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2017年4月、第11回HJ文庫大賞にて『銀賞』をいただきました!
2017年5月、ジャンプ小説新人賞’16 Winterにて 小説フリー部門『銀賞』受賞をいただきました!
2017年9月、第30回ファンタジア大賞にて 『金賞』をいただきました!

2017年9月30日(土)、『カンスト勇者の超魔教導 ~将来有望な魔王と姫を弟子にしてみた~』HJ文庫より発売!
第11回HJ文庫大賞『銀賞』受賞作です!

2017-10

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デイ・アフター・トゥモロー

どうも、はむばねです。
いやー、3日前くらいからですかね。
なんか、急~に暖かくなってきましたね。
……うん。
つーか、暑くね?
まー、まだ辛うじて動かなければ汗をかくほどのものでもないのですけれど。
この世に存在するだけで汗だくになる季節までのカウントダウンが、着々と始まってる感がありますね……。
ま、夏は夏で嫌いなわけでもないんですけどね。

そんなこんなで、ちょい久々? の感想です(ちょい久々の雑繋ぎ)。


デイ・アフター・トゥモロー  (字幕版)
(2013-11-26)
売り上げランキング: 24,109


あらすじはAmazonより抜粋。
>南極──気候学者のジャックは、調査中に大規模な氷棚のひび割れに遭遇する。
>それは、地球温暖化により、海水の温度が上昇している証拠であった。
>異常を察知したジャックは副大統領に大規模な避難を進言するが、一笑に付される。
>だが、地球は確実に崩壊への道を辿っていた。
>世界規模の大災害が次々と起こり、地球全体が温度を下げ始め、1万年前の地球と同じ氷河期のような、絶対零度の世界になりつつあった・・・。

いやー、なかなかに先の読めない展開でドキドキしましたね。
序盤の飛行機のくだりも、「あれ? 流石に落ちないよね? 落ちないよね? え、落ちるの? アカンやつ? これもしかしてマジでアカンやつやの? アッカーン! ………………セーフ!」って感じでした。
速攻でサムくんのキャラを立てて、あの時点ではほぼポッと出に近かったのに死なないで欲しいと強く思わされたのは流石。
微積のくだりでの天才描写が上手く効いてる気がしますね。
ジャックさんがすぐに話を信じてたのも、地味に良かった。
ちゃんと親子の絆があるという点と、サムくんの才能をわかっているという点、両方に説得力を持たせる隙のない描写。
そして「こんな設定付けといてすぐに死ぬはずがない」と思わせて、「いやしかし、からのー? パターンなのか……?」とかなり惑わされました。
まぁぶっちゃけ、サムくんの天才設定自体は中盤以降ほぼ死に設定になってた気がしなくもないけれど……。
欲を言えば、天才ならではの活躍を見せてほしかったところではある。
まぁ、というか、図書館組は基本ほぼ待機してただけだしな……。

その点でいうと、チームメイトのメガネくんはかなりいい味出してましたね。
基本的に全編通してクソシリアスな中、数少ないギャグ要因。
税法の本燃やそうぜ! のとことか、普通に笑ってしまいましたw
かと思えば、ラジオを修理したりする有能っぷり。
「僕は電子工学と数学、チェス・クラブの部長だ。僕以上のオタクがいるかい?」
ぐぅ格好いい。
ローラを命がけで助けに行こうとしたサムくんを命がけで助けに行こうとするし、なんつーか確かな絆が感じられたのも良かったです。

あと学生サイドでいうと、お坊ちゃんのキャラも凄い良かったですね。
出てきた時は「うわー、これ絶対イヤミキャラだわー。絶対クソムーブくるわー」と思ったのですが。
普通にいい人なのかよwwwwwww
これは、物凄くいい意味で予想を裏切られた。
あの登場で! このステータスで! 普通にいい人!
何気に斬新とすら言えるのではなかろうか。
ローラとのこと普通に応援してくれるし、(実質)フラれた後でもローラのために命がけで薬を取りに行くメンバーに志願する。
お金持ちだけど、ホームレスに知恵を授かって素直にお礼も言える。
やべぇよ……イケメンすぎんだろ……完全に主人公の器だよこの人……。

