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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ ―弾丸魔法とゴースト・プログラム―

どうも、はむばねです。
はい、というわけでね。
本日の感想は去年のファンタジア大賞にて『大賞』を受賞した作品ですよっと。
1月の謝恩会の時までに(作者さんご本人に会うので)読み終わってはいたんですけどね。
感想をまとめるのに、やたら時間がかかってしまいました……。

まぁそんなこんなで、感想いってみましょう。
ズバリは書いてないつもりですが、終盤までのネタバレが結構含まれますのでご注意を。




あらすじはAmazonより抜粋。
>機甲車が這い、弾丸魔法が降る、東国と西国の百年に及ぶ戦争。
>追い詰められた東の少年兵レイン・ランツは、見慣れぬ弾丸を放ち、敵将校を殺害する。
>―刹那、世界が一変した。
>戦場は通い慣れた士官学校へ切り替わり、死んだはずの級友の姿も。
>戸惑うレインに、弾丸を作ったという少女エアは告げる。
>「撃った相手を最初からいなかった世界へ再編成する“悪魔の弾丸”。このまま使いたい?」
>終わりなき戦場を前に、レインの決断は―
>「終わらせる。変えてやる。この弾丸で、全てを」
>世界の理を撃ち抜く、少年と少女の戦いが始まる―。
>第31回ファンタジア大賞“大賞”受賞のミリタリックファンタジー!

メロンブックスで買ったんですが、特典の冊子にもメカ設定が入ってるんですね。
これは珍しいパティーン。

と、いうのはともかくとして。
本文は非常にハードな滑り出しですね。
そして、だからこそ例のシーンではレインくん(主人公)と共に「???」という気持ちになります。
最初はタイムリープ系かと思いましたが、世界線切り替え系なんですかね。
撃った人の存在が『なかった』世界線に移動する的な?
とかとか、基本的に何も考えずに読む派の私でも色々と考えてしまった、非常に引きの強い導入部。
これが、大賞受賞のクオリティというやつか……。

閑話休題。
レインくんたちが、学生とはいえエリートという辺り個人的に好きな設定。
でもたとえ天才だろうと学生であるがゆえに経験が足りず、戦場では死にかける(でもそれなりの戦果は残す)というバランスも好き。
レインくんは『悪魔の弾丸』を手にしたことで特異な存在になったわけですが、元々オンリーワンな技能を持ってたってところも良いですね。

しかし個人的に、レインくんが何より特異なのはその精神性だと思いました。
手にした力を、最大限に活かすことに……最大限活かせるよう殺すことに、全力を尽くせるという。
エアさん(ヒロイン)の言う通り、普通は精神ぶっ壊れるよねってレベル。

で、そのエアさんの過去の重さもガチなのですが。
それを明かした後、教導院の話を挟んで緩急付けてくるところが上手いですね。
レインくん、鈍感系主人公だったかw
ほんで、アスリーさん暴走からのレインくん正論でワロタw
しかし、コメディの合間にちょいシリアスを挟みつつ情報を開示していくバランス感覚も上手い。

からの、転調も鮮やか。
一度戦場に突入するとその悲惨さがガチなので、落差が凄まじいですね。
あと、エアさんの有能っぷりもガチ。
『悪魔』の力が無くとも戦況を覆すところに、かつての英雄っぷりが伺えます。

ともあれ。
エアさん以外の『亡霊』が出てくるのは予想通りでしたが(というか思いっきりキャラ紹介に書かれとるしな……)、レインくんの力までそれに類するものだったとは予想外。
なるほど、その異質さにも理由があったわけですね。
そして、『悪魔の弾丸』を使うのに全力を尽くすのにも。
にしても、『悪魔の弾丸』を使うと本当の願いだけは決して叶えられないというのが何とも『悪魔』的ですね。

閑話休題。
戦争を『続ける』ための戦い、『終わらせる』ための戦い、という構図も美しい。
そして、『一人』で戦ったことと『二人』で戦ったことが決着の明暗を分けたというのも。
エアさんにとっての初めての理解者が、同じく地獄のような経験をしたレインくんだからこそ、というのも皮肉なところですね。

んでんでんで。
ラストは、はへーそうきましたかって感じ。
フェイントの入れっぷりが絶妙でしたね。
はてさてしかし、一応の決着はついたものの新たな『悪魔』も生み出し。
これからの壮大な物語の序章という印象の1巻、続きも楽しみでございます。

という感じで、総じて。
非常にハードな状況ながら、ハード一辺倒ではない緩急が魅力的な物語。
壮大な展開を感じさせる、続刊も楽しみな1巻でございました。


なお、2巻も先月発売しとるやで!



買ってはあるので、今度こそは早めに感想を上げたいと思います……(願望
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