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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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ディスキャラ メグルくん オタクがラップでギャルとバトったら、青春ラブコメ始まった!?

どうも、はむばねです。
ほいさー、今回も去年のファンタジア大賞受賞作の感想ですよっと。
本作は、審査員特別賞ですね。
今度こそは早めに感想書けたで……!(今月17日発売)
なお、先月発売された銀賞作品(甘えてくる年上教官に養ってもらうのはやり過ぎですか?)の感想はまだ書けていない模様。
鉄は熱いうちに打てと言いますか、読んですぐ感想書かないと後回しにどんどんなっていっちゃいますよね……。

と、とにもかくにも、まずはこちらの感想から。
割と隅から隅までネタバレしておりますのでご注意を。




あらすじはAmazonより抜粋。
>弱気でオタク。
>周囲の目を気にする一方でリア充を呪い、不満を「ディスノート」に書き込んで、こっそり発散。
>そんな陰キャ極まる俺、廻裏メグルに美少女・燦心からまさかの告白。
>「君に私を…ディスってほしいの!踏んでみて!(韻を)」
>変態な彼女の秘密を知って、「ラップ」を始めることに!
>なにそれ、Yoでチェケラってやつ?
>だけど、燦心といつも一緒に過ごすようになったおかげで学園生活に変化が起きた。
>オタク由来の語彙力、溜め込んだディス。
>意外に秘めた才能でBボーイをバトルで倒し、周りから一目置かれて、ラブコメ到来!?
>ラップって、もしかして学園生活最強の攻略スキル!?

本作の主人公であるメグルくんは、まぁ、割とリアルな感じで陰キャラでして。
その密かな行いも、「お、おぅ……」という感じではあるのですけれど。
それこそが燦心さん(ヒロイン)の琴線に触れたというのが面白い展開ですね。
ていうか燦心さん、独特の感性でワロタw
ラップでディスられるのが好きっていうヒロイン像は新しいなwww
ほんで、『ディスノート』言うなwww
にしても、メグルくんのアレを見てラップの練習だと思うとか発想が天使すぎるぜ……。
……あるいは、ラップバカと呼ぶべきなのかもしれませんがw

ほんで、自分が興味のあることに誘うために、相手のの好きなものついて先に調べて共有して語ってもらうとかマジ大天使。
コミュ力お化けかよ……マジでコミュニケーションのお手本じゃねぇか……。
……と思ってたら、やっぱりラップバカで草w
とはいえメグルくんの好きなものについて調べたのはガチですし、的確にディスれるのもちゃんと読み込んだからでしょうからね。
方向性はちょいアレながらも、天使なのは間違いない。
ほんで、そんな彼女がラップにハマった理由もある意味でメグルくんに通ずるものがあったというのも作劇が美味いですね。

にしても、メグルくんの適応力が凄いなw
全く望んでなかったにも関わらずそれなりに韻を踏んだラップを即興で作れるとか、割とラップに愛されし男なのでは?
恩と後ろめたさがあるとはいえ、なんだかんだ真面目にラップについて勉強するのもグッド。
ここでグダグダ言わず、前向きに取り組むところが好感度高いですね。

何気に部室(?)の許可を公式に取ってたってところも好感度高い。
地味ですが、こういうとこのリアリティがキッチリしてる物語、個人的に凄く好きです。
まぁ、燦心さんの管理状態はアレだったわけですがw
そこをメグルくんがフォローすることで、表面上だけじゃないwin-winの関係が出来上がってくところも好き。

ほんで、初のラップバトルでは当然メグルくんはビビるわけですが。
そこで奮い立つきっかけとなったのが、燦心さんが『自分の好きなものをちゃんと読み込んでくれている』のがわかったから、というのが良いですね。
これは、オタクとしても共感出来ますし。
燦心さんの天使っぷりも際立つ。
ほんで、メグルくんがオタクらしさを前面に出したからこそ勝てたという展開も熱いです。
MC金剛さんが普通に良い人なのも好き。
ていうかこの人、見た目はともかく登場時からずっと好感度高かったですからね。
なんというか、別にそこまでage描写があるわけでもないんですが、sage描写になりそうなとこがキッチリ潰されてる辺りこの作品の上手さを感じます。

というか、キャラの好感度が総じて高い。
大天使燦心さんは言わずもがな、メグルくんもちゃんと頑張れる子ですし。
部活連の西島さんも、お固そうに見えて……というかお固いはずで、実際自分の趣味趣向とは合わないと言いつつも、それでもメグルくんたちの実績をちゃんと実績として見做してくれるんですよね。
こういうとこで、「こんなのは認められません!」とかの安易な展開に行かないのも個人的に凄くこの作品の好きなところです。

榁姫さんとの確執(?)も、思ったよか穏やかといいますか。
いやまぁ榁姫さん本人からすればたまったものではないのでしょうけれど、割としゃーないというか誰も悪くない感じですし。
それでも榁姫さんのことを思えば彼女が引きこもってしまうというのも(特に陰キャなら)わかるというこのバランスが非常に上手いです。
しかし、メグルくんに接触してきたのがオタク繋がりだったからなのは草w
まぁしかし、これもオタクなら気持ちもわかるところではある。
同志の存在は貴重ですからね……。
そして、同志だからこそ自分と同じになってほしくないという榁姫さんの優しさもよくわかります。
にしても、ラップでオタク語りするんかーいwww
これはホント、この作品ならでは光景ですね……w

