FC2ブログ
HJ文庫『異世界からJK転生した元妹が、超グイグイくる。』既刊2巻発売中!
ファンタジア文庫『世話好きで可愛いJK3姉妹だったら、おうちで甘えてもいいですか?』既刊2巻発売中!
JUMP j BOOKS『ぼくたちは勉強ができない 未体験の時間割』発売中!

スクウェア・エニックスノベルス『スタンプ・デッド』全5巻&コミック版、『太陽で台風』全2巻発売中!
ガンガンノベルズ『魔法少女アーヤ☆アミー』発売中!
徳間デュアル文庫『魔王さんちの勇者さま』全4巻発売中!
徳間文庫『欠陥妖怪住宅』、『パラレル家族計画』発売中!
ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ『ブチ切れ勇者の世界征服』全2巻発売中!
HJ文庫『カンスト勇者の超魔教導』全3巻発売中!
ファンタジア文庫『お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか』全3巻発売中!
JUMP j BOOKS『ぼくたちは勉強ができない 非日常の例題集』発売中!

受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

«  | ホーム |  »

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない 。

どうも、はむばねです。
ぐむむ、今日はメインじゃない作業にかなりの時間を取られてしまった……。
いや、必要な作業ですし今日のタイミングでやらないといけないことではあったんですけどね……。
なんか、徒労感が……。

……と。
こういう前振りをした場合、この後に続くのがどんな言葉なのか。
もう皆様おわかりですね?
そう。
というわけでさっさと感想だ!

本日の感想はHJ Novelsより発売されております『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない 。』ですが、今回の感想はなろう版を読んでのものです。
徹頭徹尾かなりのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
最後まで読んでの感想なので、書籍版で読んでる方も要注意です。


うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない 。

転生・転移無しの現地ファンタジー。
訳ありっぽい女の子を拾った青年の子育て物語。
そして……という感じです。

なの、で・す・が。
思ってた100倍くらいほのぼの路線だな!?
いや勝手に、なんか呪われた子を守るために世界を敵に回して旅する感じのお話なのかな……とか想像してたもので。

にしても、ラティナちゃん(ヒロイン)がクッソ可愛い。
徐々に喋れるようになっていく様も可愛いですし、デイルさん(主人公)を慕う様も可愛い。
ほんで、デイルさんの親バカっぷりが笑えますw

まぁ、ぶっちゃけて言うと共依存な関係なんですけどね。
でも、二人ともとても重たいものを背負っていて。
お互いの存在にそれが癒やされていく様が心温まります。
環境的にはラティナちゃんの方が強く依存している形でありながら、精神的にはむしろデイルさんの依存度の方が高いかもしれないって構図も面白いですね。
なんだかんだで『現状』を望むデイルさんに対して、それを壊してでも『前に進む』ことを願うラティナちゃん、というところにそういうのが表れている気がします。
いつも、先に覚悟を決めちゃうのはラティナちゃんの方ですしね。

ともあれ。
じっくりと、本当にじっくりと『娘』の成長と二人の絆が深まっていくところが描かれて。
だからこそ、彼女の想いが成就した時には読んでいても感慨深いものがありましたね。
二人には、末永く幸せになっていただきたいものです。

………………。
…………。
……。
……と!
散々! 思わせて! か! ら! の!
『転』の展開は鮮やかでしたね。
まぁ最序盤から不穏な空気は漂ってて、いつか来るものだとはわかってましたけども。
なるほどこういう形で来たかって感じ。
いやー、本当に鮮やかなタイトル回収。
私の最初の印象も、必ずしも間違ってるわけでもなかった。

そっからの展開がスピーディーなのも良かったですね。
個人的は、じっくり読みたかった気持ちもかなりあったのは確かではありますが。
魔王が必ずしも『倒すべき悪』ばかりじゃなく、それでも『自分の都合』で以って殺してくって展開も凄く好みで。
綺麗事じゃなく、『他の何を犠牲にしてでも守りたい』感が伝わってくるんでね。
これで魔王が悪性ばっかだと、やっぱ正義の物語かってなっちゃうじゃないですか。
そうでなくて、あくまで主人公がヒロインのために、エゴであっても、それが悪行と呼ばれる行いであっても、想いを貫くために覚悟を決めてるっていうのが良いのです。

が、この物語としては、ね。
やっぱ、そういうところに割くスペースは限られた方が良いのでしょう。
また、このスピード感によってデイルさんが完璧に覚悟完了状態で淡々とこなしている感じが出ているのも良かったです。
でも、実際のデイルさんが『甘い』のは作中でさんざん示されていたことで。
だからこそ端々に出ている葛藤、そしてそれすらも断ち切る想いが垣間見える感じで良かったです。
何気にデイルさん以外のメンツも(ある意味でデイルさん以上に)活躍してたのも好き。

一の魔王さんの件もね。
うわー、なるほどそう来たかって感じ。
これに関しては、綺麗に騙されましたわ。
そこそこ溜まっていたヘイトが、見事なまでに即座に解消されました。
完全に予想外、鮮やかに掌返しさせていただきました。
デイルさんの感情と読者の感情が綺麗に重なる感じも気持ちよかったです。

そっからのラストはね。
二人共、まぁまだまだ未熟で、沢山間違えることはあって。
でもそれを反省して、今度こそは『二人で』進んでいこうと誓って日常に戻っていく。
非常に前向きな締めで、明るい気分で読み終えることが出来ました。

総じて。
少女の成長、そして青年との絆を深めていく様が心温まり。
最後は正義などではなくまさしく愛のための戦いで、必ずしも王道とも正道とも言えないものながら、非常に熱い展開で。
徹頭徹尾『二人』の物語であり、非常に読み応えがある作品でございました。
スポンサーサイト



«  | ホーム |  »

プロフィール

hamubane

Author:hamubane

たぶんライトノベル作家的なもの


Twitter

既刊情報

最新コメント

最新記事

カレンダー

04 | 2018/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

月別アーカイブ

カテゴリ

ジャンルランキング

[ジャンルランキング]
日記
214位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
84位
サブジャンルランキングを見る>>

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR