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2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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ご眷属様ジャーニー

どうも、はむばねです。
はい、本日の感想はですね。
当ブログ的にはたぶんお馴染み、朱鴉更紗先生が『都築隆広』先生名義で書かれた短編でございます。

三田文学 2018年 08 月号 [雑誌]

慶應義塾大学出版会 (2018-07-10)


こちら、三田文學二〇一八夏季号に収録されております。

というわけで、純文学です(たぶん)。
だが、はむばねには純文学がわからぬ。
なので、普通にエンタメの文脈で読みます。
にしても私、朱鴉先生作品の感想を書く時いっつもこの手の注釈入れてるような気がしなくもねーな……。

あと、割と隅から隅までネタバレしているのでご注意を。
そもそもネタバレとか気にする文化なのかも知りませんけれど。
とにもかくにも、いってみましょう。


・ご眷属様ジャーニー

まず、登場人物の呼び名が全体的にシャレてていいですね。
鈴虫、目黒公爵、花火眼鏡、などなど。
どういう人なのかな? なんでそんな呼び方なのかな? と、名前が出た時点で興味を惹かれます。

特に、『スマホ泥棒』って何だwww
一体何をしたらそれが呼び名になるんだよwwww
いや、まぁ、たぶんスマホを泥棒したのでしょうけれど……。
しかも彼については、結局その名前の由来が明かされないっていうね。
マジで何をやったんだスマホ泥棒……。

また、呼び名だけでなく、どの人もいい味出してます。
短編なんで、それぞれに割かれる尺なんてごく短いものなんですけども。
それでも、めっちゃ印象に残ってくるんですよ。
ナンカレーをなかなか食べない問題を抱える武蔵野夫人とか、実際には出てきてないのにその字面だけでワロタw。
スマホ泥棒に至っては、名前だけでめっちゃ印象に残ってますしw

と、短い間で次々に(出てきてもないのに)社内の人々がキャラを立てていく中。
花火眼鏡さんに関しては、最初から出てきてるのにどこか影が薄い。
つーか、これまた『花火眼鏡』って何やねんって話なのですが。
こちらは、ちゃんと呼び名の理由も明かされます。
明かされた上で、なんでその呼び方やねんwwwという感じではあるのですがw

ともあれ。
実のところ、彼女こそがこの物語の中心人物なんですよね。
鈴虫さんが花火眼鏡さんと一緒に『ご眷属様』を借りに車で目黒公爵のところに向かうところから、真の意味で物語が転がり始めます。

ちな、クッソ今更ですが(クソ雑に)ストーリーラインをご紹介致しますと。
怪談話してたら会社の事務所に女性の幽霊的なサムシングが発生するようになった(気がする)ので、『ご眷属様』(ワンコ的守り神?)を借りに行く……という感じのオカルトラブストーリー(公式(朱鴉先生)より)です。
なお、怖い要素はほとんどありません。
『ホラー』じゃなくて『オカルト』ですしね。

怪異の類が実在してるのかどうかも、曖昧なままなのです(もしかしたらここは私の解釈違いかもしれませんが)。
女性の幽霊的なサムシングも、結局目薬で対応出来るらしいですしw
ご眷属様の気配も、実のところ二人……特に鈴虫さんの勘違いというか思い込みみたいな可能性もあるんですよねたぶん。
鈴虫さんはご眷属様に背中を押された形で大胆な行動に出たわけではあるんですが、それも本当は深層心理で考えてたことが『ご眷属様』の存在を意識したことで発露しただけなのかもしれない。
でも、この件がなければ永久にこんな行動に出ることはなかったかもしれなくて。
そういう意味では、少なくとも鈴虫さんにとってはご眷属様は確かに『いた』、そして『いる』のでしょう。

にしても、序盤から結構スローペースで展開されてきた中で、ここにきての急展開は驚きましたね。
まさしく、いきなりハンドルを逆方向に切ってアクセルを踏み込んだかの如し。
そういう意味で、花火眼鏡さんと心境がシンクロしていたのかもしれません。

で、その花火眼鏡さんは自分の心境を言葉にすることはなかったわけなのですけれど。
結局そこにいることと、「ジャーニー」という言葉を返したことが答えなのかもしれませんね。
ま、いずれにせよ、お幸せに! という感じですw

総じて。
ちょっとだけ不思議なことが、あったかもしれないしなかったかもしれないオカルトラブストーリー。
挟まる小ネタにクスリとしつつ、『ご眷属様』に後押しされた二人の旅路が良きものであることを願いたくなる物語でございました。
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