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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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ぼぎわんが、来る

どうも、はむばねです。
ちょっと間があいてしまいましたが、ホラー小説を読んでみようキャンペーン第五弾です。
先日(つっても年始ですが)朱鴉先生にご紹介いただいたホラー小説が5冊でしたので、一旦ここで打ち止めとなります。
いつの日か、また機会があれば他のホラー小説も……とか書くと、確実に読まない感じのアレですが。
実際、ホラー小説ってコスパが悪いんですよね……いや、本来的な意味ではむしろコスパが良いと言うべきなのですけれど。
1冊を読むのに、すげぇ時間がかかるのでね……。

というのはともかくとして、まぁとりあえず感想です。
例によって(ほぼ)リアルタイム感想、そしてズバリは書いてないつもりですがネタバレ結構アリアリですのでご注意を。


ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)
澤村伊智
KADOKAWA (2018-02-24)
売り上げランキング: 14,553


あらすじはAmazonより抜粋。
>幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。
>それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の怪我を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。
>その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?
>愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。
>真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。
>
>“あれ”からは決して逃れられない――。綾辻行人・貴志祐介・宮部みゆきら絶賛の第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作!

最初からクライマックスだぜ! という感じの開幕ですね。
全く意味はわからんながら、とりあえず緊迫感は伝わってきます。
まぁ全く意味がわからんので、さしもの私もこの時点では怖くなかったですが。

で、話は過去編に入るわけですが。
なんかここまで読んだホラー小説、関西が舞台なことが多い気がするんですけど、そういうもんなの?
まぁここまで読んだホラー小説っつっても過半数が三津田先生作品なので、三津田先生の特徴ってだけなのかもしれませんけど。
あと、ここまでガチ現代が舞台なのも初めてかな?
スマホとかSNSとかの話が出てくるの、凄い今風(小並感
ホラーとの相性は昔風の方が良い気もしますが、やはりこういうのがあると自分の今いる世界との地続き感がありますね。

と、いうのはともかくとして。
なんかしばらくは少年時代の思い出とか語っていくのかと思ってたら、割と速攻で怖いやんけ草ぁ!(笑ってない
と最初に怪異(かな?)そのものが出てきて謎のまま残ってるんで、いつまた出てくるのかとその後の語りでも油断できないところが上手い構成ですね。
しかも、直接ではないにせよ、ちょいちょいその存在が見え隠れしてますし。
とはいえ、不気味さはありつつもゆったりとした進行……からの自宅襲撃(?)はすげぇ急で、「ファッ!?」ってなりました。
一気に怖くなったけど、ぼきわんさん、こんな物理的な影響及ぼしてくるの……?

ほんで、ぼぎわんに対抗する人とも割とあっさり繋がってこれもちょっと驚き。
こういうのって、もっと終盤に出てくるものなのでは……?
ともあれ、理解云々は置いといてとりあえず対策はする、という方針はなるほどという感じ。
確かに、説明しようとして出来るもんでもないやろしな……。
この辺り、潔いというか逆に誠実な感じがしますね。
ちゅーか、怪異の方も物理的なら祓う方もすげぇハッキリと専門を名乗るんだな……。

ちゅーかこの人たち、特に見返りもないのに『相手はやべぇ奴だから』ってだけで助けてくれるのえぇ人たちすぎへん?
むしろ相手がやべぇのがわかるんなら、断ってきた人たちの方が普通ですよね。
しかし、だからこそ受けてくれた人は頼りになる……と思ってたら、ファッ!?
腕チョンパのところは、、(封神演義の)崑崙十二仙VS聞仲の戦いを思い出しましたわ……。
これから強者同士のバトルが盛り上がるのかと思いきや、敵が想定を数段階超える強さすぎて一方的な展開になるっていうね(さり気なく他作品のネタバレまで混ぜるスタイル)。
ちゅーかぼぎわんさん、怪異なのにフェイントとか釣りとか使うんか……。

ま、まぁそれはともかく。
田原さんが実は家族に対してアレな態度取ってたってのは、なるほど。
これは一人称語りだからこそですね。
まぁぶっちゃけ、なんか意識高い系の語り口からちょっとアレな雰囲気は感じられてましたが。
しかし、会ったその日から察して(?)いた真琴さんは流石。

