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2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

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なぜ私はプロットを書かないのか

どうも、はむばねです。
本日2回目の更新。
学園祭とは一ミリたりとも関係ないですが、微妙にテンションが上がってきたので書きます。

話題は表題に関して。
で、まぁ一言でその理由を述べるとですね。
なぜならば、プロットを書く時点では何が起こるかが一切わからないからなのです!
……うん、いや当たり前ですねはい。
いや、違うんですよ。
なんつーか、物語は始まっていないというか?
真の意味での入り口は開かれてないというか?

私の作品を読んだことがある方ならばご理解いただけるかと思いますが。
物語かキャラかで言えば、私の書き方はぶっちぎりでキャラ先行です。
物語のためにキャラが動くのではなく、キャラの動いた先に物語が出来る感じ。
なので、しばしば物語の方に亀裂が生じたりします。
有り体に言えば、「どうすんだよこの話……」という方向に向かっていきやすいわけですね。

でまぁ、そういうわけなのでですね。
私の場合、プロットではほとんど「どういう場面にするか(どこで、どんな状況になるのか)に」くらいしか書かないわけですよ。
「何をするか」の部分がハイパー荒いか、下手こくと全くなかったりするわけですね。
(だから私のプロットには、よく「~で、何かする」という表現が登場します)。
舞台は用意できても、そこにキャラたちを放り込んだ結果何が起こるかは放り込んでみないと私にもわからないのです。
ほら、アレですよ。
皆さん自分と親しい人ならば、その人がどういう場面になったらどういう行動をとるのかって、ある程度予測はできますよね?
でも、実際に『その場面』になったからといって自分の予想とピッタリ同じ行動をとるとは限らない。
たぶんそんな感じです。

実際例えば『魔王さんちの勇者さま』で、澄人がラストにあんな行動をとるとは書き始めの(というか5章書いてる時点くらいまで)私も思わなかったしな!
まぁさすがにここまでのはあんまりないですが、よくあるのは尺の予測ミスですね。
「ここは会話だけだし、そんなに量ないだろ。だから、この章ではあとこれとこれをやってー……」とか考えてると、「あれ? 会話だけで章終わるくらいの量できてね?」とかなるわけですよ。
「お前ら何そんなに盛り上がってんだよw」みたいな。


ちなみに、確か前回似たような話をした時にも書きましたけれど。
この方法は、大変危険なので出来るなら精巧なプロットを予め作っておくことをお勧めするよ!
何せ舵取りをキャラに任せるもんでね、前述の通り大抵妙な方向に進んでいくよ。
だから、私のリテイクは後半部がめっちゃ多いです。
前半は校正程度なのに、後半はプロット・登場人物レベルで数回やり直しとかザラです。
まぁそれは、基本的に前半の展開があんまり後半に影響しないという私の作風によるものも大きいのですけれど。
でもその分、キャラがいい感じの方向に走ってくれて、物語とキャラがカチッと一致すればいい作品ができるんですけどね。


でまぁそんなわけでね。
何度も言う通り、基本的にプロットは出来る限り詳細に書いた方がいいです。
が、しかしそれでも出来ない方もいるでしょう。
まさに私がそうなのですから。
そんなキミに言っておく。
ラフプロットは茨の道。
ゆえに、プロット崩壊を恐れるな。

どんだけラフなプロットでも崩壊するときは崩壊する。
というか、ラフだからこそ崩壊する。
崩壊するのが嫌なら、最初からガチガチにプロットを固めておけばいい。
それができないならば、いつ崩れるかもわからないボロボロのプロットで進もうというならば、一度書き始めれば最後まで突っ走りなさい。
「この設定じゃここがマズいな」「これまでのキャラの性格じゃここがおかしいな」「このシーンを書くならもっと前でこういうシーンを入れなきゃいけないな」「このキャラはもっと前に登場させておくべきだな」。
色々と不都合は生じるでしょう。
けど、気にしない。
全て、修正したと仮定して先へ進みましょう。
(どういう修正をするか、だけはメモっといてね)
正しいのは常に今!
現在書いている場面は、完璧に整合性のとれた場面たちの後に展開されてるんだよ!
ラフプロットの道はウォーターフォールモデル、決して戻ることのなき滝の流れの如し!
以前に書いた原稿は、一旦完成するまで触れることなかれ!

