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2018-06

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始まらない終末戦争と終わってる私らの青春活劇2

どうも、はむばねです。
ライトノベルの中でも割かしライトな作品を好む傾向にある私なのですが。
最近、あんまりライトすぎるのも困りモノかもしれぬと思うことがあります。
具体的に言うと、お風呂に浸かりながら読む時に。
半分読んだ程度だと、ちょっと浸かり足りない(気がする)。
かといって、1冊読み終えちゃうと湯冷めする(文字通り)。
なんというか、加減が難しいのです。
もっとも、ガッツリ系はガッツリ系で今度は半分程度読むだけでも湯冷めしちゃうのですが。
いやまぁ、いい感じに暖まったところで上がって続きは普通に読めばえぇやんって話ではあるんですけどね。
なんか最近、「お風呂以外で本を読むのはなんか勿体無い」という謎の感覚が出てきてですね……。

そんなこんなで、(もちろん前置きとは一ミリも関係なく)感想です。
今回は、1巻の内容まで遡ってのネタバレもちょくちょくあるのでご注意ください。




ん、あー、おぅ……。
なんというか、ここに至ってタイトルの意味が沁み込んできた感ある気がします。
タイトルは、始まらない終末戦争と終わってる私らの青春活劇。
舞台は、終わってるけど始まらない部活。
そして物語も、2巻に至って未だ始まりません。

ざっくり1・2巻の内容を言うと……。
1巻:何かよくわからないことに巻き込まれた。ラストでその目的らしきものを明かされた。まずは服飾研究会との対決だ!
2巻:とりあえず目的はわかったことに巻き込まれている。最低限、部室と顧問は確保した。まずは服飾研究会との対決だ!

服飾研究会との対決はいつ始まるんですかねぇ……(困惑
とまれ、とりあえず(当面の?)目的としては1巻ラストで明かされたのがガチってことでいいのか。
1巻終了時点では、「え、それはマジなの? ブラフなの?」って半信半疑でしたからね。
2巻が始まった瞬間、1巻ラストの展開が全てなかったことになっていたとしてもさほど驚きはしなかったと思います。
部長の電波は気になるけど……これもとりあえず、今はただのネタってことでいいのだろうか。
まぁそのうち明かされるのでしょうけれど、明かされるにしても物語終盤になりそうな予感。

しかし作中でも触れられてますが、目的も内容も全く何もかもわけわからないまま振り回されてた1巻に比べて、目的も内容もわかった上で振り回されてる2巻はだいぶ読後感が違いますね。
振り回されてるのは同じなのですが、前巻みたいなモヤモヤはあまり感じませんでした。
目的がわかってるというのは、かくも重要なことだったか。

にしても、物語が展開していく様を見たいって方には全くもってオススメできない作品だな……。
別に読んでる最中に停滞しているような感覚はないのに、終わって振り返ってみるとほとんど何も進展していない。
ちょっと不思議な読後感かもしれない。
しかも、あとがきを見る限り今後もこういう感じなのか……。
そう考えると、(商業的にはどうかわかりませんが、読者選別という意味では)1巻のあの構成は正しかったのかもしれん……。
だいぶ1巻で振り落とされて、逆に言うとそこでついてこれた人ならこの2巻くらいは余裕そう。
私もそうでした。
なんか、調教されてる感はあるけども。

とはいえ私みたいに、地の文や会話の軽妙さに惹かれている層からすると1巻も2巻も問題なく面白いのですけれど。
……いや、正直1巻は面白く感じつつもモヤモヤもしてちょっと気持ち悪かったのは事実ですが。
今回、そこが(ある程度)なくなった分より純粋に楽しめたように思います。
ある程度、キャラも小慣れてきた感がありますしね。
まぁ、そうかと思えばまたすぐに違った一面を見せてくるのもまた流石なのですけれど。

あと、さっきから物語が進展しねぇ進展しねぇと何度も書いてますが、物凄く「進展しそうな空気」は出まくってるんですよね。
なんだろう、あと1シーンあれば展開するよ! って伏線というか寸止め記述というのが結構沢山あります。
というか、意図的にそういう構成にしているのでしょうね。
これはもちろん作者さんの意図というのもありますが、主人公の意図としても。
というのも、本作は基本的に「主人公が、実体験から書き起こした台本」という体を取っている部分が大半でして。
つまり、書く情報書かない情報を恣意的に選択している(かもしれない)わけですね。
実際、2巻ではその点についても指摘されています。
1巻冒頭の文言、「これは喜劇だ」がここで効いてくるわけですね。
「世界は今、そういう流れ」だと。
喜劇なので、悲劇的な部分は意図的に置いてきている(かもしれない)。
でも2巻でベジータ様に「心の闇をすべて吐き出してみやがれ」と言われているので、今後はそういう方向の話も出てくるのかもしれません。
思えば1巻で感じたモヤモヤというのは、悲劇的な部分を全部置いて、ただひたすらに喜劇的にだけ紡がれたような物語に見えたからなのかもしれません。
いや、全然違うかもしれませんけど。
とにもかくにも2巻ではそっち(悲劇?)方面の片鱗も見え始めたので、そこも今後の楽しみです。
とりあえず、池袋で何があったのか超気になる。

そうそう、ベジータ様といえば。
著者コメントでジャンプ好きを公言されている王雀孫先生なのですが。
1巻はスラムダンクとかジョジョとかの超メジャー作品というか、もはやジャンプという枠を超えて「パロディのド定番」と化しているようなネタばかりが盛り込まれておりまして。
「へっ、ジャンプをネタにするってもその程度かよ。所詮商業作品だもんな、ペッ」という思いもなくはなかったのですが。
2巻ではかなりガチってきててワロタw
ベジータ様のロールプレイ辺りはともかく、ニセコイとかワールドトリガーとか(色んな意味)大丈夫なのかよw
この辺り、集英社のレーベルだから出来ることか。
いや著作権的なところはともかく、いくらアニメやってるからって皆ネタがわかるのだろうか……。

ちなみにジャンプの話題っつっても、パロディとかそういうわけではなくてですね。
作中の登場人物間で、「ジャンプの話としてジャンプの話をしている」んですよね。
伝わりますかね?
普通に登場人物がジャンプ読んでて、それを話題にしてるんですね。
そこら辺含めて、なんつーか凄く「高校生同士の会話」が上手いなーと思います。
なんかこんなようなこと話してた気がするわ。
一部とは、今でもそんな話してる気もするけど。
実際今の高校生がこんな会話してんのかはわかりませんが、少なくとも30のおっさんが見て「すげぇリアルな高校生っぽい会話」に見えます。
いや別に、ジャンプの話だけじゃなくて全体的に。

総じて。
相変わらずファン以外の方がどこまで楽しめるのかは不明ですが(最低限、この先の展開が一切見えない状況でも期待を抱ける程度の信頼感は必要だと思われる)、ファンなら楽しめるでろうこと請け合いなのも相変わらず。
1巻の時に「買うにしても2巻以降が出てから買った方がいいかも」って書きましたが、これはひょっとすると完結まで待った方がいいまであるかもしれない。
でも、打ち切られると困るので興味がある方は買ってくれた方が嬉しいです!


あと、渡航先生の帯コメントワロタw

DSC_0310.JPG

だが同意しよう。
ぶっちゃけ王雀孫は神。
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