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2017年5月、ジャンプ小説新人賞’16 Winterにて 小説フリー部門『銀賞』受賞をいただきました!
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2018-07

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嘘つき天使は死にました!

どうも、はむばねです。
ファッ!? 今週のジャンプ、2016年1号かよ!?
いよいよ2016年という単語が随所で溢れ返り始めやがったな……。
つーか、今年も残り3週間とか……。
今年読んだ本の数、追い上げないと(使命感

それはそれとして、今週のジャンプは凄く面白かったです。
というか、ここ最近のジャンプはかなり面白い印象。
ハイキュー、ヒロアカ、火ノ丸とかの中堅がクソ熱い。
読み切りも、ちょっと前に打ち切られた先生方がパワーアップして戻ってきてる感があるし。
新連載も、個人的にはだいぶ当たりかなと思ってます。
特に、左門くんの安定度がハンパない。
というか、連載始まって以降ずっと面白くなってる感がある。
ちょっとスタート鈍かった感もあって打ち切り圏内っぽいですが、是非続いてほしいところ。
久々にアンケ出そうかな……。
しかし、私がアンケ出すことこそが打ち切りフラグという説もなきにしもあらずだからな……。


というジャンプ事情とは関係無しに、普通にライトノベルの感想です。
今回は、割とネタバレあり注意です。

嘘つき天使は死にました! (集英社スーパーダッシュ文庫)
葉巡 明治
集英社 (2011-10-25)
売り上げランキング: 779,387


ある日空から(文字通り)降ってきた少女、自称天使から「キミは死にますよ」と告げられた羽織夏彦。
自身の生にさしたる執着のない夏彦と、そんな彼を『死の運命』から必死に逃れさせようとする天使が紡ぐ、ある夏の物語。

なんですが。
うぉ、なんというかこれは、凄く不思議な読感だな。
全体的に、こう……物悲しい? んだ、雰囲気だ。
いやまぁ「死」を扱っているわけなので、あらすじだけ見るとそうなってもおかしくないのですけれど。
でも、実際本編でやってるのはドタバタギャグなんだ。
女風呂覗いたり、お金持ちのお嬢様に見初められた先輩を学校全体で捕まえに行ったり、海水浴でスイカ100個割ったり、もう普通にドタバタギャグなんだ。
なんだったら物語山場の決戦ですら主人公の「熊相手限定で最強」とかいう「それマジな設定だったのかよ!?」感漂うネタバウトなんだ。
命かけて戦ってんのに、ギャラリー(主人公が命を助けるために来た人と、主人公の命を助けるために来た人)からは変な人扱いされるし。
でも、それなのに、なんか物悲しいんだ。
やっぱりドタバタギャグなので、別段暗くはないのですけれど。
主人公一人称視点でドタバタしてるはずの状況を割かし淡々と描写してるのと、要所要所でやっぱり死を仄めかす要素が見え隠れする所がそんな空気を生み出してんのかな?
流石に狙ってこの雰囲気を出してるんだとは思うのですが、これはなかなかに稀有な才能と言えるのではなかろうか(上から目線
ちょっと違うかもしれませんが、王雀孫先生とか滝本竜彦先生が醸し出す「青春時代の、何だかよくわからないけど鬱屈した何か」に似ているのかもしれない。

そして、ラスト。
バカバカしくてコミカルで物悲しい展開がずっと続いてからの、物悲しくも暖かいラスト数十ページが凄く良かったです。
最後の最後の展開は賛否両論あると思いますが、個人的には凄く好きです。
100点満点を上げてもいい(上から目線

キャラも、一癖どころか二~三癖くらいある連中ばっかでいいですね。
なんつーか、別に奇抜なキャラってわけでもないんですよ。
変な語尾があったりするわけじゃないし、特殊な価値観や突飛な行動取るわけでもないですし。
まぁ一部まよまよ言ってたり、想い人を捕獲するために財力を全力駆使して銃器まで用意したり、毎回海水浴に行く度なぜか死にかけたりとかするわけですけども。
……うん、こうやって書くと結構奇抜なキャラもいるかもしれん。

いやでもそういう方向だけじゃなくてですね。
なんつーか、本当の所では何を考えてるのかよくわかんない深さみたいなのがあるんですよね。
主人公一人称視点なのに、まず主人公からしてそんな感じですし。
まぁそれに関しては、主人公自身が色々と自覚していない部分と自身にレッテルを貼ろうとしてるところがあるからでもあるんですけど。
なんというか、次の行動が読み辛い。
普通そこは助けるだろって所で助けなかったり、普通そこは助けを求めるだろって所で求めなかったり、かと思えば他の場面では逆の行動を取ったりもする。
でもキャラがブレてるわけではなく、むしろ一貫してるからこその行動なんですよね。

あと、友人ポジションの月坂くん。
彼もいい味出してる。
アホでアホで概ね碌な事はしねーけど、でも凄くいい奴。
しかし、作中での扱い酷すぎワロタw
とりあえず月坂くんになら何しても問題ないと思ってませんかねぇ……。
彼だけは、ぶっちゃけ深みもクソもなかった。
……が、最後にはキッチリ魅せてくれました。
やっぱいい奴だよ月坂くん。
というか、正直これだけの扱いを受けて普通に友達付き合いを続けられてる時点で相当のいい奴かアホだと言えましょう。
なお、月坂くんは概ね両方に該当する模様。

それと、ヒロインの天使ちゃんね。
彼女が鬼かわいいね。
単純なようで複雑なようで結局ある種の単純さを備えた愛すべきキャラクター。
明るいのに、なんか幸薄そうなんですよね。
いやまぁ、設定的に割と幸薄いんですけども。
でもそんな幸薄い彼女が元気に振る舞ってるとなんか嬉しくなるし、幸せそうにしてるとこっちも幸せな気分になれます。
いや、いいキャラ造形だ!


ちょっと独特な空気感なので、万人受けするかは甚だ疑問。
きっと、バカギャグ好きな方には向きません。
たぶん、ハートフル好きな方にも向きません。
けどそのどちらもを、あるいはどちらも好きでない人をも魅了する可能性のある作品だったと思います。

え、ていうかこれ、続編あんの!?
マジかよ、問題全部解決しちゃった気がするんですけど!?
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コメント

1. 感想の作品が多彩で追いつきませんw

はむばね氏はどこから作品を引っ張り出して見つけ出してるん
だろう?と首を傾げながら記事を読んでいます。

今年後半のジャンプは読む作品が多いと家族でも評判ですw


2. れすぽんす

>anokoさん
Amazonさんのオススメが全力で仕事してくれてます!
後は、本屋で適当に目についた本とかですね。
久々に自分がそういう購買者に回ると、やっぱライトノベルはタイトルと表紙絵が重要だな……と思わされます(苦笑

定期的にジャンプ黄金期説を唱えている私ですが、今もジャンプ黄金期だと思います。
打ち切られてもいいな、と思う作品が一つもありません。
でも絶対に打ち切られる漫画は出てくるわけなので、oh……と思いながら最終回を見る今日このごろです。

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