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2017年5月、ジャンプ小説新人賞’16 Winterにて 小説フリー部門『銀賞』受賞をいただきました!
2017年9月、第30回ファンタジア大賞にて 『金賞』をいただきました!

第11回HJ文庫大賞"銀賞"受賞作『カンスト勇者の超魔教導 ~将来有望な魔王と姫を弟子にしてみた~』
1・2巻、HJ文庫より発売中!
第30回ファンタジア大賞 "金賞"受賞作『お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか』
3巻、8/18(金)ファンタジア文庫より発売です!

2018-07

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ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト

どうも、はむばねです。
なんだかんだで、2日連続の感想です。
地味に、感想書いた後の方が作業も捗るような気がしなくもない。
作業前の助走的なね。
助走で力尽きることもままあったような気もしますけどね。
 
さて、そんなこんなで。
今回、ネタバレはかなりアリで書いてます!
未読の方は読了後にご覧になった方が良いかもしれないレベルなので、注意!
 

ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫)
竹宮 ゆゆこ
アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 320,579

あらすじはAmazonより抜粋。
>晴れて大学に合格し上京してきた多田万里。
>大学デビュー、東京デビュー、ひとり暮らしデビュー、と初めてのことづくしで浮足立つ彼は、入学式当日、不意打ちにあう。
>圧倒的なお嬢様オーラ、完璧な人生のシナリオ、得意なのは一人相撲。
>襲撃者の名は加賀香子。
>薔薇の花束を万里に叩きつけた彼女は、万里の友達でもある幼馴染みの柳澤を追いかけて、同じ大学に入学してきたという。
>そんな眩しくも危うい香子が気にかかり、放っておけない万里だが―?
>竹宮ゆゆこ&駒都えーじの強力タッグが贈る青春ラブコメ。
 
上手いわー。
流石竹宮先生すぎるわー。
もちろん、物語全体の転がし方も上手いんですけども。
個人的には、特に香子さんへの印象操作が巧みすぎると思いました。
 
まぁ、言ってみれば王道パターンではあるんですよ。
最初の印象を下げといて、徐々に上げていくことで落差を狙うパターン。
(元々の意味での)ツンデレなんかもこの類型ですよね。
けど、これって結構難しくて失敗してるパターンも多いと思うのですよ。
上げ方に失敗するパターンもありますし、たぶん一番ありがちなのは最初の印象が低すぎて挽回に失敗するパターン。
前にちょろっと書いた、カタルシスを得るための下げ展開でのヘイトが大きすぎて物語全体を通して受け取る感情がマイナスになる、ってのと似てるかもしれませんね。
 
が、香子さんに関してはそれが凄く上手く描かれていると思うのです。
登場からして高飛車なお嬢様キャラでまぁイラッとくることがないこともないのですが、どちらかといえばオモシロお姉ちゃん枠になっているというか。
主に被害を受けるのがヤナっさんのみで、万里くん的にはただの傍観者というのも大きいのでしょうね。
下げ要素がある種記号的にというか、他の人経由での「大変な奴」という「情報」が主で。
ほんでそっから万里くん的には素の香子さんと接していくわけなので、「なにこの可愛い人」って印象だけが残るんですよね。
ホント、なにこの可愛い人。
 
つっても本作、竹宮先生なのですから当然といえば当然なのですが、ヒロイン可愛い可愛い言うだけの作品ではありません。
#そもそも、香子さんはヒロインなのか? という疑問さえある。
香子さんはちょっとアレですが、基本的にそこまでそこまで飛び道具的な設定やキャラもありません。
まぁ、これに関しては舞台が大学というのもあるかもしれませんが。
高校だったら「なんやこの変人……」となるところ、大学になると途端に「あー、いるよねこういう人ー」ってなるのは何なんでしょうね……。
やはり母数が圧倒的に増えるからなのか。
 
閑話休題。
なのでボケとツッコミの激しい応酬があったりとかいう感じではないのですけれど、随所に笑いどころが散りばめられてます。
NANA先輩のくだりとか、クソワロタw
物語も結構淡々と大学生活の描写が続いたかと思ったらQ展開を迎えたり。
かと思えば凡人オブ凡人枠と思っていた万里くんが一番ぶっ飛んだ設定持ちであることが判明したり、最後に怒涛の展開があったりと、実にエンターテイメント。
 
あと、駒都えーじ先生のイラストも綺麗でいいですね。
まぶらほ最終巻発売の時にも書いた気がしますが、あんまり絵柄が変わってる気がしない(少なくとも駒都えーじ先生の絵だと一瞬でわかる)のに今でも普通に通じてるのが凄いと思います。
まぶらほとか、もう15年くらい前の作品やろ……。
 
再び閑話休題。
総じて、確かな地力によって描かれたいちいち全要素のレベルが高いライトノベルだったと思います。
舞台が大学ってあらすじを見た時には「はぁん? 一般寄りのオサレストーリーにでもしたんじゃなかろうね?」とか実はちょっと思ったりしてたんですが、全くの杞憂でしたね。

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