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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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ケンガンアシュラ

どうも、はむばねです。
ブログ記事のストックが! マジ風前の灯!
やべぇよやべぇよ……。

いやまぁ以前は記事ストックなんて無しの状態で、ネタが出来たら一日に何回も更新してたわけで。
その頃を思い出し、ライブ感を大事にして生きろよって話ではあるんですけども。
一度ストックの味を覚えてしまうと、ストックがない時の不安感がハンパないぜ……。
というかブログ云々は置いといても、そろそろインプット不足がマジで深刻なレベルに達してきている気がする。
何か読まNight……。

そんなこんなで、最近では希少な部類のインプット。
こないだ東京行った時、ネカフェで読んだ漫画の感想です。
ネタバレは、そんなにないつもり。

ケンガンアシュラ 1 (裏少年サンデーコミックス)

小学館 (2012-12-18)
売り上げランキング: 102,577


あらすじは、(Amazonになかったので)Wikipediaより抜粋。
>企業、商人たちが巨額の利益を賭け、雇った闘技者によって素手による格闘仕合を行い、勝った方が全てを得るという拳願仕合。
>商人たちの争いを収める手段として、江戸中期に発祥したと言われているそれは現代にまで継承されており、今、己の最強を証明せんとする謎の闘技者、十鬼蛇王馬が拳願仕合の舞台に足を踏み入れようとしていた。
>その内に野望を秘めたる乃木グループ会長、乃木英樹がその男と出会ったとき、拳願仕合にて大きな渦が巻き起ころうとしていた。

なぜか! サーバインが主役だと思ってました!
まぁ、たぶん私が認識した巻の表紙がサーバインだったからなんでしょうけど。
なぜかわかってんじゃねーか。
けど実際、彼も主役張れる器ではあるよね。

というのは、ともかくとして。
ハイテンション&ハイスピード。
生き急いでいるかの如くガンガン試合が進んでいくので、読んでてもどかしさが全くありませんね。
絵面も相まって、もの凄い勢いを感じます。
しかし勢いだけで押し切っているのかというと、そんなこともなく。
各試合の展開もめっちゃしっかり練り込まれている感がありますし、大局的な企業同士の駆け引きも描かれてて面白い。

ほんで、出て来るキャラ出て来るキャラ全員がめっちゃ濃いんですよね。
主人公も一般的な作品に比すれば相当に濃い部類だと思うのですが、ぶっちゃけこの中だと一番影薄くね? と思うレベル。
ポッと出のキャラまでやたら濃いので、最早出てきたのがただのモブキャラなのかこれからレギュラーになるキャラなのかの判別すら付きません。
そしてこんだけ濃いキャラをこれでもかってくらい出しまくって、とっ散らからずにちゃんとお話がまとまってるというのが凄い。
それもストーリーのためにキャラが動かされてる感は皆無で、濃いキャラがしっかり濃い理念に従って濃厚な物語を形作っているのですよ。
この構成力の豪腕っぷりはやべぇですね。
圧倒的な才覚を感じる。

それから、アホみたいにいっぱいキャラが出て来るんですが、何気にキャラの扱いが丁寧といいますか。
使い捨てのキャラがほとんどいないんですよね。
個人的に、一番凄いと思うのが理人さんが未だにレギュラー張ってるところ。
この人、主人公の一戦目の相手なんですよね。
ほんで、主人公凄い系の漫画なので、まぁまぁ主人公に瞬殺されるんですよ。
にも関わらず、ただの解説役に成り下がるでもなく、さりとて何かテコ入れが入るわけでもなく、主人公に圧倒的に実力で水を開けられながら、それでも一線級で戦ってる闘士として描かれてるんですよ。
そして何の補正もかからず、格上には普通に負ける。
それでも「雑魚」という印象にはならず、「彼なら次は何かやってくれるかも」という期待感が残っているといいますか。
ずっと「格下」のままで「格」を保ってる感があって、それでも彼の試合もちゃんと魅力があるんですよ。
このキャラ造形というか、キャラ配置というか、これは何気に斬新なのではなかろうか。

あとキャラといえば、個人的にもう一人の主人公だと思っているのが山下さん(実際、普通に主人公より出番多くね?)。
見た目は典型的なダメサラリーマンのおっさんで、中身も基本的には典型的な巻き込まれ系リアクション要員なんですよ。
しかし、彼に何かが「ある」ことは1巻の時点から仄めかされてまして。
にも関わらず、19巻現在に至って尚それが一切明かされてないんですよね。
ものすげぇ引っ張るな!?
結構な頻度で伏線は追加されるんですが、一向に明かされる気配がないんですよね。
最初は動体視力がめっちゃ優れてるとかそういうことかと思ってたんですが、ここまで引っ張るってことはマジで物語の核心に迫る設定なのだろうか。
まぁそれはともかく、この人(本人の意思とは裏腹に)端から見るとかなり重要な立場にあって、その「立場」によって周りが勝手に彼のことを強者認定していくのが面白いw
この手の勘違い系ギャグ(?)、凄い好きです。
ただ、実際話が進むにつれ彼もガチの格を身に着け始めてるんだよな……。
最近は、ついに滅堂さん(戦えない組の中で一番格上的な人)を彷彿とさせるとまで言われたし……。
この人の(本人すら認識してない)秘密が何で、それが物語にどう関わってくるのか。
個人的に、本作で一番楽しみな点はそこかもしれません。

総じて。
一試合一試合の熱量が素晴らしく、その上で場外での駆け引きも抜群の面白さ。
19巻までいっても全く勢いが失速することなく、むしろ加速している感すらあります。
すげぇ続きが気になるし楽しみ。
……うん、ていうか、完結してから読めばよかったと割と後悔している。
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