そして、燦心さんも榁姫さんもお互いに嫌い合ってるわけではなく。
だからこそ難しいところもあるわけですが、双方の気持ちを理解出来るメグルくんだからこそ間に入るのが最適なわけですね。
これは、ここまでの展開も上手く活きてると思います。
そして二人のため、ある意味で最大の天敵であるリア充グループに話しかけるメグルくんも熱い。
いやもうホント「ただ話しかけるだけやんけ」という話ではあるのですが、序盤のメグルくんを見てれば成長著しいことがわかるんですよ。
等身大の頑張り、という感じで非常に良いと思います。
ほんでリア充グループの皆さんも、なんだかんだでいい子たちなんだろうなと思えるのがね。
繰り返しになりますが、こういうところが個人的にこの作品の好きなところです。
優しい世界というか、変に物語のために歪められてない世界というか。
世界って思ってるより優しいものなんだぜ、というのを教えてくれているような気分になるのです。

にしても、金剛さんホントにいい人だなw
一度会っただけのメグルくんに、真摯にアドバイスまでしてくれるとは。
けれど彼との絆もメグルくんが頑張ってバトったから得られたもので、なんというか頑張りがちゃんと報われてる感があってとても良いと思いました(小並感)。
しかし、金剛さんの存在が西島さん攻略に繋がる流れはワロタw
そして、最後のアシストまでしてくれて草w
金剛さん、滅茶苦茶重要なポジションだなwww

ともあれ、金剛さんのサポートもあってメグルくんの言葉が最後のきっかけとなり。
二人が和解する流れは、うんうん良かったね……という気持ちになれました。
からの、ディスノートのくだりも燦心さんらしいものであり。
最後の『告白』から展開される三人の、これからの関係も楽しみになるラストでございました。

という感じで、総じて。
小説とラップという一見組み合わせの悪そうな題材ながら、読んでいると頭の中にリズムが再生され。
陰キャがラップを通じて前向きに青春していく様が眩しい、とにかく楽しい気分で読めるラップラブコメでございました。

風邪引くわ

どうも、はむばねです。




風邪引くわ。
昨日も結局降らなかったんでちょっと油断してたんですが、完全に罠でしたね……。
昨日・一昨日は極力外出時間減らすようにしてたとこ、今日は「どうせ降らんやろー」と舐めプして外食してたらジャストで降り始めに直撃ですよ。
昨日・一昨日よりむしろ空模様はマシに見えたのに……。
しかも、通り雨かと思いきや滅茶苦茶ガッツリ降ったし……。
完全に昨日書いてた危惧通りになりましたね……。
日常において(無駄に)伏線が機能する系作家、はむばねです(4日ぶり)。

という感じで(?)、本日の福岡は雨でございます。
その影響もあってか、気温もかなり抑えめ。
薄手の長袖を羽織ってちょうどくらいかな? って感じでした。

んで。




気温ジェットコースターかよ。
今日の気温からの、明日は夏日て。
風邪引くわ。

えー、そんなこんなでね。
皆様も、お風邪など召されないようお気をつけください(特にオチも思いつかなかったので雑な締め)。

友人キャラは大変ですか? (4)

どうも、はむばねです。
昨日・今日(たぶん明日も?)と、福岡では微妙な天気が続いております。
めっちゃ降りそうな空模様だけど、結局降らへんのかーい! っていうね。
ポツポツ程度降ってた時もあったようですが。
これがいっそ普通に降るなら、雨の時用の予定の立て方もあるのですけれど。
びっみょーに降るか降らないかって感じだと、「これは雨を前提に動いた方がいいのか……? でも今は降ってないしな……でも自転車で出た直後に降り出したら嫌だな……すぐに出れば大丈夫か……? むしろもうちょっと待った方が状況確定するか……?」と迷っちゃうんですよね。
まー普通に考えりゃ雨降る前提で動くのが良いのでしょうけれど、それで降らないとなんか負けたような気分になるのでね……。

というのはともかくとして、感想です。
そこそこネタバレはしてるけど、この感想だけ読んでもたぶん意味わかんねーと思うのでセーフ理論(久々)。


友人キャラは大変ですか? (4) (ガガガ文庫)
伊達 康
小学館 (2018-01-18)
売り上げランキング: 337,192


あらすじはAmazonより抜粋。
>謎の書き置きを残して姿を消したエルミーラさん。
>ようやく再会を果たした彼女は、なんと子連れヴァンパイアになっていた!
>「オギャア、オギャア」
>「お~よちよち。泣いてはダメですわ、シズマ」
>これには色々と深い事情があるらしい。
>口止めされた俺は、エルミーラさんとナイショの子育て生活を始めるのだが―
>「ぱぁ、ぱぁ」
>「お、おおおお!パパって!パパって言ったあああ!」
>…赤ちゃんってホントかわいいのな。
>思わずパパキャラに目覚めちゃいそうだぜ!
>赤ちゃん旋風吹き荒れる、名助演ラブコメ第4弾!

前巻の感想はこちら

さて、前回ラストで失踪してしまったエルミーラさん。
小林くんも、心配するわけですが……一人だけ心配の方向性が違って草w
いちいちメタ視点で捉えるなwww
あと、もうちょっとストーリーの本筋に関わらない部分にも興味を持とうwww

ほんで、小林家の食卓が完全に一家団欒の場になってるの草w
完全に家族やないかーいwww
テッちゃんの駄目人間(魔神だけど)っぷりも留まるところを知らねぇなwwwもうほぼニートやんけwww
そして小林くん、エルミーラさんのとこでも家族になってて更に笑うわw
どんだけ家庭築くねんwww

小林くんがいちいち小物ムーブに徹するのもウケるwww
主人公っぽい台詞を吐いてもうたからって、言い直さなくてもえぇやろwww
エロっぽいフォルダ名を逆に偽装に用いてるのも笑うわwww
逆転の発想www
結局バレてるけどwww

雪宮さんとテッちゃんの相性が良いのもワロタw
そんなとこで株上げてくるんかいテッちゃんwww

と、軽くツッコミダイジェストを済ませまして。
三体目の魔神であるキュウキさんが、今回から登場するわけですが。
これはまさかのガチシリアスキャラ……なの、か……?
からの、シリアス崩壊について小林くんが既に諦めてるのも草w
ほんで相変わらずこの物語、使徒さんサイドの方が常識人多いな……w

