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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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あの日、神様に願ったことはI kiss of the orange prince

どうも、はむばねです。
寒ない?
Twitterでも書いてますけど、昨日の夕方に雨が降ってから急激に気温が下がった感があります@福岡。
昼間は流石にそれなりの気温ですが、それでも扇風機も必要ないレベル。
朝晩は、もはやちょっと寒いくらいです。
いやー、これを言うのも今年何度目かって話なんですけども。
気温調節下手くそか???
まだ8月やで??? 9月末とかと勘違いしてない???

というのはともかくとして、感想です。
本日ご紹介するのは、『Hello,Hello and Hello』の葉月文 先生の新作です。
新作っつっても、もう半年前に発売されたやつだけどな!
読むのが遅くなって大変申し訳ない気持ちでいっぱいであります……。

ま、まぁ、ともあれ。
若干中盤のネタバレと、ふわっとしか書いてませんがラストの展開について書いてある部分もありますので一応ご注意を。


あの日、神様に願ったことはI kiss of the orange prince (電撃文庫)
葉月 文
KADOKAWA (2019-03-09)
売り上げランキング: 219,352


あらすじはAmazonより抜粋。
>世界中でこの宿星市にだけ咲いている奇跡の花“ミラクーティア”には、一年に一度、対価を支払えば白い神様が願いを叶えてくれるという言い伝えがある。
>だけど、あの日、神様がわたしに課したのは、対価ではなく一つの試練だった。
>ねえ、叶羽くん。君は知らないでしょう。試練によって灰色に染まったこの世界で、君の声が、君と見ていた世界が、わたしの“ヒカリ”だったなんて。
>君は、少し意地悪な後輩で。口が悪くて、お姉さん子で。それから、わたしの涙を拭ってくれた、たった一人の男の子。
>いつか、わたしは君の前で綺麗に笑えるのかな。笑い、たいな。
>これは、紡いだ願いが奇跡によって彩られる、わたしたちのとても大切な物語。

ハロハロの時といい、本文が始まる前のモノローグ的なものが良いですねー。
この時点で鳥肌が立ちました。
恐らくはこの物語を象徴しているのであろう言葉に、弥が上にも期待が高まるというものです。

そして紡がれる、期待していた通りの美しい世界。
だからこそ、そこに混ざる悲しみが余計に際立って見えます。
なんというか、表面上は割と明るい学生生活なのですよね。
けれど、端々に混ざる回想や感傷が、常にどこか物悲しさを彷彿とさせて。
だけど会話の内容ややってることは軽妙で、暗い雰囲気ではない。
この辺りのバランスが上手くて、凄く好きです。

ただ、やはりと言うべきか、二人の抱えたものは重いですね。
叶羽くんの傷は、内容が内容だけに何かがあれば救われるという類のものではなく。
というか、救われなかったからこそ傷となった過去で。
燈華さんの願いは、今まさに救いを必要としているもの。
既に過ぎ去ってしまった傷を引きずる叶羽くんと未来を願う燈華さんは、正反対な構図ながら非常に似た者同士なのでしょうね。
そしてままならない思いを抱えつつも燈華さんの願いが叶えばいいと思える叶羽くんは、かつての自分が重なるからというのもあるのでしょうけれど、やはり本人の優しさによる部分も大きいのだろうと思います。
一方の燈華さんも叶羽くんの想いをほとんど余すことなく汲み取っていて、あぁ本当に通じ合っているものがあるんだなぁという感じでした。

しかし、叶羽くんも例の神様に会ってたのね。
結局、その時の『願い』は叶わなかったわけですけれど。
逆に、気付いていなかっただけで託されていた『願い』はあって。
願われた通り、あくまで『自分のために』……笑ってほしいと願う自分のために叶羽くんが駆け出す展開は、美しくも熱いものでした。

一緒に見て『美しい』と感じたものを切り取った撮った写真がラブレターみたい、というのもなるほど。
そういう意味で、彼女にとっての『ヒカリ』はずっと前に書かれたラブレターと言えるのでしょうね。
数年越しに届いたラブレターによって、お互いの時間がようやく進みだせて。
戻らないものもあるけれど、『これから』の明るい未来に思いが馳せられる、思わず微笑みが漏れるような終幕でございました。

……とか思ってたら、ファッ!?
最後で、はーなるほどそう来ますかという感じ。
これは全く予想していなかったアレでしたねー。
果たしてこれがどう繋がって、次の物語はどう紡がれていくのか。
2巻も非常に楽しみです。

という感じで、総じて。
願いを抱えた少女と、かつて願いを抱えていた少年が紡ぐ物語。
止まってしまっていた時間が再び動き出すまでの歩みが美しく描かれ、次にどう繋がっていくのかも気になりすぎる1巻でございました。



なお、2巻もとっくに発売されてるぞ!

あの日、神様に願ったことはII girls in the gold light (電撃文庫)
葉月 文
KADOKAWA (2019-08-10)
売り上げランキング: 33,480


今度こそは早めに読みたいと思います……(もはや信憑性が微塵も感じられない言葉
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