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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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Hello,Hello and Hello

どうも、はむばねです。
流石に3月も中盤ということで、だいぶ暖かくなって参りましたねー。
特にお外は、もう春なのでは? という陽気です。
つーか、実際もう春に入り始めてるんですかね?
とはいえ、まだ室内はちょっと寒いですし。
気温もまだまだ上下しそうですので、皆様体調にはお気をつけください。
まぁ、かく言う私は未だに体調グダりっぱなんですけどね!
マジで微熱が引かん……。
花粉の季節が過ぎ去ったら下がると信じたい。

そんなこんなで、感想です。
ネタバレは、一応配慮したつもり。

Hello,Hello and Hello (電撃文庫)
葉月 文
KADOKAWA (2018-03-10)
売り上げランキング: 5,279


あらすじはAmazonより抜粋。
>いつだって、この出会いは必然だった――
>
>第24回電撃小説大賞《金賞》受賞作!
>――これは僕が失った、二百十四回にも及ぶ一週間の恋の話。
>そして、わたしが手にした、四年に及ぶ一度きりの恋の話。
>
>「ねえ、由くん。わたしはあなたが――」
>初めて聞いたその声に足を止める。学校からの帰り道。中学のグラウンドや、駅前の本屋。それから白い猫が眠る空き地の中で、なぜだか僕のことを知っている不思議な少女・椎名由希は、いつもそんな風に声をかけてきた。
>笑って、泣いて、怒って、手を繋いで。
>僕たちは何度も、消えていく思い出を、どこにも存在しない約束を重ねていく。
>だから、僕は何も知らなかったんだ。
>由希が浮かべた笑顔の価値も、零した涙の意味も。たくさんの「初めまして」に込められた、たった一つの想いすら。
>――これは残酷なまでに切なく、心を捉えて離さない、出会いと別れの物語。

まず、1ページ目を読んだ時点で思いましたよね。
あー駄目だこれアカンやつや。
絶対好きになっちゃうやつですわ……と。
ホントね、1ページ目からものっそい引き込んでくるんですよ。
言い回しというか言葉選びも、凄い好きでした。

んで、結論から申し上げますとね。
やっぱり好きなやつでしたね。
まず、雰囲気が好き。
淡々と進んでいくのに、終始どこか物悲しい空気感が漂ってて胸が締め付けられるのです。
二人がやってること自体は、楽しいことなはずなんですけどね。
由希さんの設定が明かされる前から、既に『終わり』に向かってる感が半端ない。

そして、実際明かされた由希さんの過去と状況。
これが思ってたよかずっと重くて、だからこそ由くんと接している時の由希さんがどんな気持ちでいたのかを思うとまた胸が締め付けられます。
ていうか、シロのところでもう泣きそうでしたね。
長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった。

閑話休題。
最初は泰然とした存在に思えた由希さんが、物語が進むにつれて様々な一面を見せてくれる展開も良かったです。
彼女はたまらなく人間臭くて、わがままで、弱くて、普通で、とびっきりに可愛らしい女の子でした。
読み進めるにつれて由くんとシンクロするように由希さんのことが愛おしくなってきて、だからこそどうか彼女には幸せになって欲しいと願ってしまいます。

そんな彼女が、どうなってしまうのか。
この物語が、この二人が、どんな結末を迎えるのか。
ページをめくる度に『終わり』に近づいていく切なさが胸に生まれながらも、手が止まりませんでしたね。
何日かに分けてよむつもりが、気がつけば最後まで一気に読んでしまっていました。

あと、構造が非常に美しいんでのも好ポイント。
無駄がなくて。
あの時のあれが、こう繋がってくるのか! っていう連続なんです。
で、由くんサイドの描写から徐々に由希さんサイドの描写も増えていって。
由希さんの得た思い出が、由くんの失った思い出が、どんどん読んでるこっちの胸の中に蓄積していくのです。
だからこそ、クライマックスシーンは凄く胸が熱くなりました。
由希さんの思いも、由くんの気持ちも、どっちも凄くよくわかるんですよね。
終わりを望む由希さんの痛みはもう十分に理解出来ていますし、未来を求める由くんの願いも痛い程に同意出来る。
そして訪れた214回目の『別れ』には、「ぬおー!」と声が出そうになりました。

ほんで、ラストはねー。
うーんなるほどこう来たかーって感じ。
これをどう取るかは、人次第ではあるでしょう。
けれど私は、きっとハッピーエンドなんだと思います。
これは確かに、『世界で一番幸せな恋の話』なんだろうな、と思えました。

読んでる最中よりも読み終わった後に涙が出てくるような、私にとってはそんな作品でした。
読後の余韻が凄い。
久々に、読んだ後にしばらく何も出来なくなるような物語を読んでしまった感じです。
でも、それが凄く心地良いのです。
二人が、どのような結末を迎えるのか。
それは、是非とも実際に読んで確かめてみてください。

総じて。
切なく、少し甘い、恋の物語。
『春の香り』が漂い始めるちょうど今頃に読むのに相応しい作品だったと思います。
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