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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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NO FATIGUE 24時間戦える男の転生譚

どうも、はむばねです。
なんか今日はやけに調子が悪いです。
締め切り直後でアレってるからでしょうか。
熱でもあるのかな……? と思って測ってみてもいつもの微熱ですし(もはや微熱がデフォである)。
まーそんな状況なので、サクッと感想いってみよう。

今回、結構ネタバレしてるのでご注意を。

NO FATIGUE 24時間戦える男の転生譚

異世界転生モノ。
『眠らない』という能力をもらって転生した人の物語です。

読む前は超絶社畜だった男の物語なのかな? とか思っていたんですが、そんなことはなかったぜ!
というのはともかくとして。
この能力、思ったよりもチートである。
『眠らない』だけかと思いきや、『疲れない』に更に『飽きない』まで能力に入るんですか。
これは、普通に考えても強能力では?
ただ、『飽きない』は本人の特性なんじゃねーかという気もしますがw
ゲーマー気質、っょぃ。

しかし、幼少時から速攻でスキルやレベルを上げまくるのは最早お約束のレベルですが、生後数ヶ月の段階でここまでカンスト連発する作品は珍しいですねw
そして、お母様に背負われながらとはいえ初戦すらも生後半年である。
赤ん坊強すぎワロタw
そして、お母さんも普通に赤ん坊を戦友扱いでワロタw
どころか、生後半年にして無双www
なんというか、インフレもここに極まってきた感がありますね。
いや、久々に序盤の猛烈な成長っぷりにワクワクしました。
意外と……といっては失礼ですが、『経験値』の概念がかなりシステマチックに説明されてるのも珍しい点ですね。
ここも面白かったです。

ちゅーかこの手の作品だと幼少期のキンクリは当たり前だと思ってたんですが、乳児の頃から日数単位で描写されるんですね……。
前世の記憶をカミングアウトするタイミングも早い。
でも、それを明かしても大丈夫だと思える両親への信頼が良いですね。
つーかこの物語、何もかもがはえーなw

初期から『宿敵』の存在が明示されてて、条件は同じ、しかも中の人のスペックは向こうの方が圧倒的に上という状況作りも上手いですね。
これがあるから、どんだけこっちが強くなろうと「でも向こうは更にその上を行っているのでは……?」という緊張感がずっと保たれてたと思います。
上手い具合に描写『しない』バランスの妙でしたね。
ちゅーか地味に結構苦戦してますし、必ずしも戦闘能力だけでは解決するわけじゃない展開が上手い。
また、敵さんが魅力的なのもいいですね。
ガゼインさんとかも『悪』としか言えない存在なんですけど、でも悪なりの美学と矜持を持ってるんですよね。
そしてだからこそ、それを倒した時のカタルシスも一入なのです。

中盤(?)のリッパー事件については、なんかチョロっと幕間的な雰囲気でやるのかと思いきやなかなかのガッツリミステリーでした。
この事件に関している時期がかなり長いのは、他にも色んな事象が絡んできているからなのですけれど。
しかし、次から次へと容疑者が出てきては白なのか黒なのかわからなくなる展開はかなりのミステリ的な雰囲気を感じました。
ま、これは私が普段あまりミステリ作品に触れないからでしょうけれど。
いやこの人が犯人でしょ……と思ってからのそれが否定されるパターンが幾度とあり。
見事に手のひらの上で転がされてる感がありました。
ちゅーか、ここで『天敵』との邂逅を果たすってのも予想以外でしたねー。
なるほど、だからここまで尺を割いてたのか。
そしてここまでの時点では、むしろ敵さんのもたらしてくれる情報は有益なものって感じでしたね。

んで、ここで彼との決着が付くのもかなり意外でした。
いやまぁその影は結局終盤まで出てくるんですけども、最後の最後も「でも本当は生きてるんじゃ……?」と思わされました。
ここも、事前情報が上手~く提示されていたせいでしょうね。
しかも、あんな形で決着が付いたんでなおさら。
因果応報というか、ある意味凄く『らしい』最期ではあったんですけどね。

その後に元の世界編に入った時は最初「んー……」って感じだったんですけれど、物語が交差し始めた時はやっぱり熱かったですね。
これも必要なピースなんだと思わされました。
ただ、この辺りは展開にちょっと迷いなようなものがあったのかな? という印象も無くはないですね。
元の世界編自体はかなり前から断片的な情報が示唆されてたんで、織り込み済みの展開ではあったんでしょうけれど。
身体のサイズを自由に出来る能力とか、結局全く使ってるところ描写されませんでしたし。

だから、新たに旅に出た時も仕切り直しするのかなーと漠然と思っていたのですけれど。
ほうほう、そう繋げてきますかって感じでした。
そっからは、全力疾走って感じでしたね。
絶対どっかで活躍してくれるだろうと思っていたトゥシャーラヴァティちゃんが、思ったよか大活躍だったのも熱かったですw

ほんで最終的には、鬼のような能力に見合う壮大な展開となり。
そんな無茶苦茶壮大な存在になったのに、(その割には)こじんまりとした終わり方なのも良かったです。
この作品らしい……あるいはエドガーさんらしいラストだったのではないでしょうか。

総じて。
まさしく『成長チート』の気持ちよさを存分に味わえる作品で。
醜悪な、しかしだからこそ魅力的な『悪』を巡ってどんどん壮大になっていく英雄譚でございました。
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