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2018-06

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そのオーク、前世(もと)ヤクザにて2

どうも、はむばねです。
相変わらず、昼夜逆転しそうでギリ逆転してない感じの微妙な生活です。
ていうか、単純に睡眠時間が長い。
まぁその分頭はすっきりしていて、起きてから作業がトップスピードに乗るまでは比較的短いっちゃ短いのですけれど。
睡眠時間が短いと作業開始までだいぶダラダラする傾向があるので、結局一緒という気もしなくはない。
というかマジで、務めてた頃どうしてたんだこれ……。
……と思ったけど、午前中は使い物になってない日が多かったか……。
 
そんなこんなで、感想です。
最後の方、ちょっとだけネタバレがあるかもしれないのでご注意を。
 

そのオーク、前世(もと)ヤクザにて2 (GA文庫)
機村 械人
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 6,119

あらすじはアマゾンより抜粋。
>「レイガス。寝てる間、ずっと手を握ってて……」
>「……わかった」
>大嵐に襲われた大都アルバストラ。
>その被災現場でレイガスに救助されたのは、赤い鱗と角を持つ亜人の少女・マフだった。
>《天翼の騎士団》の団員達に敵意を向け、レイガスにのみ心を許すマフ。
>レイガスもまた、そんな少女にどこ か懐かしい感覚を覚える。
>しかし、それもまた前世の悲劇から受け継がれた、一つの因縁の始まりだった。
>『神話』より現れし謎の怪物、暗躍する黒い影、そして時空を超えた魔の手の矛先にはイーヴィの姿が――!?
>第8回GA文庫大賞《優秀賞》、男の宿命が織り成す第二巻。
>戦え、オーク。絶望を打ち砕け!
 
1巻の感想はこちら
 
相変わらず、ライトとヘヴィの配分が実に良いですねぇ。
お風呂で幼女と戯れていたかと思えば、ガンガン人が死ぬ血なまぐさいシーンもあったりする。
この振れ幅が、本作の魅力の一つではないでしょうか。
 
また、1巻に引き続き、今回も前世の話がかなりボリューミーだったのに驚き。
1巻の時でさえ、こんだけ転生前の話が入る構成珍しいなって思ったものですけども。
ていうか、1巻でもう全部語っちゃってて2巻以降は流石にもう今世の話だけになるんだろうなって思ってたのですよ。
しかし、滅茶苦茶前世の話が出て来る。
全然語り終わってなかった。
むしろ重要なのここからだった。
かといって1巻の話が蔑ろにされているわけではもちろんなくて、それありきでしっかり積み重ねられてる感じです。
 
あと、何気に1巻の内容がすげぇ自然に説明されてるのも個人的には好ポイント。
基本私は前の巻の話忘れるんで、これは1巻読み直し不可避やろうなぁと思っていたのですけれど。
「あぁこれは1巻の説明やな」と思う露骨な説明もなく、スッと読みながら1巻の内容思い出せました。
まぁこれに関しては、私が忘れすぎて一周回ってそれが1巻の説明なのか新しい説明なのかの区別が付かなかっただけという可能性もなくはないですけれど。
 
それと、私が本作でかなり評価している点の一つに「悪役が悪役なりの矜持を持っている」という点があります。
なんていうんですかね。
クソみてーなことしてるっちゃしてるんですが、ある種の格好良さがあるといいますか。
善方向でも悪方向でも、突き抜けたらある種の潔さみたいなのがありますよねみたいな。
いや本作の場合、そこまで悪の権化って雰囲気でもないのですけれど。
でも今回のベロニカさんとか、凄い好き。
なんかこう、悪役感をひけらかすんじゃなくて、ただ自然と悪役といいますか。
なんだったら性格的には好感度高くすらあるんですけども、やってることは悪役そのものなんですよね。
憎めないとかじゃ全然ないんですけど、腹が立つわけでもない。
個人的には、理想の悪役に近いかもしれない。
以前から私は「物語においてムカつく場面が多すぎるとその後にカタルシスがあっても総合として受ける感情はマイナスになる」説を推しているわけなんですけども。
本作、そのマイナス面が非常に少ないと感じています。
にも関わらず、ここまでヘヴィに出来てるのが凄い。
やはりそこは、「その場で生えてきたかのような主人公サイドをディスるためだけに出てくる悪役」が存在しないのが大きいと思います。
みんな、ちゃんとバックボーンがあってそこまで生きてきてる感がある。
 
閑話休題。
相変わらず、主人公がえらい男前です。
レイガスさんとしても、りゅーへーさんとしても男前。
ていうかりゅーへーさん、回想とはいえ死んでからこんだけ男上げる人もなかなかいないのではなかろうか。
ほんで1巻の時も書きましたが、相変わらず能力(?)が「ただひたすらに暴力」というのがいいですね。
普通の人間だった時も、オークに生まれ変わっても、武器は己の拳のみ。
まぁ若干の特殊能力は付いてますが、あくまで戦闘継続性を上げるだけであり結局行動としては殴るしかしてないんですよね。
それだけなのに、こんなに格好いいのはある意味ズルくさえ感じます。
 
かと思えば、オフの時の良いお父さんっぷりも健在。
今回は割と幼女組にスポット当たることも多かったので尚更ですね。
その分シルヴィさんの出番は(1巻に比べれば)少なめで、伴ってラブコメ要素はちょい減少傾向ですかね。
というか、ストーリーラインだけ見たらクソ重いこの話でラブコメ要素やお父さん要素が存在すること自体が驚きなのですがw
 
まーしかし、風雲急を告げるといいますか。
こう来るか、って展開でした。
途中までは、割と1巻と似たような構成かと思ったのですよ。
前世の無念を、今世で解消する的なね。
まぁ、それも間違ってはいなかったのですけれど。
燕くんにまだこんな出番があるとは思いませんでしたが、その辺りがビックリポイントなのかなって思ってたのです。
しかし、真のビックリポイントは最後の最後に控えてましたね。
まさか、そう来るとは思いませんでした。
一気に物語が広がった感じがしましたね。
あとがきで「一巻がプロローグで二巻が第一章」という風に書かれていましたが、まさしくそんな感じでした。
ここから物語がどう転がっていくのか、非常に楽しみです。
 
ちな、完全に余談ですがあとがきで私の名前もチョロっと出てくるよ!

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