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2018-07

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僕だけがいない街 (完結)

どうも、はむばねです。
まぁなんといいますか、読んだけど感想書いてないって本が溜まってまして。
溜まってまして、というか、溜まってました、という過去形で。
ちょっと前に、気合い入れて溜まってた分の感想全部書きまして。
記事のストックも出来て、あー良かっためでたしめでたしと思ったのですけれど。
ストックを一つ消費する度に「ヤバいストックが減っちゃう早く次読まないと(使命感)」ってなって新しい本を読み始めちゃうんですけどこれ何の病なんですかね?
無限ループって怖くね?

さて、そんなこんなで。
本日もまた、以前に感想書いたことある作品が完結したので追加の感想を書く感じです。
ズバリのネタバレはないつもりですが、やっぱり雰囲気的なネタバレは流石に不可避だったのでご注意ください。

僕だけがいない街(8)<僕だけがいない街> (角川コミックス・エース)
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以前書いた(5巻までの)感想はこちら

犯人判明までの、ほとんどずっと続く手に汗握るの展開の連続。
真犯人判明、勝ったと思ったところからの、転落。
そして、復帰。
この内容をここまでのスピード感で描き切ったというのは、ただただ賞賛する他ないですね。

正直、本作もちょっと魅力を言葉で言い表すのが難しい作品という気がします。
要素だけ抜き出せば、よくある……とまでは言わないものの、そこまで引きがあるわけでもないループの推理モノなんですよね。
それがここまで魅力的なのは、上記の通りスピーディな展開と、後は絵で魅せるってところも大きいのでしょうか。
地味に、展開の割にそんなにセリフが多いわけでもないですし。
ほぼ余談ですが、とりあえず雛月可愛いってとこで作品に触れた人もそれなりにいるような気がしますし。

ただ、犯人が判明してからは若干の消化試合感というかエピローグ感はあったかな?
まぁそれも、グダグダやられるよりは全然サクッと終わってくれて良かったのですけれど。
……いや、というか、たぶんその前後でテーマが違うのかな?
犯人判明……というかループしてる頃はかつて護れなかったものを「取り戻す」ための物語で。
現代に戻ってからは、これから「踏み出す」ための物語って感じ?
いや全然違うかもしれませんけれど、私はなんとなくそんな風に感じました。
だから、現代編ではもう犯人の好きにはさせず、ループの力にも頼らず、全て取り戻した悟くん(主人公)と仲間の力で犯人に至る、と。
犯人は悟くんに自らの生を求めて執着したわけだけれども、悟くんとしても犯人に至ることでようやく自分が完成するというか。
ある意味、お互い引かれ合っていたような関係なのかもしれませんね。

個人的に非常にグッときたのは、悟くんから犯人への感情が憎しみだけでなく、なんというか……リスペクト? ともちょっと違うくて……。
感謝、かな?
みたいなのがあったのが凄く良かったです。
そうそう、悟くんから奪ったのは紛れも無い犯人なんだけども、悟くんがその犯人に至れたのも犯人(その頃は犯人とは思ってなかったわけだけども)の言葉があったからこそなんですよね。
それもまた、悟くんを形作る要素の一つ。
そこが、ちゃんと描かれてたのが凄く好き。

最後も、なんというかホントもう「全てが上手くいった」感があるラストで滅茶苦茶好みでした。
そうそう、このくらいの大団円でいいんだよ。
一般的な意味では後半ほとんど活躍してなかったアイリさんも、結局はちゃんとヒロインしてた。
ラストシーンだけでもヒロイン力爆上げだったし、そもそも悟くんが再び立ち上がれたのはアイリさんのおかげなんですよね。
まぁぶっちゃけ「今」のアイリさんはほとんど何もしてねーわけではあるのですけれども、それでも最初に悟くんが折れなかったのはアイリさんがいたからなわけで。
凄くしっかりヒロインしてた。
こういう形のヒロインもアリなんだな、という新しいカタチを切り開いたと言ってもいいのではないでしょうか。

うん、とってもいい終わりだった!
三部けい先生の次回作にも期待ですね!
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