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シン・ゴジラ

どうも、はむばねです。
はい、というわけでね。
昨日は、シン・ゴジラを観に行って参りましたよっと。
映画館(のあるアミューズメントパーク)の前は相当何度も通ってるのですが、実は入ったのは(たぶん)初めてでして。
行けばわかんだろーとか気楽に考えてたら、シネマがどこにあるのか全体図を見ても全然見つけられず。
しかもなぜか携帯のブラウザが強制終了祭りになりやがり、どの建物にあるのかすらググれねぇ。
おかげで中でガン迷いし、30分前に着いたはずが席まで辿りつけたのは5分前でした。
……と、映画がしょうもなかったらそういう話で埋めようと思ってたのですが。
そんなレベルじゃなかったので、さっと感想に移りたいと思います。

なおネタバレは極力排したつもりですが、その結果相当フワッとした感じの感想になったことをご了承ください。
……と思ったけど、大体いつもこんな感じだったわ。




えー、まず。
正直な話、私は本作にあんまり期待してませんでした。
ホント話題になってからネタにしようと思って観に行っただけで、半笑いで観て「わー、凄かったですー(棒)」って言う気満々でした。
ゴジラも特撮も、庵野監督も別に好きじゃないですしね(というか、ほとんど触れたことがない)。
なんつーか、「ファンのツボを心得てる」「ファンなら楽しめる」タイプの映画だと思っていたのです。
いやもう、全然違いましたね(無論、そういう要素もあるのでしょうけれど)。
一つのエンターテイメントとして、全く何の前知識なくとも凄く楽しめました。

本作を一言で言い表す……ことは到底出来ないのですが、個人的に最も強かった印象は「ゴジラVS日本」って感じでしょうか(後で見たら公式でもそう書いてたわ)。
もう、ホントオールジャパン。
文字通り日本が一丸となってゴジラと戦う感じ。
「ゴジラVS日本政府」と言い換えても良い。

それも、少数のスーパーマンとか、少数の天才とか、少数の超兵器とかが活躍するんじゃなくて、日本政府が現実の日本政府のままゴジラと戦うんですよね。
その辺のリアル感が凄くって(ホントにリアルなのかは知らん)、「あ、今日本ゴジラに襲われてるんだ」ってひしひしと感じる。
最初は若干gdgdなところも、なんかリアル。
そりゃお役所なんでお役所仕事な部分が足を引っ張ったりもするのですけれど、作中でも言われてる通り「完璧ではないが最善は尽くし」てるんですよね。

私が最高に魅力を感じたのもまさにそこで、本当に全員が全員最善を尽くしてるとこなんですよね。
一応主人公は矢口さん(内閣官房副長官)に当たると思うのですが、どちらかといえば群像劇に近いんじゃないでしょうか。
ぶっちゃけほぼオッサンしか出てこないんですけど、出てくるオッサンが尽く全員格好いいんですよ。
こういうのって大概誰か一人くらいは嫌なやつとか足を引っ張る奴とかが出てきてげんなりするんですが、そういうのが一切ない。
もちろん多少の能力とか性格の差異はあるんですけども、基本的に有能な奴らが本当に最善を尽くしてるんですよね。
意見の対立があっても、双方「日本のため」って思ってるのが凄くよくわかって対立相手にも共感出来る。
そらメインの舞台は日本のトップもトップなわけで、そこにいる奴らが無能なわけはないよなって感じ。

一応創作者サイドの立場から言わせていただくと、この「相応の能力を持った全員が最善を尽くす」って相当描くの難しいんですよね。
だって普通に考えて、そのポジションに付く程の能力を持つ人たちが、全員最善を尽くせば大概の事は解決するからね。
でないとそのポジにいる意味がないし、となるとそのポジに選んだ人も無能ってことになるし、ひいては組織全体の格が下がる。
だから、有能な人たちが頑張るお話ならどっかで舐めプとか足を引っ張る存在とかを入れたくなるのですよ。
でも、本作には一切そういうのがない。
ホントに優秀な人たちが全力を尽くしてる。