ほんで、小林くんへの魔神追加もワロタw
まぁ、そうなるな(知ってた)。
にしても小林くん、もういい加減友人キャラポジションに戻るのは無理があるだろwww
そこはもうキュウキさんの言う通りだよwww
そして、最後まで調整を図ろうとすんなwww

かーらーのー!
亀www
空気を読まないことに定評ありすぎだろwww
そして、シズマくんが本作史上稀に見る常識人www
幼児なのにwww
幼児に大体常度で負けてる他メンバーは反省して、どうぞ。

という感じで(?)、総じて。
とある赤ん坊と新たな魔神を巡る、これまでとは一味違ったシリアスストーリー……になるかと思ったら、そんなことはなかったぜ!(知ってた)
いよいよ魔神も勢揃いし、これからの方向性も楽しみな4巻でございました。

オタビッチ綾崎さんは好きって言いたい

どうも、はむばねです。
はい、というわけでね。
去年のファンタジア大賞受賞作の感想、今回は銀賞受賞でございます。
これで、1月刊行分はラストですね。
なお、本日新たに審査員特別賞受賞作も届いた模様。
今度こそ早めに感想を更新したい(願望)。

というのはともかくとして、感想です。
ズバリは書いてないつもりですが、ふわっと終盤までのネタバレを含んでおりますのでご注意を。


オタビッチ綾崎さんは好きって言いたい (ファンタジア文庫)
戸塚 陸
KADOKAWA (2019-01-19)
売り上げランキング: 374,476


あらすじはAmazonより抜粋。
>世の中にはどうしても相容れない奴がいる。
>たとえばあいつ、綾崎絵麻だ。
>クラスの中心、メイクはばっちり、いわゆるギャルという人種。
>…なのになぜ!
>「あたしは、ミカサちゃんが『ひゃうぅ』ってなるところを描きたいわけ」
>そんな奴と同人誌なんか作ってるんだ!?
>綾崎が隠れオタであることを知った俺は、イベントデビューに協力することに!
>「手始めにまず、あたしを襲って」
>俺は二次専門だから…
>「男に下着を選んでもらうとか、初めてだったんだからね!?」
>俺はデートする初めてだよ。
>「幼馴染ちゃんのパンツを覗いてきて。表紙にするから」
>他人を巻き込むな!
>オタクとギャルの創作青春ラブコメ!第31回ファンタジア大賞銀賞受賞作品。

パンツから始まる物語。
パンツにまみれていたヒロインがパンツを描くためにパンツ好きの主人公にパンツを見せるという、まさしくパンツパンツ。
既にこの二行だけでパンツって言葉がゲシュタルト崩壊しそうになったわ。
しかし、実際本編でもめっちゃパンツパンツ言ってますからね。
むしろタイトルにパンツって言葉を冠してないのが不思議なレベルのパンツ。

と、パンツへの情熱が全面から感じられるスタートからの。
この手の秘密共有ものでは、(弱みを握られたりで)しゃーなし的にヒロインとの関係が始まるのが割とお約束気味だと思うのですけれど。
ここを、純然たるギブアンドテイクで始めてるところが個人的に好きです。
綾崎さんの好感度が下がらないとこがいいですよね。
新太くん(主人公)も、最終的には(ある程度)納得して役割を引き受けてるわけですし。
あと、綾崎さんが自分の趣味と画力に自信を持ってるとも良き。
隠れヲタだからって変に卑屈になってないとこが、また好感度を高めていると思います。

新太くんが、綾崎さん(の画力)についてリスペクトを持ってるとこも良いですね。
若干チョロすぎワロタなとこもありますがw
通常のラブコメだとヒロインとの接触とかラッキースケベ的イベントがご褒美になるわけですが、新太くんにとってのそれがイラストなのも笑うw
綾崎さんも、割と気軽に供給してくれますし。
にしても、パンツよりイラスト描いてる姿の方に興奮状態する新太くんよwww

ほんで綾崎さん、若干のナチュラルストーカー気質で草w
しかし、彼女の創作にかける姿勢はガチですね。
創作のためならば、己の恥も厭わないという。
まぁこれについては、新太くんが二次専だからという安心感(?)も多少はあるのかもですが。
ほんで、割と似た者同士気味なところも笑うw
どっちもハァハァしてると収拾がつかないって、その通りなんだけど言い方www
ていうか、想像すると絵面が酷いなwww
『パンツは物語で映える』とか名言っぽく言うのもやめーやwww
いや、言ってることは非常によくわかるんだけどもw
新太くん、パンツに関して一家言持ちすぎで草w
ほんで、パンツに関しての話で盛り上がる主人公とヒロインwww
二人共情熱溢れすぎwww

と、二人のオタク部分に笑う一方。
いざという時の肝が座ってるとことか、普通に新太くんが格好いいのも好きです。
しかも、傍から見れば事実よりもむしろ納得できそうな話をでっち上げられるあたり頭の回転も良い。
咄嗟に電話のくだり思いつくとか、マジ策士。

ほんで泥を被る形となった新太くんに対して、綾崎さんが怒るのも王道的で良し。
にしても綾崎さん、新太くんを諭すのにパンツの話に持ってく辺り、扱い方心得てんなwww
なんだかんだで、二人が仲を深めていくところが楽しいです。
新太くんが綾崎さんのことを2.5次元であると認めるとことか、これはもうほぼ告白なのでは?

