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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

2020-07

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桜色のレプリカ 2

どうも、はむばねです。
はい、本日は今月頭に発売だった『桜色のレプリカ』2巻の感想なわけなんですけどね。
発売日に入手して読むのを楽しみにしていたんですが、まさかの実家に持って帰るのを忘れるというミステイク。
というわけで、結局8月も末になっての感想となってしましたが早速いってみましょう。

1巻の内容含めてちょくちょくネタバレありますので、未読の方はご注意を。


桜色のレプリカ 2 (HJ文庫)
翅田大介
ホビージャパン (2017-07-29)
売り上げランキング: 35,781


1巻の感想はこちら


あ~……。
あ~……。
これは、もう、なんていうか、あ~……。
読み終わった後しばらく、あ~……ってなりました。
1巻の時も全く同じこと書いたんですが、2巻はそれ以上に、あ~……でしたわ。

1巻は比較的謎解きというか、「誰が人間なのか?」という問いへの答えを探す感じでしたけれど。
2巻は、それともまた違った雰囲気でした。
「人間とは?」という問いかけへの答えを探すという部分もありましたが、どちらかというとカザネくんとヒロインズとの交流がメインだった印象。

いや、ていうかね。
1巻ラストで、「うわーこれは怒涛のシリアス展開突入ですわー」と思ったものですが。
まさか、ラブコメ方向に揺り返してくるとはなw
むしろ真ヒロイン(?)がハッキリした分、1巻よりラブコメ色が強まった印象すらある。

状況的には、かなり絶望色が強いんですけどね。
1巻の時点で、人類のかなり閉塞的な状況は描かれてますし。
2巻では、更に人類が『終わってた』ことまで明かされていきます。
なのに、物語全体としては暗い雰囲気は薄かった印象なのです。

その理由の一つとして、(途中から)カザネくんが吹っ切れた感があるというのは大きい気がしますね。
あと、真ヒロインさんが(一般的な方向とは多少違えどある意味)無茶苦茶前向きというのも大きい。
結果、絶望的な状況で、いずれ終わることがわかっていて、それでも今だけは穏やかな時を過ごしているという感じといいますか。
この後ろ向きなのに前向きな雰囲気、凄く好きでした。

つーかねー。
美しい。
非常に美しい物語でした。
構成としても美しいし、何よりここで描かれる"人間"がとても美しく感じました。
終わりを知りながらも最後まであがく意地が美しい。
どれだけ絶望的な状況だろうと人類を滅亡させないためにあらゆる手段を講ずる強さが美しい。
次世代のために自ら犠牲になる尊さが美しい。

本作において、人間を人間たらしめるものは何かという問いに対してとある人物(?)が出したアンサーとして『自己犠牲』という言葉が挙げられているのですけれど。
それだけだと、まぁ言ってしまえば陳腐なんですよ。
散々使い古された言葉であり、美辞麗句であり、であるがゆえに「今更そんな言葉で人間が定義される?」と、鼻で笑ってしまうようなもの。
実際、ヒロインさんは鼻で笑っちゃってます。
でもここまでの人類の行動を鑑みると、そしてその行いを全て見てきたあの人(?)だからこそ、その定義にも凄く納得感のある説得力が生まれていると思うのです。
現実でそんな風になるかはともかくとして、理想的な"人間"としての美しさ的なものを感じる。

最後の"生徒"たちとの別れも、凄くグッときました。
特に、三十刈はとてもとても良かったですね。
おちゃらけキャラが最後に見せる真面目な一面……とも、少し違う気もしますけれど。
彼女にも過去があったんだ感といいますか。
当然といえば当然なんですが、その当然が当然でないように思わされていたといいますか。
結局人間とは、レプリノイドとは、ってとこに関わってくるのかもしれませんけれど。
彼女たちも、実に"人間"らしかった。

つーかこの物語、"人間"(とされている人)も"非人間"(とされている人)も、すげぇ人間臭いんですよね。
だからこそ、真に人間を人間たらしめるものとは何なのかって命題が生まれてるわけでもあるんですけども。
でもなんかもう、最後には「もうみんな人間でいいじゃん!」って感じに思えてきます。
人類という種を残すためにあらゆる可能性を模索した彼女も人間だし、愛の定義を探し続けた彼女も人間だし、愛ゆえに狂った彼女も人間だし、勿論自身が人間であるのかどうか悩み続けた彼女も彼も人間でしょう。
もしかすると翅田先生の書かれた意図とは違うかもしれませんけれど、個人的に本作は、たまらなく"人間"たちが織りなす物語であったように感じました。
実際のところ作中に(少なくとも現代の定義における)"人間"というのは一人も登場しなかったりするのですが、それでもとても美しく"人間"を描いた物語であると思います。
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