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2017年9月30日(土)、『カンスト勇者の超魔教導 ~将来有望な魔王と姫を弟子にしてみた~』HJ文庫より発売!
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2017-11

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“文学少女”と死にたがりの道化

どうも、はむばねです。
さて、6月も3分の1が終わりまして。
ここまで、無事(?)感想記事が続いておりますね。
問題は、小説読んで感想書くのに時間取られすぎてジャンプを読む隙がないという点だな!
相変わらず、私は一体何と戦っているのか。

んで、感想です。
今回は、ネタバレはそんなにないと思います。

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン
売り上げランキング: 44,397


あらすじは、Amazonより抜粋。
>「どうかあたしの恋を叶えてください!」
>何故か文芸部に持ち込まれた依頼。
>それは、単なる恋文の代筆のはずだったが…。
>物語を食べちゃうくらい深く愛している“文学少女”天野遠子と、平穏と平凡を愛する、今はただの男子高校生、井上心葉。
>ふたりの前に紡ぎ出されたのは、人間の心が分からない、孤独な“お化け”の嘆きと絶望の物語だった―。
>野村美月が贈る新味、口溶け軽めでちょっぴりビターな、ミステリアス学園コメディ、開幕。

絶対面白いのはわかってるけどなんとなく避けてたシリーズ。
というか、以前にガンガンJOKER(確か)でちょうど解決編辺りだけを読んでたんですけどね。
当時前提がわかんなくてわけわかんなかったのもあって、内容あんま覚えてなくてある意味ちょうど良かったです。

というのは、ともかくとして。
ミステリアス学園コメ……ディ……?
いや確かにコメディチックな部分はあるけど、全体としては結構重いぞ……?
あとがきでも書かれてましたが、これは流石に「シリアス」なのでは……?
「ミステリ」ではなく「ミステリアスと表しているのはなるほどな、という感じですけれど。
私はあんまり気になりませんでしたが、たぶん「ミステリ」として読み始めるとちょっと不完全燃焼感が生まれるかもしれません。

というのも、置いといて。
あんま覚えてなかったとはいえ一度読んだ内容ではあるので、読んでくうちに「あー確かこの先はこうなるんだったなー」程度には記憶が蘇ってきたのですけれど。
それでも、問題なく面白かったです。
というか本作に限って言えば、むしろある程度のネタバレがある状態で読み始めて良かったとすら言えるかもしれない。
これ、ノー前提で読むと千愛ちゃんの存在がわけわかんなすぎて結構なストレス展開に感じていたかも……。
全てがわかると、「なるほどね」ってなるんですけどね。
うん、まぁ、そこまで全部隠す必要あったか……? という気もしなくはないですけれど。

しかし遠子先輩の正体(?)、コミカライズで読んでた時はてっきり序盤で明かされてるもんだと思ってたのですが、1巻時点では謎のままなんですね。
というかこれはもう、「そういう人(?)」として受け入れるべき要素なのか?
心葉くんの過去についても……これも、明かされたっちゃ明かされたけど微妙ですね。
そのうち、綺麗に明かされるのでしょうか。
だとすると、結構続きが気になるな……。

あとは、恐らく散々言われていることでしょうが、非常に文学への愛が感じられる作品です。
というかまぁ、でなきゃこんなコンセプトで書こうとは思わないわなって話ですけれど。
読み終わった後、無茶苦茶太宰作品が読みたくなりました。
そういや私も、まともに読んだ太宰作品って走れメロスくらいしかない気がするな……。
というか基本精神年齢の低い文盲なので、いわゆる「文学作品」って避けがちなんですよね……。
でも最近架神恭介先生が結構夏目漱石について書いてたりもしてて、ちょっと興味を引かれたり引かれていなかったりもして。
一応教養というか、作家としてある程度文豪の名作と呼ばれる部類は押さえといた方がいいのかなー、とかも思うんですよね。
まぁ10年以上そう思ってて、結局ほとんど手を出してないんですけれど。
というか極稀に気まぐれ起こしてそういうの読んでも、なんつーか「ふーん」で終わるんですよね……。
まぁこの辺りが、精神年齢低い文盲たる所以なのですけれど……。
しかし30を過ぎた今なら、もう少し感じ入るものがあったりもするのだろうか……。

だいぶ話が逸れました。
作中に出てくるタイトルについて読んだことなくても、全く問題なく読める作りにはなってます。
でも、知ってたらもっと楽しめるんじゃないかな、とも思います。
どこからどこまでが太宰の文章で、キャラたちがどういう風に影響を受けてるのかとか、考えながら読むのも楽しそうなので。
本作を読んで、対象となっているタイトルに興味を持って読んで、改めて本作を読み直す、というのが黄金パターンなのかもしれませんね。

人死にあったりするのもあって、先述の通り全体的に雰囲気は若干重めです。
そんな中、遠子先輩の存在は癒やし。
心葉くんも遠子先輩といる時が一番イキイキしてる感が伝わってきて、ほっこりした気持ちになります。
必ずしも優しいだけの物語ではありませんが、読み終わった後はなんとなく微笑みたくなるような作品だと思います。
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