中学時代、お互いがお互いの存在によって救われていたというのも良いですね。
字面だけ見ると割と王道の告白なのに、中身としてはイラストのこと言ってるってのが実にこの作品らしい。
ほんで、その後の新太くんが原稿見た時のリアクションも草w

ちょっと割食っっちゃってる感がありますが、沙弥さんもめっちゃいい子ですね。
結構敵に塩を送り気味ですし。
猛烈に頼み込まれたとはいえ、最終的にはパンツ見せてくれましたしねw
というか、いい子だから割食っちゃってるところがちょっと切ない感じ。

閑話休題。
終盤の展開もまた、非常にこの作品らしいものに思えて良かったです。
等身大の、けれど二人にとっては間違いなくの危機を乗り越えて。
ラストは、恋愛的なものではないものの、ある意味では『結ばれた』と言っても良いような、爽やかなエンドだったと思います。

という感じで、総じて。
パンツに始まり、パンツと共に展開され、にも拘わらず大変爽やかな物語。
時にすれ違いつつもお互いを想う二人が微笑ましい、良きラブコメでございました。

食べないお嬢と魔術学園の料理番

どうも、はむばねです。
朝起きてトイレに向かい、流した時にちゃんと水が出ることのありがたさですよね。
なんでもないようなことが~、幸せだ~ったと思~う~。

と、いうのはともかくとして。
本日は本来の予定(?)に戻りまして、去年のファンタジア大賞受賞作(1月刊行分)の感想でございます。
ボヤボヤしているうちに、今年の後期の二次通過作品まで発表されちゃいましたからね……。
通過者の皆さん、おめでとうございます。

そんなこんなで、感想です。
中盤までのそこそこのネタバレが含まれておりますのでご注意を。


食べないお嬢と魔術学園の料理番 (ファンタジア文庫)
駿河 ゲンゾウ
KADOKAWA (2019-01-19)
売り上げランキング: 427,689


あらすじはAmazonより抜粋。
>王立クライエス魔術学園のスゴ腕料理番カイルが作る料理は魔術の授業よりも生徒たちの注目を集めるほどの絶品ばかり。
>ところがただ一人、生徒会長レクティアはカイルの料理を口にせず…
>「食べたくないのよ、『人が作ったモノ』なんて!」
>“魔術創造者”を父に持ち、幼い頃から狙われ続けたレクティアが信用するのは己のみ。
>しかし、彼女の血筋は世界の均衡を崩すとして、最高峰魔術組織から抹殺対象になり―
>「料理ってのは料理人への信用があってこそ成り立つんだ。だから俺はレクティアを護る」
>魔術の常識を覆すカイルの真価が発揮される!魔術と包丁が交差する新世代学園バトルファンタジー!!
>第31回ファンタジア大賞金賞受賞作品。

まず、最初に注意事項なのですが。
お腹すいてる時に読んだんで、飯テロ感謝がヤバかったですw
めっちゃラーメンが食べたくなってくるんですよね……。
今食事できないなら絶対に見ないでください、という警告を最初に記載しないといけないレベル。
あるいは、ラーメン業界と提携しても良いかもしれぬ。
ちな私は、実際その日の食事はラーメンにしましたw

と、いうのはともかくとして。
学園の一番のウリにまでなるレベルの食堂とは。
カイルちゃん(主人公)の学園への貢献度、ハンパねぇ。
割と真面目に、学園の最重要人物レベルですよね。
まぁ、『魔術学園』の最大のウリを食堂にすんなっていうお嬢の憤りもわかりますがw

ちゅーかカイルちゃん、自腹まで切って新メニュー開発してるとは……これは確かに料理バカと称すべき存在。
ほんで、本人が料理バカって呼称に誇り持ってるのが笑うw
生徒の皆さんが当たり前のように、カイルちゃんが追放されたあとでも彼の料理を食べに行くって考えてる辺りもね。
カイルちゃんとの信頼関係が見て取れて、ほっこりします。
まぁカイルちゃん、完全に弄られキャラになってますがw
これはこれで、親しさの証なのでしょう。

んでんでんで。
そうなんだろうなーとは思ってましたが、期待通りにカイルちゃんが強者だったのもグッド。
弱者ゆえの強者、とでも呼ぶべきか。
あまりの容赦の無さというか、冷たさを見せるギャップも良いですね。
例のアレに属してたっていうのも予想の範疇ではありましたが、まさか一位さんだったとは。
ガチンコの世界最強やんけ。
でもお嬢にとって本当の意味で救いになったのが、カイルちゃんの戦闘力ではなく料理だった、というのがこの作品らしくて良かったです。

反面、ロザリーさんについては完全に予想外でした。
とはいえ、考えてみればその配置自体はさもありなん。
そら、お嬢の重要性を鑑みればね。
まぁ、そうなるな。
それを踏まえてもお嬢の周囲、結果的にめちゃくちゃ強者が集まってんなって感じですがw

閑話休題。
カイルちゃんの料理にかける思いも、なるほど。
これは料理人であり暗殺者でもあったという過去ならでは、という感じがしますね。
ほんでメイちゃんも、思ったよか重いものを背負ってたんやな……ガチで。

からの、ラスト。
結局、まだ誰もがトラウマを完全に乗り越えたわけではないのでしょうけれど。
それでもお互いがお互いにとっての救いとなる、という。
ジンとくるエンドだったと思います。

あと個人的な好ポイントとして、色々と論理立った魔法が出てくるのも良かったです。
なんというかこう、あぁちゃんと考えられてるんだなーってところに惹かれるというか。
こういうのがあると、世界観に深みが増しますよね。
ちゃんと『歴史』があると感じられます。
まぁ、私自身はその辺りクッソ適当に済ますタチなんですがw
だからこそ、ちゃんとしてる作品はリスペクトを抱きます。

というのはともかくとして、総じて。
お腹が空いてくる系グルメバトルファンタジー。
各々が抱えた過去の傷に対して、各々の存在が救いになっていく……という関係性に胸が暖かくなる物語でございました。

