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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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この世界の片隅に

どうも、はむばねです。
昨晩も、37度後半の発熱(ちな、平熱は35度台である)。
なんつーかこう、びっみょーに決め手に欠ける感じですね……。
朝になると(寝汗はえらいことになってるけど)まぁまぁ普通なので、病院に行くのもなーって感じ。
以前に比べるとだいぶ心理的ハードルが下がったとはいえ、やはり医者に行くための「めんどい」の壁はそこそこ高いのであった……。

そんなこんなで結局、本日も自宅に引きこもって作業です。
というわけで、やはり本日も感想記事で。
これまたやっぱり、本日触れたものではありませんが。
金曜に観に行ったので、忘れないうちに感想書いときます。

まぁまぁネタバレあるので、未見の方はご注意を。

320.jpg

事前情報ほぼ無しだったので、戦時中のなんか悲惨で悲しいお話なのかな、と漠然と思っていたのですけれど。
全然そんなことはなかったですね。
いや、もちろんそういう側面もあるのですが。
でも、なんというか「普通」なのですよね。
ドラマチックじゃないというか。
人死にが出ても、それもあくまで日常の中での死といいますか。
別にその死に物語的な意味が付与されるでもなく、人なんだから当然死ぬよって感じで亡くなっていくんですよね。
もちろん死んだら悲しいし、一部はそれなりに尺を使って描かれたりもしているのですけれど。
それでもそれが主軸というわけではなく、あくまでも物語の一部としてそういう要素もあるだけなのです。

結局のところ、これは反戦映画でも道徳映画でもなく、あくまで「すずさんの物語」なんですよね。
すずさんから見た、すずさんの世界。
この客観性というか主観性というか、そういった点、個人的には非常にグッドでしたね。

ほのぼのパートが長ったのも良かった。
それがあったからこそ終盤が生きるのもあるし、単純にあんまり重い話を長時間続けられるのもねって感じですし。
ぶっちゃけ、いつ鬱展開に入るのかビクビクしながら観てたところもありますがw

また、全体的に良い人ばっかりだったのも好ポイントですね。
時代的なものもあるのでしょうけれど、ご近所さん同士が助け合ってる感じがね。
お義姉さんが出てきた時はちょっと身構えかけましたが、それも(すずさんの天然もあって)ほのぼのな感じで終わりましたし。
結構すずさんのこと気にかけてて、例の一件の後もちゃんとすずさんを家族として大切にしてる感が出てるのがとても良かったです。

ほんで、やっぱすずさんのキャラクターがいいですね。
同じ時代、同じ環境を描いたとしても、メインがすずさんでなければこの物語にはならんですよね。
当たり前っちゃ当たり前なんですけども。
基本的にホワッとしてるすずさんだから、大半のパートがほのぼのな感じになって。
そしてそんな彼女だからこそ、戦火が激しくなってからのあれこれがグッとくるのですよね。
特に終戦時の慟哭は、「あのすずさんが」という驚きと、その上での納得が混じり合って個人的に一番印象に残っているシーンかもしれません。

総じて。
激動の時代に生きた、時代を変えるでもなんでもない、ただの一人の女の人が主役の物語。
そしてだからこそ、大勢からすると何の意味もない人間を描くからこそ、意味のある物語なのかな、と思います。
観終わった後、「頑張って生きなきゃいけないな、生きたいな」と思う映画でございました。

ところで結局、妖怪的なアレは全部人だったってことなの?
割と最初の方で「え、妖怪と触れ合うとかそういう系のお話なの?」と思ったらそんなこともなかった。
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