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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

2019-09

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他SS更新:ペイシェント彗② ~昇神家お見舞い隊~

 ピンポーンというインターホンの音に、家の主――昇神彗――はドアから顔を覗かせた。
「あーい……」
 返事は間延びした鼻声で、出てきた顔は明らかにいつもよりも赤い。
「あ? なんでわざわざインターホン鳴らして……」
 ドア向こうにいるのが円花であることを確認して、一瞬怪訝そうな表情になる。
 が、すぐにその後ろにいる面々に気付いた。
「なんだ、みんな揃って」
「昇神先輩、お見舞いに来ました!」
 秋乃が元気に挨拶する。
「見舞い? いや、確かに風邪気味ではあるが別にそこまで……」
「すーちゃん、病人は大人しく寝てなきゃダメだよ?」
 弓が一歩踏み出す。
「いや、だからそこまでは……ん?」
 言いかけて、彗は弓の不審な行動に気付いた。
 弓は、自分の体を彗の体の下にもぐりこませるようにして間合いをつめている。
 しかし、気付くのが遅すぎた。
「ほぐっ!?」
 弓の拳が彗の腹へとめり込んだ。
「ほら、こんなのも避けられないじゃない」
「お、ま……」
 彗の意識が落ちていく。
 倒れる彗の体を、素早く弓が支えた。
「じゃ、ボクはすーちゃんをベッドまで運んでくるから」
 ニッコリと笑う弓に、円花の秋乃は複雑な表情だ。
「弓さん、結構無茶しますね……」
「こうでもしないと、すーちゃんは無理しそうだからね」
 悪気はなさそうだった。
「むしろ、今のダメージは大丈夫なんですか……?」
 秋乃が心配げに尋ねる。
「綺麗に入れといたからね。すぐに目覚めると思うよ」
「はぁ、そうなんですか……」
 慣れた様子で彗を運んでいく弓の後について、秋乃も昇神家に足を踏み入れる。
 さらにその後を真と円花も続く。
「それじゃあ、僕もやることをやる」
「私にも何かできることってありますかね?」
 円花の問いに、真は「ん」とだけ応えてノートパソコンを開いた。
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