水が出ねーんやが

どうも、はむばねです。
まさか、昨日の今日でマジで番組の内容を変更してお送りしなければいけない事態が発生するとはな。
日常において(無駄に)伏線が機能する系作家、はむばねです(2行ぶり2回目の自己紹介)。

えー、はい。
というわけでね。
今朝は、5時前くらいに目が覚めまして。
これは流石に二度寝コースやなー、と思いながらとりあえずトイレに行ったんですけども。
レバーを回すと便器の水は流れたんですけども、手を洗うところの方の水が出てこない。
あれ……? と思ってもう一度レバーを回してみると、今度は便器の方の水も流れない(初回はタンクに溜まってた水で流れてたっぽい)。
こ、これはまさか……いやいやそんな……と半笑いになりつつ台所と洗面所とお風呂の蛇口も回してみるも、全部水が出てこない。
はっはーん? さてはこれ、あれだな?
水道自体が止まってやがるな?

とりあえず水道の元栓を確認してみるも、そこは恐らく問題なさげ。
まさか、水道料金が未払いになってるのか……? と思いましたが、それなら先に何らかの警告は来るはず。
まぁ、とにもかくにもこれ以上は管理会社に連絡してみにゃわからんなってなるわけですが。
当然、5時前に繋がるはずものないのでしばらくは待機せねばならんわけで。
なんでワイは、こんな時に限って5時前に起きてもうたんやろうなぁ……。

とはいえ、眠れさえすれば時間経過もすぐなのでしょうけれど。
ただでさえ不眠持ちの私が、この不安な状況で眠れるはずもありませんよね。
ていうか、『すぐにトイレに行けない不安』って思った以上にでけぇな。
すぐ近くにコンビニはあるんですが、やっぱ屋内にあるのと外まで出ないといけないのでは全然違いますからね……。

というわけで、「こんな水も出ない場所にいられるか! 私は逃げさせてもらう!」ってな感じでネカフェに行くことに。
とりあえず、ペットボトルの水で顔を洗って歯を磨いて出かけました。
こんな時のためにペットボトルの水を常備していて良かったぜ!
……うん、いや、まぁ、断じてこんな時のためではないんですけどね。

ともあれ、ネカフェで時間を潰してから管理会社に電話。
すると、ウチだけじゃなくてマンション全体で水が出ない状態だそうで。
業者が向かってるところなんで、もうしばらく待ってくれということでしばらく待機。
んで、さっき復旧の電話がかかってきてとりあえずは一安心ってところです。
ただ、根本対策が必要なんでそのうち工事でまた断水するかも、とのこと。
まーそれ自体はいいんですけども(工事だったら予め告知されるし)、また予期せず断水されるのは怖いのでやるなら早めにやっていただきたいところですね。

と、いう感じでね。
結局あんま寝てなくてグロッキーなため、いつ落ちる(落ちれる)かわからんので今日は早めの更新です。

ハニトラは効かない。英雄だからね、俺

どうも、はむばねです。
ほい、本日も去年のファンタジア大賞受賞作の感想ですよっと。
今回は『金賞』受賞作のうちの一つですね。
1月発売分の4作はもう感想書き終わってるので、ポンポンッと更新していきたいと思います。
なお、都合により番組を変更してお送りする可能性もございますのでご了承ください。

というわけで、感想です。
今回もズバリは書いてないつもりですが、割と隅から隅までのネタバレが結構含まれますのでご注意を。


ハニトラは効かない。英雄だからね、俺 (ファンタジア文庫)
夏目坂一家
KADOKAWA (2019-01-19)
売り上げランキング: 196,582


あらすじはAmazonより抜粋。
>たったひとりで魔物との戦争を終結させた英雄―英赤雄介。
>失われた青春を取り戻すべく学園に通うことになる雄介を世界が放っておくわけもなく…。
>彼を自国へと引き込むべく学園には、ハニトラに長けた美少女たちが派遣されていた!?
>美少女たちのハニトラの数々を雄介は―
>「なんで走ってきた可愛い子相手に奥義発動するんだよ!」
>「ありがとうございますとむせび泣くところだろうに!」
>「何故その場で襲わないッ!?」
>各国のトップも驚愕する方法で回避していく!
>しかし秘密裏にSPとして派遣された咲ノ芽木葉さえもハニトラと警戒されてしまい!?
>これは世界を救った英雄の新たな英雄譚!
>第31回ファンタジア大賞金賞受賞作品。


おっふ、冒頭からものっそい惹きつけられる始まりですねー。
個人的には、地の文の言い回しが凄く好き。
>今は違う。既にこれは、英雄譚である。
とかね。
簡潔なんですけども、しかしであるがゆえにこの物語を端的に表していて、なんちゅーか物凄いセンスを感じる。

からの、本編の落差よw
ていうか雄介くん、報われなさすぎワロタw
いや、ワロタwとか言えるのは彼の人徳ゆえなのですが。
実際問題、真面目に考えると悲惨な状況やからな……世界を救ったことで、彼女を作ることが絶望的になるとは……。

ちゅーか、これはアレやな。
ツッコミダイジェストが必要なやつやな(数ページ読んでの結論)。
というわけで、ツッコミダイジェストいってみよう。

雄介くん、普通に鈍感系主人公でもあるんかいw
完全スルーされるマキナさん、可哀想だけど可愛いなwww

ラブコメ回避(物理)という概念にワロタwww
そんな中、レンさんが地味に雄介くんの意表を突く(物理的な意味で)のも笑うw
流石、闇に潜む者(ストーカー)……。
あと、木葉さんの早着替えだけは感知出来ないのも草w

にしても、クラスメイト兼先生という概念も新しいなwww
ほんで、雄介くんが普通に真面目に学生生活送る気満々なのも草w真面目か!w
いや、真面目だわ!

