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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

2019-09

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田中のアトリエ ~年齢イコール彼女いない歴の錬金術師~

どうも、はむばねです。
ヒャッハー、明日は1ヶ月ぶり今年3回目の東京行きだぜー!
というわけで、準備等もありますのでちょい早めの更新です。

そんなこんなで、サクッと感想いってみよう。
今回は、かなり終盤までのネタバレが含まれておりますのでご注意を。


田中のアトリエ ~年齢イコール彼女いない歴の錬金術師~

異世界転移モノ。
ガチブサメンが、転生でイケメンになることもなく異世界で無双するお話。
なの、です、が。
かwwwるwwwいwwwなwww
文体も軽ければ主人公の姿勢も軽く、何より人の命がめちゃ軽い。
昨今、ハードボイルドを売りにしてる作品でもなかなかここまで軽くは死なんのではなかろうか。
主にモブキャラが、主に主人公勢によってすぐぶっ殺される。
ぼったくりバーの店員ってだけでぶっ殺される。
嫌味貴族キャラが、改心する機会も与えられず即ぶっ殺される。
しかもこの主人公、異世界人でもなければ元の世界で危ない職業に就いてたわけでもない普通のサラリーマンなのに初撃から人を殺すのに躊躇がねぇ。
この軽さ……いいですね、いいと思います。

流石に、途中からは重みが増してきましたが(文体にもノリにも物語にも)。
まぁ、そうなるだろうなとは思ってましたが。
ので、序盤の展開やノリが気に入らない方も、しばらくは読んでみるのオススメ。
全体的に、尻上がりに面白くなっていった印象ですし。

ただ、タイトルに冠してますけど言う程錬金術は使ってなかったような気がする。
というか、途中で錬金術要素の霊圧が消えたような……。
どっちかっつーと回復魔法無双。
元々、神様から貰ったチートも回復魔法ですしね。

もっとも、この物語の場合一番のチートは田中さん(主人公)の適応力と対人性能という気がしないでもないですが。
ドロップアウトせずに30超えた非モテは社会に適合するためコミュ力が否応無しに発達しているという理論、妙な説得力もある。
しかも、ブラック会社でガチ会社員してたわけだしな。

つーか田中さん、これアレですよね。
ファッションイケメンというかギャグ枠イケメンかと思いきや、普通にイケメンですよね。
つーか、ファッションイケメンを演じようとした結果それが成功しすぎて普通のイケメンになってるパティーン。

もっとも、それも表面に限ったことですが。
内心での変態度やべぇ。
というか、ゴッゴルちゃんと出会った辺りからの加速っぷりがやべぇ。
変態度が留まるところを知らない。
ほぼ地の文のみでここまでの変態度を表現している作品を他に知らないかもしれないレベル。
通常、実際の行動を伴いますからね。
そして変態が露見しだしてからの言葉選びのセンスは、オンリーワンの域に達しているのではなかろうか。
主に変態度的な意味で。
なんかもう、「ゴッゴル」という言葉自体が卑猥な言葉として扱われてるよね(本来は種族名である)。
そして、それが笑えて仕方ない。
大体の強引な展開を「童貞は処女が好きだから」で済ませるパワープレイも、いっそ清々しいですね。

なお、変態なのは主人公に限ったことでもない模様。
全編通してまともなキャラの数、ガチでゼロ説。
いや、ゴブリンが最後の良心か……。
JCが出てきた時はついに遅れて来た正ヒロインの登場か? と思ったものですが、やっぱりまともじゃなかったですしね。
いや、一点さえ除けば一番まともなこと言っててちゃんとヒロインしてるんですけども……。

ほんで、こんだけ変態ばっかなのに概ね総じて好感度が高いのが凄い。
割と登場時は好感度低いっつーか、テンプレ雑魚モブっぽい人が多いんですけどね。
いい意味でのキャラの予想外の心変わりというか、初対面の印象からageる手法がバツグンに上手いんですよ。
早々に相棒ポジションになった魔法貴族さんとか、初登場時は完全にただのチンピラ貴族でしたし。

そして終盤に至って、そういうとこが伏線というか仕掛けになってたのはビックリ。
完全にイロモノ枠で登場したアイツ、いつの間にか有能枠に収まっとるやんけwwwwと思わてからの、実は……という。
これは全く予想出来なかったし上手いと思いました。
そして言われてみれば、あぁそういえば……という感じで。
なんつーか、この作品でそういう伏線があるとは思ってなかったので余計に。
どこまで最初から考えてたのかわからないけど、もし序盤のノリからして終盤に向けての伏線だったとすればちょっとこれは凄まじすぎる。

ただこれ、結局終始触れられなかった気がするんですけど、ステータスウィンドウって何なんでしょうね。
最終的に、これを見れることがキーになっての問題解決だったわけですけども。
もう、これは「異世界転移だったらそういうもの」っていうお約束のレベルになってきているのだろうか。

というのは、ともかくとして。
ラストバトルはねー。
ここまでこんだけふざけ倒しといて、つーか事ここに至ってまで(主に地の文で)ふざけ倒しながら、にも関わらずクッソ熱いのが卑怯ですよね。
今までに出てきたキャラが敵味方なく参戦する展開、無茶苦茶好きなんですよ。
つーかぶっちゃけ薬草ゴブリン辺りは最後に出てくるんだろうなって中盤くらいから予想してましたけど、ここでピーちゃんが来るのは完全に予想してませんでしたわ。
からの肉便器さんとか、更に予想外。
彼女、完全にモブの中のモブでしたやん……。
まさか、あの脳筋魔法までもが伏線だったとは……。
そして、最後に明かされるメイドさんの尿の秘密w
更にそれが最後の最後のキーアイテムになるという、状況にそぐわぬ緊張の無さが流石でした。


総じて。
高レベルの笑いを提供しつつも、主人公の強さによる爽快感と熱い展開も外さない秀作だったと思います。
ただ、先述の通りぶっちゃけ序盤はかなり雑いです。
最低でもドラゴン退治くらいまで、出来れば暗黒大陸までは読んでいただきたいところ。

あと、ゴリゴリにシモネタが入ってるっていうかむしろシモネタが含まれていない箇所を探す方が困難なレベルなのでその点はご注意を。
というか、固有名詞からしてほぼシモネタである。
ここは最初から最後に至るまでブレません。
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