしてこなかったのか、この御方……と、設定上は凄く悲しい存在なんですよね。

ほんで、雄介くんは彼の理論が教科書の基礎となってるレベルのマジモンの英雄で。
というか、『規格外』で。
その『英雄性』とでも呼ぶべきものがまた、マジのガチなんですよ。
甘っちょろい理想論を掲げてるんじゃなくて、『戦うなら』覚悟を持てと、心中ではとはいえ断じる。
とはいえ心中で留めるだけな辺り、ちゃんとそれが異常思考の類であることも自覚してるんですね。
この辺りの、狂気を内包する理性とでも呼ぶべきバランスがとても良いのです。
フラグはブッチするけど戦闘関連はガチる雄介くん、ってのも狂気と常識の融合的なキャラ造形だからこそって感じです。
笑えて、しかも格好いいんですよね。
そして、説得力がある。

あと、緩い作中の雰囲気とは対照的に世界観もかなりハードでして。
前回の異界大戦で、人類の半数以上が亡くなってるんですよね。
ほんで、異界大戦『二度目』も想定されている。
そりゃ、見えてる危機に備えるのは当然ですよねって話で。
そのために、学園に来てる子たちも覚悟完了してるってのがまたね。
戦うのが当然、というハードさが現れています。

普通、こんなレベルでコメディとシリアスの両立は成り立ちませんよ。
かなり両極端ですからね。
少なくとも私がやると、どっちかに寄ってしまうと思います。
本当に夏目坂先生のこのバランス感覚、凄い。

閑話休題。
脊髄反射のくだりとか、細かい伏線が積み重なってるのもグッドですねー。
ジ・イクス(以下略)も、やたら繰り返してんなーと思ったらただのネタではなく、(メタ的に)繰り返すことに意味があったとは。

んでんでんで。
クライマックスで、これが『英雄譚』であるという。
あの冒頭の文言が生きてくるという構成、めっちゃニクいですね。

からの、ラストは。
いやぁ、この物語はこういうのでいいんだよ! というドタバタ。
かーらーのー?
はてさて、これがどう繋がっていくのか。
今後が楽しみな1巻でございました。

ほんでこれ、あとがきを見るに(投稿時から)ヒロイン二人も追加されてたんですね……。
これは、投稿時とはかなり違った読み味になってそうですなー。
個人的にはあのヒロインズあってこその本作って印象を受けたので、これは良い追加要素だったのではなかろうかと思います。
ただ、改稿の作業量はえらいことになってそうですが……。

というのはともかくとして、総じて。
重い設定からの緩い雰囲気と、奇跡的なまでのバランス感覚で成り立っている物語。
ヒロインズとのやり取りが楽しく、しかし決めるところでは決めてくれるとこが熱い、笑えて燃えるバトルラブコメでございました。

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