いや実際ね、『放り込んでみなきゃわからない』って言ってるからこの方法とってんのにその先放り込まずに戻るって何なの?
その時点で正確に「この方向じゃダメだからこう修正しよう」というのがわかるなら、最初から書いとけよ。
それができるなら最初から書けるよ。
360度どっちに踏み出していいかもわからない中、一歩踏み出しただけて「あ、こらダメだ」って判断してどうするの?
とりあえず行き止まりまで行けば、何かがあるかもしれない。
ちょっと隣を見れば正解があるかもしれないし、最悪でもその方向に行っても仕方ないことはわかる。
まぁ熟練者ならラストまで行かなくとも行き止まりが見えるくらいの目を持っているのかもしれませんが、少なくとも私はまだその域には至っていません。
行き止まり行ってから、それから考える。
それでいい……かはともかく、そうするしかないんですよね、この道だと。


うん、途中で何が言いたいのかよくわからなくなってきたけど、ぶっちゃけ飽きてきたのでこんなところで終わっておくよ!
結論:基本的に、はむばねさんは勘で小説を書いている

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コメント

1. キタwww

作家論きたwww これでかつるwww 地味に同人書く参考にしてますwww はむばね先生はキャラ先行ですか 俺と同じ! これはスタンプの同人書くのに励みになる!www 一つお聞きしたいんですけどはむばね先生はオチってどこら辺で決定するんでしょう? 俺は最初に話の始まりとオチを決めてその過程でキャラを好きなように回していってるんですが

2. ちがいます。

それプロット書かない本当の理由じゃないですよ。本当の答えは。

プロットを書かなくても受賞できたから。

じゃないですか? うん。

3. れすぽんす

>shitiseiさん
まぁ私も二次創作出身ですからね。
「このキャラがこういう場面になったらどうなるの」というところから発進していますので、ある意味当然の帰着なのかもしれあせん。
>オチ
その時々ですね~……と、言いたいところですが。
実際は、オチも決まらず見切り発車で行ってることの方が多いです。
実際、既刊だとちゃんとラストの決着の仕方まで決めて書いたのってスタンプ5くらいではないでしょうか。
一応ラストの方の『場面』レベルのイメージがある、ということならスタンプ1とか太陽で台風2とかもそうかもしれません。
やはりオチが決まっている方がいいとは、思うんですけどね(苦笑

>一の倉さん
実際、「書かなくてもやってこれたから」というのはあると思いますね。
基本的に、編集さんからも「プロットもっと詳細に書いてください」ではなく「とりあえず書いてみてください」と言われるわけですし。
これが「(あなたは好きに書かすと碌なもん書かないので)絶対プロット段階で判断しますからちゃんと書いてください」とか言われるようになると当然書かざるを得ないでしょう。
けれどたぶん私の場合、いくらプロットを詳細に書いたとて、安定感は増すかもしれませんが最終的なクオリティってたぶんあんまり変わらないと思うのですよ。
結局のところ、「キャラがどう動くか」に依存する作風なので(無論、その作風を変えればその限りではなくなるのでしょうけれど)。
なのでそれは、「書かない」理由ではなく「書かなくてもいい」理由な気がしますね。

4. 修正能力

読んでて思ったのが、はむばねさんは修正能力が高いってことだと思います。
プロットをちゃんと書かないと、変になって直そうとして、それでもうまくいかなくなり、ボツになるのが多くのパターンだと思います。
僕はガチガチに固めたプロットで書いてるんですが、キャラクターが立ってない状況になってます。
一長一短なのかな?

5. れすぽんす

>むらちゃんさん
うーん、むしろ修正能力があんまり高くないからこそ「1回書いたら書ききれ」という主張になっている気もするんですけどね。
途中修正ができないから、最後までとりあえず書いて一気に直す、といいパターンになるわけですし。
(まがりなりともその場で続きを書く能力がある、という意味ではそうなのかもしれませんけれど)
というかまぁそもそも、そんなに複雑な設定を組まないのでせいぜい「展開」レベルでの修正程度しか入らない、というのもあるかと思いますけれど。

こっちパターンとは対極に、プロット派では「ストーリーにキャラが振り回される」というパターンには陥りやすそうですね。

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