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2017年9月30日(土)、『カンスト勇者の超魔教導 ~将来有望な魔王と姫を弟子にしてみた~』HJ文庫より発売!
第11回HJ文庫大賞『銀賞』受賞作です!

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英国王のスピーチ

どうも、はむばねです。
最近、酒飲みながら映画観たら1時間半のやつですら記憶が保たないパターンがあって困る。
クレしん映画が毎度1時間半で、これなら流石に忘れんやろー……と慢心してたら普通にラスト付近覚えてないという……。
これ、3時間映画ともなると3日に分けて観る必要が生じるってことか……。
1日で1作消化するのが簡単だからって理由で映画を観始めたはずなのに、本末転倒感が凄いな……。

まぁ、それはともかく今日は洋画の感想ですよっと。
ちょい久々なので一応言っときますが、ネタバレは気にせず書いてるのでご注意を。
普通に重大なネタバレ連発してます。


英国王のスピーチ (字幕版)
(2013-11-26)
売り上げランキング: 7,054


あらすじはAmazonより抜粋。
>ジョージ6世は、王になどなりたくなかった。
>彼には吃音という悩みがあった。
>数々のスピーチの公務に、どう対処すればいいのか?
>心配した妻のエリザベスは、スピーチ矯正の専門家、ライオネルの診療所に自ら足を運ぶ・・・

お、おぅ……。
なんつーかこの物語、全員性格に難がありすぎじゃね……?

先生:俺の患者である以上俺の流儀に従え、問診はしねぇからお前来い ← 偏屈な医者キャラとしては、まぁわかる
奥方:いやウチの旦那王族やぞこんなとこと連れてこれるかい ← 一応正論な気はするしまぁわかる
太子:お前の試みによって俺の症状は激的に改善したがお前の方法は認めない ← ファッ!?

いや、なんでだよ……最初はともかく、効果があったんだからそこからは認めろよ……どこに頑なになってるんだよ……。
まぁ、言わんとしてることはわからんでもないんですよね。
今まで誰も治せなくて、本人も諦めてて、もう治療のために何かするのもウンザリって表現なのでしょう。
それはいいんですけど、やっぱ「症状が改善したのに」頑なって点がちょっと……。
それだけ絶望が深いってことなんでしょうけど、それ以外の部分については(相当に苦悩しながらも)どうにか正しい道を選ぼうとする前向きさが見て取れたので、ちょっと際立って気になってしまった感。
いや、むしろだからこそ、そこだけは譲れぬ苦悩なんだよ、ってことなんでしょうけど……。

つーか、「偏屈な医者」として描かれてるはずのライオネル先生が一番まともに感じるまである。
確かに初対面時のライオネル先生の態度は結構アレだけど、婦人の態度もちょっとアレというか「最後の望みを託しに来た人」の態度じゃないよねとか。
まぁこの時点ではライオネル先生の腕はわかんなかったわけだし、実際高貴なお方なわけではあるのでこれもわからんでもないけど。
あと、お兄様についても「お、おぅ……」って感じ。
人間臭くはあるんだけども、そして感情的にわかりはするんだけども、王族としてそれはちょっと……。
……つーかこれ、調べてみたら別の物語では結構「美談」として描かれてる史実なのか……。
物事は見る側面によってその姿を大きく変える、という好例……なの、かな……?

全体的に、共感は出来るし作劇上の意図も理解出来るが個人的に好きな演出ではない、って人物描写が多かった気がします。
無論、わざとそう作ってはあるのでしょうけれど。


というのは、ともかくとして。
ライオネル先生が普通に有能なのがとても良かったですね。
治療方法も有効みたいですし、カウンセラーとしても有能。

……と思ったら、医者じゃなかったんかーい!?
これは普通に驚きの展開でしたね。
しかし、確かに嘘は言ってねーんだよな……。
タバコの有害性について、この専門分野で知ってるものなの……? とか思ってたけど、これも伏線だったのかな?
実地で学んだものってことか。
医者じゃないってことがわかっても、微塵も有能感が揺るがないのは流石の描写。

ほんで、ここでまたクソムーブ来るのかなー……? と思ってたらバーティーさんの信頼も微塵も揺らいでなかった、ってのも凄く良かった。
ちゃんと絆を築けていたんだね……。

あとこの辺りで大司教さんが若干の悪役っぽく描かれているけど、ぶっちゃけこの人の言ってることド正論ですよね。
そら普通に考えたら、資格も持ってねぇ奴に王様の治療なんて任せらんねーよ……。
つーかこの短期間で二代続けて(それぞれ意味の意味で)問題児が王様とか、大司教の心労ヤバそうだなw

閑話休題。
スピーチを無事後切った場面は、うぉぉぉぉぉぉぉぉ! ってなりました。
やべぇ場面が訪れるかと思ったけど、思ったよかスムーズでしたね。
Wの発音がわざとってところも(本当かどうかわかんねーけど)なんか凄く良かった。
その距離感が、友人、て感じで。
ほんで、ちゃんと勲章あげてるのも公にも評価してるのがわかっていい感じでした。

先述の通り性格面ではちょっと「お、おぅ……」と思うことも多かったですが、しかしなんだかんだ能力的には全員結構な有能さんなところも良かったですね。
ほぼ全員が、能力で性格を補ってる感があるというか。
ライオネル先生は、先に書いた通り。
バーティさんも普通に王として有能だったらしいし、困難に立ち向かう心身共のタフネスさがあるし、なんだかんだで人の言うこと聞き入れる度量も持っている。
奥様も結果的に見る目は確かだったわけだし、この人がいたからこそバーティさんもやりきれたのは間違いない。
つーか、なんだかんだで結構聞き分けいいよねこの夫婦。

性格面についても、事が上手く運び始めてからはあんまり気にかかる点もなくなってきましたしね。
やっぱ、全員余裕がなかったのが悪かったんですかね。
最初は「なんやこいつら……」と思ったものですが、最後の方には普通に愛着持つようになってて、だからこそスピーチ成功のシーンが凄くグッときました。
なんだかんだ、結局1シリングが真の和解のきっかけなのも良かったです。

あと有能といえば、ライオネル先生の奥さん、ぐぅ有能。
「偉大になりたくないのかも、あなたが望んでいるだけ」。
彼女の言葉が、何気に結構なキーワードになってますよね。
ライオネル先生を諌める言葉でありつつも、責める調子ではなく、バーティさんの心情も汲み取ってる。
バーティさんだけでなく、ライオネル先生もこの奥方がいてこそって感じがしますね。

総じて。
決して派手な絵面ではありませんが、これも間違いなく一つの戦いであり、その中で描かれる人間臭い苦悩と友情と成功が美しく熱い映画でした。
つーか努力と友情で勝利を掴んでるし、これジャンプ漫画なんじゃね?
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