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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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なんちゃってダイジェスト~スタンプ・デッド the final~

「やはり、動き出したか……」


「は……すぐに手配します」


「……夢、ね」


「おはようございまふぅ……」


「それに、ちょうど先輩たちが来るんだったら益々よかったですよ」


「や、やだなぁもうすーちゃん。可愛いなんて」


「ネズミの敵っぽくていいと思って」


「あら、彗ちゃんに円花ちゃん」


「まぁせっかく来たんだ、サービスにしておくから食べてみるといい」


「ワイはたまに出前運んで来てたからえぇってー」


「あぁ、あれか。よく出来ているだろう」


『それは危険な橋になりすぎるから出来ないんだよ!』


「クワッ! グワックワグワ! グワァグググァ!」


「どうもッス、先輩方」


「お前の腕に抱かれたあの日のこと……忘れないぞ」


「ハローヘロー? 見たわよ、昇神君」


「ホッホッホッ。久しぶりネ、すーチャン」


「うん、それにこだわる必要はないってわかったからね」


「ちょっと、例の件でお話があるんだが」


『はーい』


『ほっほっほ』


『あぁ、間違いなさそうだねぃ。オレの記憶にある姿とも同じさね』


「私は彼女の……いや。ただの通りすがりさ」


「しょ、少々お待ちいただけますか?」


「ふ……そして出世した僕を、女の子が取り囲むのさ……ふふ……」


「うぉい、そのセリフそっくりそのまま返すぜ」


「ふ……料金分だけは働いてやるさ」


「おやおや、頑張りますねぇ」



 いつもの顔ぶれ、そして歴代キャラ総集合
 オールスターでお送りする最終巻







「……え?」
 彼女は、死んでいた。
 その目は、何も移さない。悲しみも憎しみも、何の感情の色も。
 一体誰が彼女をこんな風にしたのか。吐き気がする程の怒りがこみ上げる。
 怒りのあまり、手にした鎌を力任せに振った。
 彼女の体が飛んだ。
「…………え?」





 ――終わりへの予感はあった
 ――それでも、もう少しは続くと思っていた





「おっと、これ以上詳しくはいえないぜ?(著作権的に)」
「おいおい、大丈夫なのか……?(著作権的に)」
「色々とギリギリだな(安全面含め)」
「ギリギリなのかよ(安全面までもかよ)」



「さぁ、君は良心の呵責という最大の敵に打ち勝つことができるかな!? だって」
「嫌すぎるぞこのアトラクション!」



「あ、やりにくいですか? んじゃ……」
「う゛……」
 目を閉じた円花に、ますます彗の顔は引き気味になる。
「?」
 いつまで経っても来ない彗に、円花はさらに少し顎を浮かせた。
「う゛ぅ……」



「まぁまぁ彗さん。ところで、さっきのシーンを録画したのをくれるそうなんですけどどうします?」
「もう好きにしてくれ……」
「はい、それじゃ後で放送室にとりに行きますね」



「そりゃ見てたっつの。この学校で見てない奴なんざいないっつの。あんな一大イベント見逃したら一生後悔するっつの」
「一大イベントとか言うな」
「うはは! 随分参ってるみたいねぇ!」





 ――日常は





『さぁ、お祭り本番はここからですよ』





 ――終わる





『戦いたいと思う者を止める奴は、この学校にはいない!』
 叫び。
『俺たちの祭りを! 俺たちの居場所を! 壊そうとする奴らと、戦いたくば存分に戦え! 誰も止めん!』
 全校にこだまする。



「うっはー! ついに私の時代到来!」
 ここに来ての本領発揮で、テンションも最高潮だった。
「つくづく、なんであれが書道部なんだ……?」



「ふははは! ウロコに仕込んだ爆薬の調子もいいようだな!」
 その爆発の様子を見て、さらに襟木兄が笑いを高める。
「忍法っていうか、あれもう完全に科学じゃねぇか……」
 誰にともなく、小さく呟いたはずの彗の言葉に。
「ふ……昇神君。忍法とは、本来科学なんだよ」
 河合教諭から、きっちりと返事が返ってきた。



 ニヤリと、笑った顔を背中越しに見せ。
「男の戦いはいつも」
「愛のため」
 体に力を込め。
「愛の力は!」
「無限大!」





 ――戦場にも、希望はあった
 ――けれど





 風に巻かれて、封筒は今にも振り出しそうな灰色の空へと昇っていく。
 やがて風の悪戯か、封筒から中の紙が出て行った。
 そこに書かれていたのは、短い指令。
 曰く。

『至急昇神彗の魂を回収することを命ず。ターゲット本人の意思は問わない』





 ――それも





 ・ ・
「円花」
「っ……」
 その言葉に。
 その表情に。
 それだけで、円花は何も言えなくなってしまった。



「彗さん」
 彗の行った方向に向けて、まるで目の前にいるかのように語りかける。
「彗さん、知ってましたか?」
 ポツリ、ポツリ。
 少しずつ、雨粒の量は増えていく。



「すみません……私は、それでも」
 秋乃の言葉に宿る暖かさが、ここでも円花と対照的だった。
「たとえそれがもう昇神先輩じゃなくたって……それでも私は、昇神先輩に生きていてほしい」
「それが、すーちゃんの望まないことでも?」



 無言の、襟木真の顔には。
 いつも通り、無表情が張り付いていて。
 いつも通り、覇気が感じられなくて。
 いつも通り、どこか眠たげなその目から。





 ――終わりが来ることはわかっていた
 ――それが唐突だということも
 ――最初から、わかっていた





「はは……みんな、いなくなっちゃった……」
 パキリ、パキリと。



「昇神先輩が死ぬわけ、ないんだよ……?」
 心では否定して。



「……どうする? まだ、昇神彗さんみたいだけど」
 それでも。



「俺が、ここに次に帰ってきたら……その時は」
 笑う。





 ――だから





「はい。私も愛してますよ、彗さん」
 冗談に返すように、軽い調子で。






 ――だから





「私は元々、彗さんを殺すために来た死神なんですから」





 ――彼女は





 ――その言葉を、送った





「あなたを、殺させてください」





 







 スタンプ・デッド the final
 "世界の中心ではないが愛を叫んだ"
 coming soon……





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次の更新について

どうも、はむばねです。

本日は、この後研究室の大掃除→忘年会です。

ついでに、スタンプ・デッド5巻の発売前日でもあります。

せっかくの最終巻なので、いつもは某所でやってるのを今回はこっちでもやってみようと思います。

それが次回更新。

今回の更新は、まえがきのようなものです。

といっても、何を書くわけでもないですけれど。


まぁ何です、色々と言いたいこともあるでしょうけれど。

せっかくだ、最後くらい買っていきなよ。


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