普通に特注型を戦闘特化させたレンさんが結果的に好感度稼いでいくの草w
ていうか、他はなんで遊び機能が付いてんだよwww

雄介くんのハニトラ対策が、いちいち普通に的確なのも笑うw
流石、戦場で鍛えられた戦術眼(?)やでぇ……!
あと、学生っぽいことでテンション上がる雄介くん可愛いなw

かと思えば、対ハニトラ作戦が逆効果オブ逆効果で草w
雄介くん、ただのイケメンやないか!
この、大体何をしてもポイントが上がってしまう系主人公よw

『努力を積んでいるハニートラップ』という概念w
いやまぁ実際のところはそらハニトラにも努力は必要なのでしょうけれどw
ほんでそうは言うても他のメンツがそれなりにハニトラの役割を果たそうとしてる中、レンさんだけガチ恋しててワロタw
君もう、ほとんど任務忘却してるっていうかトリップの彼方に置き去りにしてるやろwww

ほんで、木葉さんのアレは正体見破ってたわけじゃなかったのかよwww
なんで肝心なとこは逆に外すんだよwww
そして、であるがゆえに積み立ててきたフラグが全てプラス方向にwww

にしてもこれ、客観的に見るとマキナさんの一人勝ち状態ですよね……。
まぁ雄介くんからすると、お母さん枠なのでしょうけれどw


と、以上ツッコミダイジェストでした。
これだけ読んでも意味わかんねーと思うので、まぁ普通に本編を読了後にお読みいただければ。
これ以降は、ネタバレありの普通の(?)感想となります。


本作、個人的に一番凄いなと思ったのはコメディとシリアスの配分が絶妙なとこです。
いや、ほぼコメディなんですよ。
ただ、設定上は凄くシリアスなんですよね。
このアンバランスさが、笑いと気持ちよさの両方を感じさせる構成になってるというか。

例えば雄介くん関連で、人体改造されたとかその影響で記憶喪失とか、サラッと重い設定ぶっ込んでくるんですよ。
本人が割と軽いノリで語ってる(というかツッコミ入れている)ので、あんまり重そうに感じないですけど。
基本コメディテイストでも、雄介くんのソルジャーっぷりがマジでソルジャー。
戦うことしかしてこなかったのか、この御方……と、設定上は凄く悲しい存在なんですよね。

ほんで、雄介くんは彼の理論が教科書の基礎となってるレベルのマジモンの英雄で。
というか、『規格外』で。
その『英雄性』とでも呼ぶべきものがまた、マジのガチなんですよ。
甘っちょろい理想論を掲げてるんじゃなくて、『戦うなら』覚悟を持てと、心中ではとはいえ断じる。
とはいえ心中で留めるだけな辺り、ちゃんとそれが異常思考の類であることも自覚してるんですね。
この辺りの、狂気を内包する理性とでも呼ぶべきバランスがとても良いのです。
フラグはブッチするけど戦闘関連はガチる雄介くん、ってのも狂気と常識の融合的なキャラ造形だからこそって感じです。
笑えて、しかも格好いいんですよね。
そして、説得力がある。

あと、緩い作中の雰囲気とは対照的に世界観もかなりハードでして。
前回の異界大戦で、人類の半数以上が亡くなってるんですよね。
ほんで、異界大戦『二度目』も想定されている。
そりゃ、見えてる危機に備えるのは当然ですよねって話で。
そのために、学園に来てる子たちも覚悟完了してるってのがまたね。
戦うのが当然、というハードさが現れています。

普通、こんなレベルでコメディとシリアスの両立は成り立ちませんよ。
かなり両極端ですからね。
少なくとも私がやると、どっちかに寄ってしまうと思います。
本当に夏目坂先生のこのバランス感覚、凄い。

閑話休題。
脊髄反射のくだりとか、細かい伏線が積み重なってるのもグッドですねー。
ジ・イクス(以下略)も、やたら繰り返してんなーと思ったらただのネタではなく、(メタ的に)繰り返すことに意味があったとは。

んでんでんで。
クライマックスで、これが『英雄譚』であるという。
あの冒頭の文言が生きてくるという構成、めっちゃニクいですね。

からの、ラストは。
いやぁ、この物語はこういうのでいいんだよ! というドタバタ。
かーらーのー?
はてさて、これがどう繋がっていくのか。
今後が楽しみな1巻でございました。

ほんでこれ、あとがきを見るに(投稿時から)ヒロイン二人も追加されてたんですね……。
これは、投稿時とはかなり違った読み味になってそうですなー。
個人的にはあのヒロインズあってこその本作って印象を受けたので、これは良い追加要素だったのではなかろうかと思います。
ただ、改稿の作業量はえらいことになってそうですが……。

というのはともかくとして、総じて。
重い設定からの緩い雰囲気と、奇跡的なまでのバランス感覚で成り立っている物語。
ヒロインズとのやり取りが楽しく、しかし決めるところでは決めてくれるとこが熱い、笑えて燃えるバトルラブコメでございました。

撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ ―弾丸魔法とゴースト・プログラム―

どうも、はむばねです。
はい、というわけでね。
本日の感想は去年のファンタジア大賞にて『大賞』を受賞した作品ですよっと。
1月の謝恩会の時までに(作者さんご本人に会うので)読み終わってはいたんですけどね。
感想をまとめるのに、やたら時間がかかってしまいました……。

まぁそんなこんなで、感想いってみましょう。
ズバリは書いてないつもりですが、終盤までのネタバレが結構含まれますのでご注意を。




あらすじはAmazonより抜粋。
>機甲車が這い、弾丸魔法が降る、東国と西国の百年に及ぶ戦争。
>追い詰められた東の少年兵レイン・ランツは、見慣れぬ弾丸を放ち、敵将校を殺害する。
>―刹那、世界が一変した。
>戦場は通い慣れた士官学校へ切り替わり、死んだはずの級友の姿も。
>戸惑うレインに、弾丸を作ったという少女エアは告げる。
>「撃った相手を最初からいなかった世界へ再編成する“悪魔の弾丸”。このまま使いたい?」
>終わりなき戦場を前に、レインの決断は―
>「終わらせる。変えてやる。この弾丸で、全てを」
>世界の理を撃ち抜く、少年と少女の戦いが始まる―。
>第31回ファンタジア大賞“大賞”受賞のミリタリックファンタジー!

