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第30回ファンタジア大賞 "金賞"受賞作『お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか』
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2018-07

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RPG W(・∀・)RLD1 ―ろーぷれ・わーるど―

どうも、はむばねです。
最近……というか、昨日・今日はふくし氏宅で執筆活動を行っております。
家主不在の状況でな!
かつて、雪魔氏宅で似たようなことやってたのを思い出すな……。
ひゃっはー、しかしやはり人の家は捗るぜー!

というわけで(無論前節とは繋がっていない)、感想です。
ネタバレは、ちょいちょいアリ。

RPG  W(・∀・)RLD1 ―ろーぷれ・わーるど―<RPG W(・∀・)RLD> (富士見ファンタジア文庫)
KADOKAWA / 富士見書房 (2012-09-07)
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家でゲームしてたら、そのゲームに酷似した世界に(高レベルプレイヤーキャラのステータスそのままで)飛ばされるお話。

ものっそいなろうっぽい作品ですが、なろう作品ではありません。
つーか、まだなろう作品が(書籍化としてはたぶんあんまり)流行ってなかった頃(2009年)の作品です。
むしろSAOと同時期くらいで、ちょうどこのジャンルが流行り始めた頃かもしれませんね。
#まぁそれ以前にもあったはあったけど、SAO以降めっちゃ増えたイメージ。
ただそれだけに、正直当時読みたかったなって感はあります。
「ゲーム時代のレベルを保ったままゲーム世界に転移して無双」系の話は、今となっては山のようにありますからね……。
まぁでもそれ系作品の多くがVRMMOを対象とする中、普通のコンシューマ機でコントローラ操作するゲームを対象としているのは今でも珍しい部類かな?

あと、当時これ系の作品はそこまで流行ってなかっただけに(?)、描写は凄く丁寧です。
今だったら「レベル保ったままゲームの世界に転移しました」「なんだってー!? あっそれ聞いたことあるわ」くらいで流される流れを、非常に丁寧に描いてます。
うん、本来はこのくらい戸惑うよね、という感じ。
一方で「いやゲームの世界に転移したなんて最高じゃん!」と喜ぶ親友ポジもいまして。
こっちは、割と今風の感覚なのかな? と思いますけれど。
それに戸惑い、元の世界に帰る方法を探す主人公というのも、今となっては逆に珍しい価値観かもしれません。

なお、これ系作品のお約束にして見所、俺TUEEEEEE要素は十分にあります。
特に主人公は、他プレイヤーがちょっと引くレベルでやり込んでますからね。
しかも物理特化系なので、ほとんどの敵に対して無双できます。

ただ、「無茶苦茶強くて頼りになる主人公の無双」を求めてるとちょっと肩透かし食らうかな? という気もします。
確かに無茶苦茶強くて頼りにもなるんだけど、精神的にはちょっと脆い感じ。
脆いというか、至極普通の高校生並というか。
何気に戦闘シーンもそこまで多くはありません。
どちらかというと、精神的な成長物語かな?

一人称視点で各章で視点が変わる形式なのですが、それぞれが悩みや弱みを抱えています。
正直この章ごとに視点が変わる形式はあまり好きではないのですが(なんか感情移入しづらいので)、読み終わる頃には全員に対して好感を抱けてて、上手いなーと思います。
それぞれの悩みも、地に足付いてる感じで共感できますし。
半分は異世界人(ゲーム内の人)で、まぁ異世界特有の悩みではあるんですが、でも現代社会でもたぶん似たようなことってあるよねって感じ。

しかし個人的に、唯一主人公の悩みだけはちょっと「うーん」と思ったり思わなかったり。
いや、地に足付いてるんですよ。
地に足付いてるんですが、付きすぎてるといいますか。
なるほどね、ぐうわかるよ、自分もその状況なら当然そう思うよ、と思いますし。
その解決の流れも、まぁ結局自分次第だもんね、わかるよ、よくやったね、という感じではあるのですけれど。
なんか、ちょっと、普通すぎるといいますか……。
うんまぁ普通そう思うね、ほんで物語の必然として普通に解決はされたね、という、なんかある種の予定調和的なものも感じたといいますか……。
まぁ、些細な点といえば些細な点なんですけどね……。

その点含め、良くも悪くも奇を衒うストーリーではなかったです。
ただそれだけに、ある種のリアリティがありますね。
「普通の高校生がゲームの世界に行ってみた」的な。
変な特殊能力とか妙な性格とかのない、普通の主人公が異世界に行った場合の普通のストーリーを読みたい方には大変オススメの作品かと思います。
俺TUEEEEE感が全面に出てる最近の異世界モノに辟易としているような方にもいいかもしれませんね。

あ、ちなみに結構現実のゲームの話が出てくるのでその点は注意かもです。
まぁそれも、そこまでクリティカルではないと思いますが。
私も半分くらいはわかんなかったけど、特に問題なかったですし。
ただDQFFくらいはある程度知ってないと流石にちょっとキツいかもしれない、という気もする。
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