ほんで、クライマックスかと思ってた冒頭の場面は割と中盤だったのですね。
アカン、そうなっくるとなんか姉やんでもあんま大丈夫じゃない感じがしてきた……。
……と思ってたら、ファッ!?
電話してた相手がそもそも姉やんとちゃうかった……やと……?
この話、驚きポイント多いな!?
まさか、冒頭から既にフェイントだったとは……?
ちゅーかぼぎわんさん、猛烈な勢いで知恵つきすぎでは……?
……と思ったけど、割と早々に頭脳プレーはやってたような気もするな……。
というか今更やけど、最初の自宅襲撃とか後輩くんを使って呼び出した辺りは、なんで田原さんが来る前に帰ったんやろ……?

にしても、ぼぎわんさん普通に会話可能なんかーい!
いやそれでも怖いんだけど、なんか対話可能となると一気に怪異感が薄れて別の危機感に変わっていく感じが……。
ぶっちゃけこれ、相手が人間で殺傷能力を持ったイカレヤローでも恐怖感はあまり変わらないのでは疑惑。

まぁ、それはともかく。
色々あって、2章に入るわけですが。
最初の自宅襲撃の真実は、そういうことだっのね……。
にしても田原さんは、ネットでしか見たことない典型的なアレな人やったんやな……。
死んでも、まぁ、なんだ、乙、という感じになってきたぞ……。

ほんで遠隔攻撃で精神操作もできるとか、すげぇ能力バトルじみてきたなw
と思ってたら、めちゃくちゃ直接的攻撃もしてきて草w
しかも普通に明るいうちから全力でくるんかいwww
更に新幹線にまで乗り込んでくるとか……。
あかん、これは本格的にちょっとホラーの恐怖ではなくなってきた気がするぞ……。

ほんで奥さんが、まぁ色々ありはしたけど田原さんは自分たちを守ろうとしてくれてたってことに思い当たって奮い立つところも、主人公としての覚醒イベント感がある。
だが げんじつは ひじょう であった
ていうか、展開早くない?

まぁとにもかくにも、3章に突入し。
真の主人公は、野崎さんだったのか……。
これは予想してなかったぜ……。
ほんで唐草さんはどんな因縁があるのかと思いきや、やってることの割に動機がしょぼいなw
いや、彼からするとやってること自体もしょぼい認識だったのかな?

ともあれ、ついに姉やん本人もご登場しまして。
しかし警察上層部に顔が効くとか、思った以上のガチの大物感よ……。
瞬殺で真琴さんの問題を解決する辺り、力もめっちゃガチっぽい。
だからこそ、ついに主役がやってきた感ですよね。
キャラの立ち具合も、完全に主役級。
というか他の人たちが一般小説の登場人物らしい性格なのに、この人だけラノベっぽすぎへん?w
トリッキーな言動だけじゃなくて、早食いキャラ属性まであるんかいwww

にしても、負の連鎖というか、ぼぎわんさんが元々ガチで「呼ばれ」ていたとは……。
やはり、真に恐ろしいのは人間……。
……と言いたいところではあるけど、流石にこの物語においてはぼぎわんさんの方が怖いわ……。

ともあれ。
姉やん、怪異たちにも名前が知れ渡っとるんかいw
これは完全にレジェンドですわ……。
ほんで、終盤はもうホンマに普通のバトルものやな……。
怖いかどうかでいうと、正直もう怖くはない……。
でも、なんだかんだ最後まで超頑張った野崎さんは良かった。
姉やんも、彼がいなかったらヤバかったって言ってますしね。
いや、完全に『バトルもので思わぬ活躍を見せた一般人キャラ』の立ち位置ですけど。

で、最後は概ねハッピーエンドなわけですけども。
姉やんの言ってた通りまだ全てが終わったわけではない……というのがわかる、ゾクッとするラストでした。

という感じで、総じて。
ホラーとしての怖さはありつつも、バトル的な熱さもあり。
ヒューマンドラマや社会問題的な部分にも切り込まれた、盛りだくさんなエンターテイメントって感じの作品でございました。
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