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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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CLAYMORE

どうも、はむばねです。
さぁ、いよいよ当ブログも感想ブログとしての顔を取り戻して参りましたね!
※そんな顔は元から存在しない。

こないだ書いた通り、最近は意識的にインプットを増やしてますのでね。
まだしばらくは、感想の割合が多くなりますよっと。
このブログ、いっつも話題偏ってんな。

はい、まぁそんなこんなで今日の感想いってみましょう。
今回は、終盤の滅茶苦茶重要なネタバレまで含んでおりますので未読の方はご注意ください。

CLAYMORE 1 (ジャンプコミックス)
八木 教広
集英社
売り上げランキング: 72,535


あらすじはAmazonより抜粋。
>古より人が「妖魔」に喰われる存在であったこの世界。人は長く妖魔に対抗する手段を持てずにいた…。
>だが背に大剣を背負い、妖魔と戦い続ける一人の戦士が現れ…。
>「クレイモア」と呼ばれる少女の戦いが始まる!!

どっかで「最初の方はあんまり面白くない」って聞いてたんで、覚悟して読み始めたんですけども。
全然そんなことないやん。
……と思ってたら、確かに途中で一気に面白さが増しましたね。
主に、過去編に入った辺りで。
個人的に過去編ってあんまり好きくないのですが、この過去編は凄く良かった。
というか、テレサが凄く良かった。
なんだこの母性に溢れる人……。
最初は全くそんな印象でなかっただけに、ギャップでやられた感じですね。
そんな印象じゃなかったというか、実際そんな風ではなかったのでしょうけれど。
クレアの優しさが響いて彼女もまた優しくなった、というのは非常に美しい流れで迂闊にもちょっと泣きそうになった。

ほんで、クレイモアが沢山出てくるようになってからグッと物語に深みが増しましたね。
北の地でミリアたちと再会したとことか、マジ胸熱。
そう考えて翻ってみると、確かに序盤の妖魔を狩ってるだけの時は単調っちゃ単調なのかもしれない。

ただこれ、割と話があちこち飛ぶので連載時に追ってたらヤキモキしただろうなぁ。
飛んだ先の話も悉く面白いんですけどね。

しかしラキくん、そのうちキーパーソンになるんだろうけどどういう形にするんだろうなーと思っていたのですが。
なるほど、そうきましたか。
時間経過ね。
ある意味一番簡単な方法なのに、予想出来なかったぜ。
しっかし、めっちゃいい男になったな……。
プリシラ関連の覚悟完了っぷりとか、マジパねぇッス。

いやぁ、にしても巻が進むごとに話が大きくなっていきましたね。
ある時の敵が必ずしもいつまでも敵とは限らないってとこも面白い。
これ、どこまで最初から考えてたんでしょうね。
全て最初からの構想通りだったすれば、八木先生パねぇッス。
でもグラサンさんはかなり初期の頃から怪しかったしな……やっぱ最初からの構想通りなのだろうか。

ただ、正直ね。
終盤は、ちょっとダレを感じないでもなかった。
ほぼ怪獣大戦になって人間の力は微々たるもんだし、回復能力が高すぎて「どうせ誰も死なないんでしょ」ってなってきてたし。
しかしだからこそクラリスさんの最期はめちゃくちゃ不意打ちだったし、そしてだからこそめちゃくちゃグッときた。
登場人物ほとんど全員が(方向性はともかく)めちゃ強靭な精神力をしている中で唯一、そして圧倒的にヘタレてたクラリスさんだったからこそですよね。
彼女もちゃんと戦士で、そしてママだった。
個人的には、ここがベストシーンだったかもしれない。

……そんな風に考えていた時期が私にもありました。
いや、間違いではない。
実際、ベストシーンではあった。
しかし、ベストシーンがその後にもあったというだけで。
1位タイ。

テレサかー。
そこでテレサきたかー。
これはもう完全にやられましたね。
いつかどっかで復活するのかなーと思い続けて、かつての戦士蘇生のくだりで来るのかと思ったら来なくて、やっぱ思い出は思い出のままかーと思わせてからの、最後の最後で、そこで来るかって感じ。
まぁ考えてみれば、必然ではあるんですけどね。
クレアがテレサを取り込んだんですから。
でも、この流れも予想してなかったわ。

ほんで、そっからの流れは最早消化試合のようなものなんですけども。
だが、それがいい。
テレサが、最強の名に恥じない強さを見せ付けてくれて。
味方だけじゃなくて、敵さん全員にも救いを与えてくれて。
でも、それが実のところクレアの心と経験と仲間があったからで。
だからこそ、かつて最強だったテレサをも超えるテレサを生み出したと。
その覚醒体が、テレサとクレアの名前の元になった姿っていうのも非常に良かった。
最終巻はなんかもう、すげぇ爽やかでずっとエンドロールが流れてるような気分でしたね。

いやはや、風呂敷広げまくってどうするのかなって思ってたのですが、見事に畳んでくれました。
八木先生には脱帽です。

しかし、またこんな壮大なお話が読みたいという気持ちと、八木先生のギャグ作品もまた読んでみたい気持ちがせめぎ合ってる感じ。
大好きなんですよね、エンジェル伝説……。
ま、いずれにせよ八木先生の次回作には期待しかありませんね!
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