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2017-08

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ぼくのゆうしゃ

どうも、はむばねです。
おれは健康診断を受けるぞ! ジョジョ──ッ!!
というわけで、明後日一年ぶりに健康診断に行ってきます。
結局去年は、再検査行きませんでしたしね……。
さてさてここ最近はランニングやら休肝日やらでエセ健康っぽく振る舞ってるのがどの程度効いてるわけなのか。
乞うご期待ですね。

ちな、ついでに明日歯医者の定期検診も予約しました。
なにがどうついでなのか。
いや、「定期検診のお知らせ」というハガキが来てたのでてっきり普通の健康検診のお知らせかと思ってたら今日改めて見たらそれ歯医者さんからでですね……。
あぁそういやそっちもそんな時期(半年ぶり)だったのかと思った次第でございます。
というわけで、明日・明後日は微妙に診断ラッシュです。

なお健康だろうと健康じゃなかろうと、感想は書くよ!
今回は、ちょいちょいネタバレあり。

ぼくのゆうしゃ (富士見ファンタジア文庫)
葵 せきな
富士見書房 (2013-07-20)
売り上げランキング: 263,217


あらすじはAmazonより抜粋。
>兄さんの危篤を知り病院へ急ぐ途中、ぼくはトラックに撥ねられてしまった。
>目を覚ましたぼくがいたのはファンタジーな異世界で、目の前には謎の浮遊型毛玉生物・ルウがいて…。
>「ルウはご主人の下僕です!そしてご主人は勇者ですぞ!」
>「…ゆ、勇者?(声に出すと意外と恥ずかしかった!)」
>勇者の役目―女神さまを眠りから覚ますため、ルウや道中で出会った“自称”大魔導師など、愉快な仲間を引き連れたぼくの旅路に待ち受けているものは―!?
>想う強さが願いを叶える、超王道ライトファンタジー開幕!!

おーう、いいですねぇ。
い~いバランスですねぇ。
笑い、シリアス、納得度。
非常に良いバランスだと思います。
主人公が小学四年生という設定を最初に見た時は、「んん……? なぜわざわざ小学生なんだぜ……?」と思ったものですが。
少なくとも1巻においては、この年齢設定は絶妙ですね。
正味な話、この展開を高校生主人公でやられるとそこそこキッツイもんがある(世の中、そんな作品も結構あるもんですけども)。
この青臭さ……というかそれ以前の、幼さあるいは素直さは、小学生ならではの納得感と言えましょう。

そして主人公が幼い分、周りの大人が凄く「大人」してるのも非常に良いですね。
私、大人がちゃんと大人している作品は凄く好きなのです。
この手の幼い主人公が活躍する系のお話では、大人がなぜかクソみてーな頑なさで主人公の事を認めなかったりバカにしたりするクソ展開もありがちなんですけどね。
なんというか本作では、主人公の言い分も理解した上で、ちゃんと「大人の回答」を示している。
読者からしても「そう、それな!」って感じの意見を的確に大人が言ってくれるんですよね。
主人公の言ってることはなるほど確かに理想論ではあるんだけども、やっぱリスクとか考えると現実的な妥協案を出さざるをえないよね、とか。
そして、しかしそんな「大人の回答」を主人公が上回っていくというのも心地良い。

つーか、基本出てくる人が全員いい人で常識人なんですよね。
ファルディオさん(なんだかんだで主人公と一緒に行動することになる自称大魔導師)でさえも、まぁ自分本位で自尊心の高いそこそこのクソ人間なんだけども、要所要所というか、シリアスな場面ではちゃんと人の事を考えた上でのド正論を吐くところが非常に良い。
この人、根はいい人なんだなってのが言動からわかる。
取ってつけたようなプラスエピソードじゃなくて、こういう「ホントの意味でのマイナスがない」ことによるage描写って、凄い好きです。
あと、ショッボい能力が事態を乗り越えるキーになるって展開も凄く好き。
総じて、ファルディオさん凄く好き。
でもラストで、何気に自尊心が高いだけのクソじゃないことが示唆されたのも個人的にはベリーグッド。
今後、普通に大魔導師として覚醒するファルディオさんも見てみたい。

主人公の能力が、(今んとこ)「超身体能力が高い」だけのもシンプルでいいですね。
それも、「あくまで身を守るためで危険に突っ込んでくためやないんやで」というのもなるほどって感じ。
本作における「勇者」の立ち位置がよく表れていますね。
何気に、他作品の「勇者」との差別化も上手く出来てる。
まだまだ全然力を出しきれていない、というのも今後に期待が持てます。

なお、葵 せきな先生といえば生徒会の一存シリーズのコミカルな雰囲気を想像される方も多いと思いますが。
その点についても、もちろん健在です。
まぁ流石に、生徒会ほど笑いに溢れてるってわけではないですが。
随所でキッチリ笑わせてくれます。
正直、今時あのノリはキツくない……? とか読む前はちょっと思っちゃったりもしたものですが、全くもっていらん心配でした。
失礼致しました、という感じです。

全体的に確かな地力を感じさせる、流石葵 せきな先生って感じの秀作だと思います。
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