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2017-08

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ツノありっ!

どうも、はむばねです。
オーケーオーケー、だいぶ体調も戻ってきましたね。
「活動が大幅に制限され、ちょっとやべーんじゃねーかと思うレベル」から「ちょっとしんどめの風邪」くらいになってきた感じでしょうか。
相対的にかなり楽になったけど、冷静に考えるとまだそこそこしんどいような気がしなくもない。

さて、そんなこんなで感想だよ!\(^o^)/
寝込んでいる間に読みふけった本のスットクが火を噴くぜ!
……いや、実際ホントにしんどかった時は本読む余裕もなかったんでほとんどストックないんですけどね。

ちな、新年一発目の紙の本です。
ネタバレは特にないと思います。

ツノありっ! (風香先輩は△△を隠す) (MF文庫J)
阿智 太郎
メディアファクトリー
売り上げランキング: 959,024


あらすじはAmazonより抜粋。
>武蔵野日高、高校二年生。
>ここ天狗山高校に通うごく普通の男子だ。
>「持ち物検査」が行われた月曜日、日高は思わぬトラップ(それも親友が仕掛けた)にかかりエ●本を見つけられてしまう。
>しかも、学校一の秀才にして美少女、誰しも指一本触れることさえ叶わないというちょっぴりドSな――鬼の風紀委員長、鬼怒川風香先輩に! 
>お仕置きされる、と怯えた日高だがしかし、風香先輩はこう言った。
>「あなた、私と付きあいなさい!!」
>……付きあう? 付きあうって!? 
>そして日高は知ってしまう。
>風香先輩の、せつない運命を。
>学園(鬼の金棒付き)ラブコメディ登場!

きわめて忍極の時に薄まったと書きましたが、これはなかなかの阿智太郎臭を感じます(褒め言葉
……と思ったけど、発売日的にはこれ忍極より前なのか……。
これでも以前に比べれば薄まってる方な気はするので、やはり徐々に作風が変わってきてるのかな……?

というのは、ともかくとして。
あれ、ちょっとシリアスなのかな……? という掴みからの、実に阿智太郎先生な緩い展開でした。
主人公の、「ガチで何の変哲もない男子高校生」っぷりも健在です。
これでラブコメが作れるんだから、阿智太郎先生はやっぱ天才ですよね。
普通は、主人公に何かしらの特異性を持たせないとヒロインとの関係が作れないですからね……。

とはいえ、個人的に阿智太郎先生のラブコメが本領を発揮するのは巻を重ねてからだと思ってます。
初めは勘違いやら仕方なしやらで主人公との関係が始まったヒロインたちが、噛んでいく程にじわ~っと出てくる主人公の良さにやられていく感じが凄く好きなんですよね。
そして同時に、読者も主人公の良さにやられていくのです。

そういう意味で、1巻時点では序章に近いと思ってます。
実際、ヒロインのキャラ見せに近い構成ですしね(なお、この構成は最大で数巻続く模様)。
しかしながら、面白みがないのかといえばもちろんそんなことは全くありません。
この頃にはこの頃なりの味をちゃんと用意してくれてるのが流石です。
独特の緩さは、序盤も終盤も(大体)健在ですしね。

私は、阿智太郎先生のこの緩い世界がホントに好きでして。
普通に考えると、本作でも主人公の扱いって(作中的にもメタ的に見ても)そこそこ酷いんですよ。
しかし、それがイラッとくるどころかある種の心地よさすら感じるのです。

その理由の一つとして、本作の場合はヒロインのキャラがあるのかなと思います。
なんというか、「あ、価値観が違うんだな」というのが明示されていると言いますか。
ただ「可愛いから許せる」とかじゃなくて、「価値観が違うんなら仕方ないよね」という納得感があるんですよね。
ほんで向こうとしても自分の価値観が違ってることを自覚してて、まぁまぁ譲歩してくれてる感があるので尚更。

しかし、やはり一番大きいのは主人公の性格なのかなって気もします。
なんというかですね、「優しい」んですよね。
この、「何の取り柄もないけど優しい」だけの主人公がモテるという設定。
ともすれば、失笑モノになりがちなんですけども。
これを描くのが、阿智太郎先生は抜群に上手いと思うのです。
実は強いとか一芸には秀でているとか、そういうわかりやすい拠り所があっての、ある種余裕としての優しさではなくてですね。
も、ホントに(基本)何の取り柄もないヘタレな感じで。
ある種読者と地続きといいますか、なんだったら読者の方がまだ何かしらの取り柄があるんじゃないかというレベルなんですけども。
それでも有事の際にはちゃんと(ヘタレなりに)行動出来るんですよね。
勝算も何もなく、ただただ優しさだけで行動してしまう感じ。
ある意味これが本当の、俺たちに出来ないことを(ry ってやつなのかもしれません。

ま、つってもそういう要素も1巻ではかなり薄めですけどね。
今後ますますそういう部分を見せてくれるだろうという信頼を阿智太郎先生には抱いているため、続編も楽しみです。
阿智太郎先生ほど、続刊になるほど面白くなっていく作家さんもなかなかに珍しいのではなかろうか。

あと、最後にどうでもいいことなのですが。
ほぼメインヒロイン格のむつみさんに、カラーイラストがないっていうのはどういうことなんですかねぇ……。
やはり、幼馴染は約束されし負けヒロインだとでも言うのか……。
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コメント

無題

陰からマモル、きわめて忍極の阿智太郎先生のラノベですね。

きわめて忍極を読んだとき割と緩い演出のイメージがありましたけど、はむばね氏はお好きなんですねw
私も注文して読ませて頂きます。

れすぽんす

>anokoさん
個人的に、阿智太郎先生はライトノベル界屈指の緩さを誇る作家さんだと思っていますw
この雰囲気は、オンリーワンだと思いますね~。
めっちゃ気軽に読めるので好きですw

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