でも、それですらゴジラの脅威が上回る。
ゴジラがマジヤバい。
怪獣映画で怪獣が暴れるのって多少お祭り的な盛り上がりがあるイメージなのですが(あくまで門外漢のイメージです)、このゴジラにそういうのが一切ない。
「え、これホンマにアカンやつやん……」「こんなんホンマにどないすんのん……?」的な恐怖が凄いです。
ずぅーっとどうなるのかハラハラドキドキしてた。

けどだからこそ、それに立ち向かうオッサンたちが格好いいんですよね。
立ち向かうっつっても、直接対峙するわけじゃないですけど。
もちろんゴジラに対して兵器をぶっ放したりするシーンはあるわけなんですけども、それはおまけ……とまでは言わないまでも、結果に過ぎないというか。
本作におけるメインは、そこに至るまでの作戦立案とか承認とか更にそれに至るまでの人員招集とかなんですよね。
先述の通り主人公格は内閣官房副長官の矢口さんでして、彼もめっちゃ優秀な人物なんですけども、しかし天才的な作戦立案をするでも自ら戦闘機に乗るでもなく、それをするための各省庁とか各国との「調整」をすることなんですよね。
各国との調整をするための人物を調整してたりもする。
それがあっての、攻撃という結果なんですよ。
なんつーか、プログラミングの本番はプログラムしている時でありプログラムを動かすのはその結果でしかない的な(違うかもしれない)。

もうとにかく、相応の能力を持ったプロたちがそれでも抗いがたい脅威に対して一切の慢心なく全力で立ち向かう映画、という感じでした。
先述の通り皆が皆「日本のために」命懸けで限界越えてやってる感があり、「皆頑張れ! 日本頑張れ! 超頑張れ!」って思って観てました。
ほとんど作中ずっと通してめっちゃ全力で頑張ってる感が滅茶苦茶伝わってきて、ぶっちゃけ開始20分くらいの時点からずっと泣きそうでしたね。
誰かが頑張ってる姿というのは、それだけで胸を打つ。

つーかね、ホント優秀ではあっても普通の範疇にいる人が普通に頑張るお話なんですよ。
普通に考えたら、こんなもんが面白くなるわけがない。
というかこれ、たぶんあらすじに書き出したらクッソ面白くないんじゃないでしょうか。
だって、ほとんど会議とか調整なんだもの。
でも、それが実際観るとクッソ面白ぇんだ。
これはホント凄いし、映画として作られるべくして作られた作品なんだと思うし、この作品をして庵野監督を天才と称する声にも納得です。

けど確かに、巷で言われてる通り人を選びそうだなって感じではありますね。
例えばですが、とにかく怪獣がドゴーンバカーンと暴れてる様を見たいんじゃ! という方にはあんま向いてないんじゃないかなーという気がします。
なので、絶対オススメです! とは言えません。
が、まぁ一度は観といてもいいんじゃない? とは思う映画でした。
たぶん、映画館で観た方がいい映画なんじゃねーかな、という気もする。
普段映画とか全然見ないのでわかりませんけども。

とりあえず、私は近日中にもっかい観に行こうかと思うております。
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コメント

1. 新機軸なコメントでしたw

私自身が庵野、樋口両氏のファンみたいな人間なので、どうしても
肩入れしたり今まで関わった作品と比較しながら感想を言うタイプ
に陥り易いのですが、はむばね氏は非常にまっさらの状態で今回
のシンゴジラを評価して下さって、嬉しいより驚いたのが本音で
あります。なお、二週間前ではなく公開2日目に観に行きました。

2. れすぽんす

>anokoさん
やはり、ゴジラシリーズか監督か、どちらかのファンが行かれるパターンの方が多いでしょうね。
今回、完全にフラットな視点で観れたのはある意味で僥倖だった気もします。
もっかい観る時は、流石に色んなフィルターがかかるでしょうしね。

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