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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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魔術破りのリベンジ・マギア 5.救世の屍王と恩讐の行方

どうも、はむばねです。

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先日書いた新天町倶楽部の謎の臨時閉店の件ですが、一昨日様子を見に行ったら張り紙が上書きされてました(物理的に)。
恐らく臨時閉店は6日からであったと推察されますので、10日ほどメンテのための臨時閉店していることになりますね。
マジで一体何があったんだ……。
まぁともあれ、明日から再開するということで一安心ではあります。
新天町倶楽部が閉まってる間、マジで兼虎ヘビロテ具合がシャレにならないレベルになってたんでね……。

そんなこんなで、感想です。
例によって隅から隅までネタバレしておりますのでご注意を。


魔術破りのリベンジ・マギア 5.救世の屍王と恩讐の行方 (HJ文庫)
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あらすじはAmazonより抜粋。
>中華魔術と激突! “邪悪の樹"から鴨女を救え!
>
>祭宴が終わってすぐ、鴨女が突然姿を消した。
>彼女の両親の仇が米国内で目撃されたため、復讐を果たしに向かったというのだ。
>その仇の名はフー・マンチュー。
>【邪悪の樹】序列第九位『不安定』を司る狂気の道士。
>“救済"を謳い、人類の同時鏖殺を目論む彼の男の圧倒的な力を知った晴栄たちは、謎の包帯美女・リンタンを仲間に加え、鴨女の救出に向かうが……!?
>屍霊渦巻く廃坑の街・セントラリアに魔術の火花が散る!

前巻の感想はこちら

さて、前回は学園祭的サバドということで比較的緩い雰囲気で展開され。
しかし、最後の最後は不穏な空気で終わったわけですけども。
今回は、回想とはいえかなりハードなスタートですね。
ちゅーか、表紙からそんな気はしていましたが今回は鴨女さん回ですか。

ともあれ。
世界を相手に戦える連中を敵としてなお、「退ける」と言ってのける晴栄さんは格好いいですね。
鴨女さんのために、一生遊んで暮らせるレベルのキャッシュを即決で払うのも格好良き。
マジでイケメンだなこの人……。
……見た目は、メン(マン)ではないですがw
とか思ってたら、幼少時の晴栄さんめっちゃ素直で可愛いな!?
それが今の性格になるまで、どのようなことがあったのか……推して図るべし、といったところですね。

ちな、ピンカートン探偵社とか岩井三郎さん、というのも史実に存在する名前なんですね。
あと、セントラリアの件とかも。
この辺り、詳しくないので読んでる最中に「おぉっ!」という驚きが感じられないのがちょっと悔しい感。

閑話休題。
新キャラ……というか、ゲストキャラのリンタンさん。
今回の敵、そしてその包帯からもしかして……と思ってましたが、やはりそうでしたか。
しかし、(状況が状況とはいえ)彼女の存在を受け入れるのは晴栄さんの柔軟性の高さですよね。

そして今回の敵である、フー・マンチューさん。
まぁ普通にやってることは極悪人のそれではあるんですけども、彼の動機についてはある程度共感出来るところもありますね。
あれだけの狂気でありながら、あるいはあれだけの狂気だからこそ、そこに至った理由も納得出来るといいますか。
既に失われたものに意味を見出そうとして、世界を改変することを望んだわけですか。
逆説的に、元の彼が優しい人だったというのがわかるのが何ともやるせない感じ。

……うん、いや、ちゅーか、千年後に人類滅亡すんの!?
それを阻止しようとしてたフー・マンチューさん、普通にヒーローやんけ……。
とはいえ、確かに世界を救わんとする願いは狂気とも言えるもので。
その狂気ゆえに逆に発狂してなお目的(だけ)は見失わなかったというのも、皮肉な話ですね。
もっとも、その目的というのも今となっては歪んだ形に変貌しているわけですが。
人類の滅亡を避けるために、滅亡より先に楽に全員死なせてやろう、っていうね。
まーでも考えてみれば、規模が全人類にまで広がった安楽死だと思えば実はそう歪んでもないのかな?
千年先に訪れるという滅亡が、どういうものかにもよると思いますが。
……うん、いや、だから、結局千年後に人類滅亡すんの!?

ま、まぁそれはともかく。
鴨女さんを助ける時の晴栄さんが、素直に彼女への想いを語るところが良いですね。
それだけ彼女のことを大切想っているんだな、というのが伝わってきます。
ただこれ、普通にプロポーズなのでは???
ともあれ、そのおかげで鴨女さんも前を向くことが出来。
その象徴として、本当の意味でご両親との別れを済ませられた展開も良きでした。

と、一つの区切りが見られた一方。
フー・マンチューさんの強さは、流石にガチですね。
まぁ私は個々の神とかはわからないわけですが、とにかくやべぇことだけは伝わってきます。
ちゅーか、クトゥルフな時点でヤバみを感じる(クトゥルフもほとんど知らんのでなんとなくのイメージですが)。
あと何より、フー・マンチューさん自身の『揺るがなさ』こそが一番のヤバさですよね。
今更通じる言葉もなく、ただ目的を遂行するだけの存在になってるっていうね。
これはラスボスの風格やでぇ……(ラスボスではない)。

うん、まぁ、というか、普通に実力だけでもヤバヤバなのですけれど。
ただでさえ強者なのに、未来予知……どころか、実質的な未来改変まで使えるとか文字通りの反則級。
全員でかかってもマジで傷一つ付けられないの、絶望感が凄かったです。
4巻の感想で書いた通り、本当に今までより一つ上のステージの敵って感じがしますね。
いや、一つ上どころじゃない気もするけど。
そして、そんな力を持ってなお『救済』を成し遂げられなかったがゆえの彼の絶望というのも、その凄まじさの一端がわかろうというものです。

ちゅーか、これどうやって倒すんや……? と思っていたら、なるほど彼女の存在がキーでしたか。
その正体については何となくそんな気はしてましたが、しかしそれがこんな形で影響してくるとは思いませんでした。
光と影的なコントラストになってるイラストも、すごくよかった(小並感
二組の『親子』が、ある意味全く逆の方向で状況を打破する鍵となる、という構造も美しかったと思います。
フー・マンチューさんが、『倒された』というよりも『救われた』という感じなのも良き。
『救済』を目的としていたフー・マンチューさんこそが、実のところ誰よりも救いを欲していたのかもですね。
鴨女さんの命を奪わなかったことといい、狂気に囚われながらもその本来の優しさを全て失っていたわけではなかった、という点からもそう伺える気がします。

からの、一気にラブコメ時空に突入する晴栄さんと鴨女さんよw
ていうか鴨女さん、これは完全に正ヒロインポジなのでは……?

と、いう感じで総じて。
ハードな過去にハードな激戦と、今回はハードな展開が目白押し。
しかし過去の因縁にもケリがつき、ある意味最も救済が必要だった人も救われ……と、前向きな気持ちで読み終えられた第5巻でございました。


なお、6巻も今月の1日より発売中やで!

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今度こそは早めに読みたいと思います……(震え
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