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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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ハニトラは効かない。英雄だからね、俺

どうも、はむばねです。
ほい、本日も去年のファンタジア大賞受賞作の感想ですよっと。
今回は『金賞』受賞作のうちの一つですね。
1月発売分の4作はもう感想書き終わってるので、ポンポンッと更新していきたいと思います。
なお、都合により番組を変更してお送りする可能性もございますのでご了承ください。

というわけで、感想です。
今回もズバリは書いてないつもりですが、割と隅から隅までのネタバレが結構含まれますのでご注意を。


ハニトラは効かない。英雄だからね、俺 (ファンタジア文庫)
夏目坂一家
KADOKAWA (2019-01-19)
売り上げランキング: 196,582


あらすじはAmazonより抜粋。
>たったひとりで魔物との戦争を終結させた英雄―英赤雄介。
>失われた青春を取り戻すべく学園に通うことになる雄介を世界が放っておくわけもなく…。
>彼を自国へと引き込むべく学園には、ハニトラに長けた美少女たちが派遣されていた!?
>美少女たちのハニトラの数々を雄介は―
>「なんで走ってきた可愛い子相手に奥義発動するんだよ!」
>「ありがとうございますとむせび泣くところだろうに!」
>「何故その場で襲わないッ!?」
>各国のトップも驚愕する方法で回避していく!
>しかし秘密裏にSPとして派遣された咲ノ芽木葉さえもハニトラと警戒されてしまい!?
>これは世界を救った英雄の新たな英雄譚!
>第31回ファンタジア大賞金賞受賞作品。


おっふ、冒頭からものっそい惹きつけられる始まりですねー。
個人的には、地の文の言い回しが凄く好き。
>今は違う。既にこれは、英雄譚である。
とかね。
簡潔なんですけども、しかしであるがゆえにこの物語を端的に表していて、なんちゅーか物凄いセンスを感じる。

からの、本編の落差よw
ていうか雄介くん、報われなさすぎワロタw
いや、ワロタwとか言えるのは彼の人徳ゆえなのですが。
実際問題、真面目に考えると悲惨な状況やからな……世界を救ったことで、彼女を作ることが絶望的になるとは……。

ちゅーか、これはアレやな。
ツッコミダイジェストが必要なやつやな(数ページ読んでの結論)。
というわけで、ツッコミダイジェストいってみよう。

雄介くん、普通に鈍感系主人公でもあるんかいw
完全スルーされるマキナさん、可哀想だけど可愛いなwww

ラブコメ回避(物理)という概念にワロタwww
そんな中、レンさんが地味に雄介くんの意表を突く(物理的な意味で)のも笑うw
流石、闇に潜む者(ストーカー)……。
あと、木葉さんの早着替えだけは感知出来ないのも草w

にしても、クラスメイト兼先生という概念も新しいなwww
ほんで、雄介くんが普通に真面目に学生生活送る気満々なのも草w真面目か!w
いや、真面目だわ!

普通に特注型を戦闘特化させたレンさんが結果的に好感度稼いでいくの草w
ていうか、他はなんで遊び機能が付いてんだよwww

雄介くんのハニトラ対策が、いちいち普通に的確なのも笑うw
流石、戦場で鍛えられた戦術眼(?)やでぇ……!
あと、学生っぽいことでテンション上がる雄介くん可愛いなw

かと思えば、対ハニトラ作戦が逆効果オブ逆効果で草w
雄介くん、ただのイケメンやないか!
この、大体何をしてもポイントが上がってしまう系主人公よw

『努力を積んでいるハニートラップ』という概念w
いやまぁ実際のところはそらハニトラにも努力は必要なのでしょうけれどw
ほんでそうは言うても他のメンツがそれなりにハニトラの役割を果たそうとしてる中、レンさんだけガチ恋しててワロタw
君もう、ほとんど任務忘却してるっていうかトリップの彼方に置き去りにしてるやろwww

