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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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公爵令嬢の嗜み

どうも、はむばねです。
物理エゴサが終わったら平常運転に戻るスタイルです。
でも、一応今日までは宣伝も入れとくやでー。


2/1より発売中!
地方でもそろそろ入荷してきてると思いますので、引き続きよろしくお願い致します!


では、感想です(真顔)。
今回、序盤から終盤までかなりネタバレしているのでご注意を。

公爵令嬢の嗜み

異世界転生モノ。
自身がやってた乙女ゲーっぽい世界の、ライバル役に転生した主人公の成り上がり物語的な感じです。

開始早々、乙女ゲーのライバル的には出番終了敗北シーン的なところからなのでね。
学園から追放され、後は修道院で余生を過ごすのみ……というところからの逆転劇です。
まぁ、そこの切り抜け自体は割合あっさりとしたものなのですが。
後にわかることですが、お父様結構身内に甘いからな……。
完全な悪役顔からの、真面目一徹仕事人間と見せかけての家族想い。
お父様の印象は割とコロコロ変わっていって面白かったです。

ほんで、領主代行になってからの展開はかなり速め。
めちゃサクサク改革されていきます。
あんま細かくやられてもだれると思うので、このスピード感はよかった。
前世知識もフル活用してるわけですしね。
この辺りは、主人公以外の視点で描かれることがほぼ「流石お嬢様」なので、そこはちょっとくどく感じる部分がないでもなかったてすが。
そこも、実際その立場になればさもありなんといったところでありましょう。
また、後述しますが、この点に関しては後の方になるほど読者的な納得感も増していきます。

閑話休題。
しかしそっからは、窮地窮地アンド窮地。
やった、乗り越えた! と思ったら一息つく間もなく新たなピンチの訪れって感じで目が離せませんでした。
そして、その中での成長が凄く見られるのが良かったですね。
それはお嬢様だけじゃなくて、味方だけでもなくて、敵味方陣営含めた全員の。

まずね、ぶっちゃけ味方陣営がスタート時点からかなりチートスペックなんですよ。
前世の知識があるお嬢様に、公爵家という地位、そしてお嬢様に忠誠を誓う幼馴染たち。
特に武力関係については、ほぼ作中ずっと通じて味方がトップクラスです。
途中でお祖父様という強キャラが出てきたり、チート級のお母様の性能が明らかになったりもしますし。
でもその辺りの大人組はホントにいざという時しか出張ってはこなくて、基本的にはお嬢様世代が物語の中心なんですね。
んで、精神面でもかなり成熟した状態スタートではあるんですけども、まだ若さゆえの成長の余地的なところがあって。
そこが、キッチリ埋まっていく様が心地よかったです。

あとですねー、敵キャラの造形が抜群に上手いんですよねー。
特に、一番最初に敵対してた人たち。
最初は、あーはいはいテンプレ悪役テンプレ悪役って感じで思ってたんですよ。
まぁそのうち、こいつらをなんかスカッとやっつける展開とかが来るんだろうなーと。
どうせやられるためだけの敵役なんだろ、って。
でもね、全然違いました。
つーかある意味で、作中で最も成長を見せたのは彼ら彼女らだったのかもしれない。
少なくとも、弟君については間違いない。
まさか、ポッと出だと思ってた奴らがこんな終盤まで重要な役割をこなすとは……って感じ。
個人的にはここが本作で最も驚かされた部分で、同時に最も好きな部分でもありました。

無論、味方も魅力的なんですけどね。
特に、なんだかんだで主人公であるお嬢様が凄く魅力的なのがデカい。
先述の通り、ぶっちゃけ最初は流石お嬢様感に「うーん……」って感じな部分もあったんですけども。
途中から知識とか関係無しにガチの人としての大きさを見せ始めてからは、それも素直に受け取れるようになってきました。
うん、普通にすげーわこの人。
ほんで、偉業を成し遂げつつも精神的には脆さを抱えてるってとこもいいですね。
それは、ある意味で前世の記憶があるからこそでもあり。
そして、今生で一度人に裏切られた経験を持っているからでもあると。
この辺りは、凄く初期設定が無駄なく活かされてるなーって印象でした。
そしてそして、そんな彼女が作り上げたものこそが、他ならぬ彼女を肯定してくれる存在となっていく。
この終盤の展開は、かなりグッと来ました。

あと、大人が頼れるところも好ポイント。
ホント、(身内の)大人たちが凄く『大人』してる。
結構チート級の性能持ってる人が多いんですが、出しゃばりすぎず基本的には子どもたちの裁量に任せてるってところもグッド。
まぁ、この辺りは文字通りの大人の都合もあってのことですが。
大人がちゃんと大人してる作品は、凄くバックグラウンドを感じられるし物語にしても締まりますね。

総じて。
内政モノとして成り上がっていくワクワク感と、一国の激動の時期が描かれることによるハラハラ感。
それに成長要素や戦闘要素や恋愛要素なども加わり、複雑ながらもバランスの取れた味わい深い物語だったと思います。
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