メロンブックスで買ったんですが、特典の冊子にもメカ設定が入ってるんですね。
これは珍しいパティーン。

と、いうのはともかくとして。
本文は非常にハードな滑り出しですね。
そして、だからこそ例のシーンではレインくん(主人公)と共に「???」という気持ちになります。
最初はタイムリープ系かと思いましたが、世界線切り替え系なんですかね。
撃った人の存在が『なかった』世界線に移動する的な?
とかとか、基本的に何も考えずに読む派の私でも色々と考えてしまった、非常に引きの強い導入部。
これが、大賞受賞のクオリティというやつか……。

閑話休題。
レインくんたちが、学生とはいえエリートという辺り個人的に好きな設定。
でもたとえ天才だろうと学生であるがゆえに経験が足りず、戦場では死にかける(でもそれなりの戦果は残す)というバランスも好き。
レインくんは『悪魔の弾丸』を手にしたことで特異な存在になったわけですが、元々オンリーワンな技能を持ってたってところも良いですね。

しかし個人的に、レインくんが何より特異なのはその精神性だと思いました。
手にした力を、最大限に活かすことに……最大限活かせるよう殺すことに、全力を尽くせるという。
エアさん(ヒロイン)の言う通り、普通は精神ぶっ壊れるよねってレベル。

で、そのエアさんの過去の重さもガチなのですが。
それを明かした後、教導院の話を挟んで緩急付けてくるところが上手いですね。
レインくん、鈍感系主人公だったかw
ほんで、アスリーさん暴走からのレインくん正論でワロタw
しかし、コメディの合間にちょいシリアスを挟みつつ情報を開示していくバランス感覚も上手い。

からの、転調も鮮やか。
一度戦場に突入するとその悲惨さがガチなので、落差が凄まじいですね。
あと、エアさんの有能っぷりもガチ。
『悪魔』の力が無くとも戦況を覆すところに、かつての英雄っぷりが伺えます。

ともあれ。
エアさん以外の『亡霊』が出てくるのは予想通りでしたが(というか思いっきりキャラ紹介に書かれとるしな……)、レインくんの力までそれに類するものだったとは予想外。
なるほど、その異質さにも理由があったわけですね。
そして、『悪魔の弾丸』を使うのに全力を尽くすのにも。
にしても、『悪魔の弾丸』を使うと本当の願いだけは決して叶えられないというのが何とも『悪魔』的ですね。

閑話休題。
戦争を『続ける』ための戦い、『終わらせる』ための戦い、という構図も美しい。
そして、『一人』で戦ったことと『二人』で戦ったことが決着の明暗を分けたというのも。
エアさんにとっての初めての理解者が、同じく地獄のような経験をしたレインくんだからこそ、というのも皮肉なところですね。

んでんでんで。
ラストは、はへーそうきましたかって感じ。
フェイントの入れっぷりが絶妙でしたね。
はてさてしかし、一応の決着はついたものの新たな『悪魔』も生み出し。
これからの壮大な物語の序章という印象の1巻、続きも楽しみでございます。

という感じで、総じて。
非常にハードな状況ながら、ハード一辺倒ではない緩急が魅力的な物語。
壮大な展開を感じさせる、続刊も楽しみな1巻でございました。


なお、2巻も先月発売しとるやで!



買ってはあるので、今度こそは早めに感想を上げたいと思います……(願望

著しく体調が崩れそうな予感がする気配をそこはかとなく感じないでもない

どうも、はむばねです。
まだ崩れてはないです。
というか今回は、崩れる直前の予兆すらまだ来てないです。
朝起きた瞬間に風邪の匂いがするアレね。
伝わるのかどうかわかんねーというか、果たして一般的な感覚かなのかさえ判別が付きませんけれど。

今回はそれより更に前段階の……なんでしょうね、『違和感』?
というか、ちょっとずつ『ズレてる』感覚といいますか。
イマイチ、パリッとしない感じなんですよね。
これがもうちょっとズレきると、体調が崩れる感じ。
30年以上も生きてると、なんかそういう予兆的なものもわかるようになってきますよね。

ちゅーか、ここ数年ホントに季節の変わり目に弱くなってきた感があります。
昔は、「季節の変わり目ってなんやねんw別に何も起こらんわwww」って感じだったのですけどね。
いや季節の変わり目だけじゃなくて、全体的に弱くなってきているのですけれど。

いやー、しかしアレですね。
クソみてーに中身が無い記事だなこれ。
いやホントはね、感想記事の冒頭に書いてたんですよ。
けど、意外と長くなってきてですね。
分けてはみたものの、今度は普通に一記事分書けるほどのネタでもなかったっていうね。
この、帯に短し襷に長し感よ。
まぁ、もうめんどいのでこのまま更新しますけれど(適当)。
以前はこんな記事ばっかだった気がしますし、まー昔からの読者さんはその頃を懐かしみながら読んどいて(適当)。
あとは、例によってこの記事が『ブログに「最近~です」と書くと途端に真逆の状況になる』事象を誘発してくれることを願っています(適当)。