ほんで、木葉さんのアレは正体見破ってたわけじゃなかったのかよwww
なんで肝心なとこは逆に外すんだよwww
そして、であるがゆえに積み立ててきたフラグが全てプラス方向にwww

にしてもこれ、客観的に見るとマキナさんの一人勝ち状態ですよね……。
まぁ雄介くんからすると、お母さん枠なのでしょうけれどw


と、以上ツッコミダイジェストでした。
これだけ読んでも意味わかんねーと思うので、まぁ普通に本編を読了後にお読みいただければ。
これ以降は、ネタバレありの普通の(?)感想となります。


本作、個人的に一番凄いなと思ったのはコメディとシリアスの配分が絶妙なとこです。
いや、ほぼコメディなんですよ。
ただ、設定上は凄くシリアスなんですよね。
このアンバランスさが、笑いと気持ちよさの両方を感じさせる構成になってるというか。

例えば雄介くん関連で、人体改造されたとかその影響で記憶喪失とか、サラッと重い設定ぶっ込んでくるんですよ。
本人が割と軽いノリで語ってる(というかツッコミ入れている)ので、あんまり重そうに感じないですけど。
基本コメディテイストでも、雄介くんのソルジャーっぷりがマジでソルジャー。
戦うことしかしてこなかったのか、この御方……と、設定上は凄く悲しい存在なんですよね。

ほんで、雄介くんは彼の理論が教科書の基礎となってるレベルのマジモンの英雄で。
というか、『規格外』で。
その『英雄性』とでも呼ぶべきものがまた、マジのガチなんですよ。
甘っちょろい理想論を掲げてるんじゃなくて、『戦うなら』覚悟を持てと、心中ではとはいえ断じる。
とはいえ心中で留めるだけな辺り、ちゃんとそれが異常思考の類であることも自覚してるんですね。
この辺りの、狂気を内包する理性とでも呼ぶべきバランスがとても良いのです。
フラグはブッチするけど戦闘関連はガチる雄介くん、ってのも狂気と常識の融合的なキャラ造形だからこそって感じです。
笑えて、しかも格好いいんですよね。
そして、説得力がある。

あと、緩い作中の雰囲気とは対照的に世界観もかなりハードでして。
前回の異界大戦で、人類の半数以上が亡くなってるんですよね。
ほんで、異界大戦『二度目』も想定されている。
そりゃ、見えてる危機に備えるのは当然ですよねって話で。
そのために、学園に来てる子たちも覚悟完了してるってのがまたね。
戦うのが当然、というハードさが現れています。

普通、こんなレベルでコメディとシリアスの両立は成り立ちませんよ。
かなり両極端ですからね。
少なくとも私がやると、どっちかに寄ってしまうと思います。
本当に夏目坂先生のこのバランス感覚、凄い。

閑話休題。
脊髄反射のくだりとか、細かい伏線が積み重なってるのもグッドですねー。
ジ・イクス(以下略)も、やたら繰り返してんなーと思ったらただのネタではなく、(メタ的に)繰り返すことに意味があったとは。

んでんでんで。
クライマックスで、これが『英雄譚』であるという。
あの冒頭の文言が生きてくるという構成、めっちゃニクいですね。

からの、ラストは。
いやぁ、この物語はこういうのでいいんだよ! というドタバタ。
かーらーのー?
はてさて、これがどう繋がっていくのか。
今後が楽しみな1巻でございました。

ほんでこれ、あとがきを見るに(投稿時から)ヒロイン二人も追加されてたんですね……。
これは、投稿時とはかなり違った読み味になってそうですなー。
個人的にはあのヒロインズあってこその本作って印象を受けたので、これは良い追加要素だったのではなかろうかと思います。
ただ、改稿の作業量はえらいことになってそうですが……。

というのはともかくとして、総じて。
重い設定からの緩い雰囲気と、奇跡的なまでのバランス感覚で成り立っている物語。
ヒロインズとのやり取りが楽しく、しかし決めるところでは決めてくれるとこが熱い、笑えて燃えるバトルラブコメでございました。
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