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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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ロクでなし魔術講師と禁忌教典

どうも、はむばねです。
オゴゴゴ……なんか、ここにきて腰の痛みがぶり返してきているような……。
暑さが関係しているのか……?
それとも、最近ランニングの頻度を上げていることが原因……?
なんにせよ、4月にぶつけたのが未だに完治してないとは……。
怪我した経緯については(覚えてないけど、たぶん)完全に自業自得ではあるけども、なんか釈然としないぜ……。

そんなこんなで、もちろん今日も今日とて感想ですよっと。
まぁまぁネタバレしてる感があるのでご注意を。


ロクでなし魔術講師と禁忌教典 (富士見ファンタジア文庫)
羊太郎
KADOKAWA/富士見書房 (2014-07-19)
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>アルザーノ帝国魔術学院非常勤講師・グレン=レーダスは、自習→居眠りの常習犯。
>まともに教壇に立ったと思いきや、黒板に教科書を釘で打ち付けたりと、生徒もあきれるロクでなし。
>そんなグレンに本気でキレた生徒、“教師泣かせ”のシスティーナ=フィーベルから決闘を申し込まれるも―結果は大差でグレンが敗北という残念な幕切れで…。
>しかし、学院を襲う未曾有のテロ事件に生徒たちが巻き込まれた時、「俺の生徒に手ぇ出してんじゃねえよ」グレンの本領が発揮される!
>第26回ファンタジア大賞“大賞”受賞の超破天荒新世代学園アクションファンタジー!

非常に良い意味で、事前に思っていたのとは違いました。
あぁあの手のタイプね、と。
やれやれ……今の評価方法じゃ落ちこぼれだけど実は実力的には最強、まぁ別に自ら主張するつもりはない……おっと、ひょんなことからその実力がバレちまったようだな……系主人公(長い)ね、と。
どうせそんなにロクでもなくもない真人間だし、無能だ思われてるのもせいぜいが最初の数十ページくらいだし、結局俺TUEEEEEEEEEで終わるんでしょ? と、そんな風に思っていたのです。
いや別に、その手の話も嫌いじゃないっていうかむしろ好物なくらいなんですけどね。
ただまぁ、正直一時期量産されすぎた感はあるよね……と、半笑いで読み始めたのです。

しかししかし。
思ったよかガチでロクでなし感が溢れてたし、そのロクでなしムーブが100ページ以上に渡って続くし、戦えば無茶苦茶苦戦する。
ホントに、かなりの予想外でしたね。
それも、単に流行を外せばいいってもんでもないところ(なにせ多くに好まれるから流行ってるわけですし)、ここまでポイントを外した上で面白いというのが驚きでした。

ていうか、主人公が(皮肉屋とか正論だけど言い方が悪いとかじゃなく)ガチのクズ発言をして、ヒロインがまぁまぁのキレキャラで、この不快感の薄さというのは凄まじいな……。
まぁ、ヒロインの暴言も暴力も、普通に正論ではあるわけですが……。
しかし普通マイナスをマイナスで相殺しようというのは悪手なはずなんですが、それを成功させるとは……。
主人公への制裁が過剰なものではなく、ヒロイン側にも理は認める度量があり、何より主人公を受け入れてくれているキャラの配置……恐らくこれらが奇跡的なまでのバランスを取っているからこそだと思うのですが、だとすればなんというバランス感覚よ……。

と、読みながら戦慄していたのですがそれは置いといて。
中盤までのクズ主人公VSツッコミヒロインで繰り広げられる展開が、まず軽快で楽しいですね。
んで、まぁ読者としても主人公がガチの無能だとは欠片も思っていないわけですけども、それでも有能さを発揮し始める展開はカタルシスがあってここもベリーグッド。
この手の話にしては結構引っ張った方なので、尚更ですね。
とはいえただ引っ張るだけでは不快感が蓄積しすぎてage展開に切り替わったところでトータルで受ける印象がマイナスに傾きがちなのですが、ここが先述の軽妙さで補われている形でしょうか。
あとは、何より理不尽なsageがないというが非常に大きい。
sageはsageだけど、主人公の行動に対して実に妥当に評価が下げられてる感。

ほんで、主人公が自身を反省した上で更生(?)したというのも大きいですね。
これが、やれやれ仕方ねぇな……みたいな感じだったらまた印象が変わっていたと思います。
そういう意味で、登場人物全員が基本的に真摯なんですよね。
そこが、全体的な爽やかさに繋がっているのだと思います。
まぁ、ある程度真面目になった上で尚主人公の口が悪いのはご愛嬌といったところでしょうか。
そこにも、ちゃんと理由がありますしね。

んで、なんだかんだで主人公がかなりの熱血って点も良かったですね。
これぞ王道よ。
スマートに勝つ主人公も勿論いいんですけども、やっぱ傷だらけでボロボロになりながらも命がけで誰かのために動ける主人公ってのは魅力的です。
主人公自身かなり強いんだけども、それを上回る強さを持つ敵が相手ってのも素直に燃える展開。
慢心せず、全力で挑んでる感があるのも実に良かったです。

最後の戦いについては賛否あるかもしれませんが、個人的にはここもグッドでしたね。
なんというか、その前のバトルが「暗殺者」としての力での戦いだったのに対して、最後は「魔術師」としての、かつて自身が憧れた存在としての力を使っての戦い、という感じで。
各ヒロインの助力も、実に効果的で、しかし主人公の活躍を霞ませる類のものではない、非常に良い塩梅に感じました。

総じて。
笑い、熱さ、薀蓄、好感度、全てが高レベルでまとまった作品だったと思います。
登場人物全員の好感度が高いですが、個人的にはセリカ師匠が特に好きでしたね。
なんだかんだで、この師弟の互いへの信頼感が微塵も揺らがないところが物語としての地盤をしっかりさせている感がありました。
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