魔王を倒した俺に待っていたのは、世話好きなヨメとのイチャイチャ錬金生活だった。 3

どうも、はむばねです。
なんか、急に暑くなってきましたね。
これ、ここ数年割と毎年言ってる気がするんですけども。
なんか、年々『春』『秋』という概念が消滅していってない?
冬と夏の間に、一瞬だけ存在するような存在しないようなイメージ。
いやまぁ当然夏に比べればまだまだ全然涼しいのですけれど、なんちゅーか『春』というよりは『初夏』って感覚なんですよね……。
それとも印象が薄れてるだけで、昔かっらこんなもんだったんだろうか……。

というのはともかくとして、感想です(投げっぱ)。
今回も割と隅から隅までネタバレしておりますのでご注意を。


魔王を倒した俺に待っていたのは、世話好きなヨメとのイチャイチャ錬金生活だった。 3 (HJ文庫)
かじいたかし
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売り上げランキング: 218,385


あらすじはAmazonより抜粋。
>「一緒に先生やりましょうか、イザヤさん」
>
>錬金術の王立アカデミーで先生をやることになったイザヤとヨメ。アカデミーは女の子だけの学園で、男はイザヤひとりのみ。女子生徒の人気者になるイザヤに、ヨメのヤキモチが大爆発!?
>「イザヤさん、生徒たちに大人のイチャイチャを見せつけてやりましょうか」「正気になれ……」
>そんななか、イザヤは異国から留学している王女様・ノエルと親しくなる。
>天才的な能力を持ちながらアカデミーでは孤立ぎみのノエルだったが、イザヤには好意を寄せて――!?
>ヨメとの先生ライフは果たしてどうなる?スイート錬金生活第3弾!!

前巻の感想はこちら

冒頭は夢オチかと思ったら、安定の夢オチだったぜ!
にしても、ヨメさん(夢)の台詞が酷いwww
しかし、ワンチャン本物でも言いそうなところがアレですね……。
からの、『俺が俺に犯されて、俺がパパとママになる』というパワーワードwww
ほんで、起きた後の現実もやっぱりカオスで草w
夢より現実の方がカオスまであるで……w
ていうか、プロローグが本編と一ミリも関係しないのもウケるwww

ほんで、本編入ってもなおカオスw
やっぱ、ロゼさんの加入によってカオスっぷりが加速してますね。
にしても、イザヤさん怒涛の無言で草生えるwww
そして巻を追うごとにヨメさんが体裁もあんまり取り繕わなくなってきてるのも笑うわw

ともあれ、今回は学園編ですか。
設立に際してエリカさんも尽力したとのことですが、あの人なら納得という感じ。
エリカさんの有能さがガチなのは、毎回証明されてますからね。
ただ、授業の内容については投げっぱで草w
ま、まぁこれも信頼の証やから………………たぶん。

あとこれ2巻の時にも書きましたけど、この物語すげぇ「パパになる(される)」ってフレーズ出てくるな!?
というか、巻を追うごとに増えている気がするwww
にしても、「耳がパパになっている」ってなんだよwww
確かに宇宙的フレーズだわwww

ともあれ(2回目)。
今回の新ヒロイン、ノエルさんですが。
今度はクール系か……と思いきや、そんなことはなかったぜ!
その豹変っぷりにワロタw
ほんで、まさかのイザヤさんの最大の『理解者』となるとはな……。
というかイザヤさんのぷちあにさんへの思い入れ、思った以上に重いな……w

そして、またしてもパパwww
百歩譲って『生徒にパパにされる』はいいとして、『指からじわじわパパになる』ってどういうことなんだよwww
もはや、『パパ』という概念という自体が謎になっているwww

とまぁ、前半はかなりのパパっぷりだったわけですが(※パパではないです)。
中盤くらいからは、ノエルさんを巡るシリアスに……なるかと思ったら、そんなこともなかったぜ!
ていうか、イザヤさんの『契約』の理由が酷いwww
この人、ぷちあにさんのためなら何でもやりそうだなwww
ほんで、『宮廷ぷちあにさん師』って何やねんwww
人生とそれを天秤にかけるなwww

からの、今度こそシリアスな流れ………………に、ならねぇ!
なんだそのステージwwwなんだその歌詞wwwなんだそのダンスwwww
高速のwww蟹歩きwwww
やべぇな、かじいたかし先生……これまでも大概頭おかしい(褒め言葉)と思ってたけど、これはちょっと本格的に頭おかしい(最大限の賛辞)ぞ……。
文字だけでここまで面白いんだから、これは是非ともアニメ化してほしい……ほんで、Aパート全部使うくらいの勢いでこの場面を作ってほしい……。
そしたら、ギアスR2以来10年ぶりくらいにアニメ観ることにするわ……。

と、ともあれ(3回目)。
イザヤさんがヨメさんを選ぶこと自体は、まぁ既定路線ではあると思うのですけれど。
そのきっかけが二人の言葉のちょっとした違いにあった、というのが良いですね。
……うん、それは良いですけれど。
そこでようやく『宮廷ぷちあにさん師』という存在に疑問を持つなwww
冷静になるまでもなく、最初から疑問の塊でしかないわwww
イザヤさん、マジイザヤさんだな……。

かーらーのー。
今度こそは、本当にシリアス(ガチ)。
久々に、イザヤさんの『勇者』なところも見えましたね。
ちゅーかイザヤさん、魔王の力がなくてもクッソ強ぇな……。
まぁ魔王を倒した時点では魔王の力を持ってるわけがないので、当然っちゃ当然なのでしょうけれど。
とはいえ、実のところそれは重要なことではなく(いや重要なことでもあるのですけれど)。
敵を倒すことによって事態が解決するのではなく、『人』の存在こそが本当の意味での鍵となる、というのが実にこの作品らしいと思いました。

という感じで、総じて。
今回も優しい世界に、胸が暖かくなり……それはそれとして、過去最大級にクッソ笑いましたwwwカオスが過ぎるwww『パパ』という言葉の概念が崩れるわwwww

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