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バニッシュ・ドロップス―家出中アイドルをフォローしますか?

どうも、はむばねです。
うぃ、体調の方はそれなりに落ち着いている感じです。
まぁ、元々突発的に出た熱が不安だっただけで普段はそこまで大したことなかったですしね……。
咳がずっと続いてるのは、果たして前回の肺がまだ治りきっていないのか新たな感染のせいなのか……。
ま、何にせよやることは変わらないわけですが。
ずっと寝込んでるわけにもいかねーので、とりあえず外に出る時間を最小限にしてそれなりに大人しくしときます。

そんなこんなで、感想です。
ネタバレは、あんまりないつもり。

バニッシュ・ドロップス―家出中アイドルをフォローしますか? (電撃文庫)
おかゆ まさき
アスキーメディアワークス (2012-04-10)
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あらすじはAmazonより抜粋。
>高校入って初の夏休み!
>このビッグイベントに今までには無い何かを求める高校生、駆はしかし、さっそくチーマーに囲まれていた!?
>絶対絶命!が、その時「俺のツレに、手、出したよね?」と駆を助けたのはとんでもない美少年だった。
>彼と駆はすっかり意気投合。
>美少年とはその夜、駆の家に泊まっていくまでの仲に!
>けれど駆は知らなかった。
>その美少年が実は美少女であり、現在行方不明中の国民的アイドル、瑞星リサだということに!
>すぐそこまで迫りつつあるマネージャー軍団!二人の逃避行の行く末は!?
>舞台の上ではすべてが刹那、だから『バニッシュ・ドロップス』。

おっ、これは綺麗な方のおかゆまさき先生だな(対義語:頭おかしい方のおかゆまさき先生)。
ていうか、段々綺麗さに磨きがかかってきてる感がありますよね。
なんかもう、普通の青春小説みたいやないか!

……うん、ていうか、ホントに普通の青春小説。
普通の、っていうは「平凡な」って意味ではなく「頭おかしくない」って意味でね。
ぶっちゃけ、これと『ぜのん様である!』が同じ作者とか知らない人に言ったらそれこそ頭おかしいと思われるレベル。
ドクロちゃんは言わずもがなである。
おかゆまさき先生、マジでまともな人だったんだな……(失礼

というのは、ともかくとして。
なんか、一本の映画を観たかのようでしたね。
高校生一年生の夏、ふとしたきっかけで出会った二人。
深まる友情。
楽しい日々に、しかし着実に迫ってくる終焉と、たった一つの、けれど大きな秘密。
果たして、二人が迎える結末とは……。
みたいなね。
予告編が頭の中に浮かんでくるようです。

言うたら結構普通の、なんでもないような日常のシーンが大半なのです。
しかし、あぁこれが二人にとって大切な時間なのだな、というのが伝わってくるのですね。
二人の……というか、高校生メンバー全員のキラキラした感じが伝わってくる。
特に部活シーンは、ザ・楽しい部活って感じ。
気のいい仲間たちと目標を共有して、共に頑張ってる姿っていいですよね。
作中では結構おちゃらけた面がフィーチャーされてますが、実績とかも仄めかされているので、ダラダラ楽しくやってるだけじゃなくちゃんと真面目にやってるんだなってのが凄くわかります。
あまりにキラキラした青春パワーに、ちょっと溶かされそうになったぜ……。

そしてそんな仲間と共に過ごしつつも、縮まっていくと見せかけて、その実お互い秘めた秘密によって遠ざかっていく距離感といいますか。
結局メイン二人の関係性が物語の柱なんですけども、その行く末を見守るのがハラハラしつつもワクワクするのです。
ほぼノーストレスで、変なご都合展開もなくこの構図を作れるのは単純に作劇力が凄い。
互いの事情を知ってると、「まぁ、そうなるな」って納得出来るんですよね。
ちょいちょい露骨な悪役が出てきますが、まぁ現実的に考えても納得の出来る範囲。
ストレス展開を続けず、サクッと処理してくれるところもグッドですね。

二人が仲良くなる速さについても、普通に考えればいくら気が合ういうても限度があるやろ(笑)ってなるところなんですけども。
ここも、何気にしっかりフォローされてるんですよね。
お互いそれぞれの理由で孤独感を持っていたがゆえに、惹かれ合っていたという。
物凄くドラマティックな背景があるわけでもなく、ぶっちゃけチョロっと触れられてる程度なんですが、それでもしっかり説得力があります。
ここにあんま尺割きすぎてもアレですし、ホントおかゆまさき先生小説力高いんだよなぁ……。

……とか思ってたら、唐突に『尿意、どん!』とかのおかゆ節で笑わせてくるから卑怯w
キッチリ随所で笑いを仕込んでくるところも流石です。
いや、『尿意、どん!』に関しては作中でも結構真面目に重要なシーンでもあるんですけどね。

総じて。
冒頭の繰り返しになりますが、とても良い青春小説だったと思います。
男女の関係を描いてはいますが基本的には友情メインで、ウェットなところが少ないのも個人的にはグッドでした。
ラストの展開も、ひっじょーに私好み。
別に全てが全て上手くいくようなハッピーエンドじゃなくてもいいんですが、それでも私はこのくらいのが好きですね。
非常に爽やかな読後感でした。
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