それと、そんなに出番はないけど司書さんも良かったですね。
なんつーか、プロフェッショナル魂を感じた。
でも意固地になって本を燃やすのに断固反対するわけでもなく、状況を受け入れる柔軟さも持っている。
そんな中でも、グーテンベルク聖書はしっかりガード。
「書物は人類最高の発明である」「書籍が生まれてわれわれは理性の時代を迎えたのだ」
ぐぅ格好いい。
若干、本を役立てる展開には無理矢理感を感じなくもなかったですがw
図書館メンバーの中でサムくんが一番キャラ立ってない説、一理ある。

ただこれ、皆に残るよう説得してたけど、ぶっちゃけ皆が残ってたら詰んでたよね……。
食料も有限だし、病人ももっと出たかもしれないし。
暖炉の部屋の収納人数にも限界があるだろうし。
ま、まぁ、結果オーライ。

それからジャックさんサイドを見ても、無謀な行動を決めるジャックさんに当たり前のように付いてくるフランクさんとジェイソンさんも良かった。
この三人にも、確かな絆が感じられましたね。
それだけに、フランクさんは無茶苦茶残念でしたが……。
突然こういう展開もぶっ込んでくるから油断出来ねぇ……。

つーかですね。
基本、置かれた状況としては無茶苦茶厳しいんですよね。
絶望感がハンパないし、自然現象相手だからどうしようもないし、解決策も提示されない。
でも、だからこそなのかもしれませんけれど、人の営みは凄く優しい世界として描かれていて、そこが無茶苦茶好きでした。
サムくんはお父さんを信じてるし、ジャックさんも息子が待ってると信じて疑わない。
ラプソン教授のとこの人たちも運命を共にすることになっても騒がないし、なんか「このメンツとなら……」的に受け入れてる感がある。
ルーシーさんは医師としての職務を全う……という言葉では済ませられない程の献身で、患者と運命を共にする覚悟を決めてる。
そして、そんなルーシーさんを迎えに来る救急隊員。
個人的には、ここが一番のビックリポイントだったかもしれません。
この展開は、予想もしてなかった。
だってもう、こんなん完全に救急隊員なんか来る流れじゃなかったじゃないですか。
完全に、外に出てる人とかほぼ死んでる流れだったじゃないですか。
でもそんな中、命がけで、本当にいるかどうかもわからない人を助けるために来てくれたんですよね。
そんな背景まで考えると、めっちゃ感動する。
人はこんな環境でも優しさを持てるんだ、まだ人類は大丈夫なんだ、と思えるような光景でしたね。
そんな中だからこそ副大統領のクソさが際立つ感もなきにしもあらずでしたが、まぁ立場上しゃーないし、最後の方はなんかデレてたのでセーフ。

ラストで、実は結構生き残ってた人がいたってのも予想外でベリーグッドでした。
きっとあの人たちにも、サムくんたちのようなドラマがあったんだろうな……と思わされます。

ま、細かいことを言うとね。
「ん?」と思う点もないではありません。
なんかちょっと最後の方メッセージ性が強すぎるっていうか、政治批判になってね? とか。
なんで唐突に天気良くなったの? とか。
そもそも、天気良くなるなら吹雪の中仲間の命を落としてまでの強行軍を押したジャックさんは何だったの? とか(まぁリアルで考えれば結果論ではあるんだけども、物語的に)。
ていうかこれ、根本的には結局何も解決はしてなくね? とか。
あと最初の方に出てきた日本、これ中国じゃね? とか。
とかとか。
ありますが、積極的に目を瞑れる範疇だったと思います。


総じて。
非常に厳しい環境で、しかしそんな中だからこその人の優しさと絆が描かれている暖かい映画だったと思います(画面内の光景はクッソ寒いけど)。
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