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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

2018-12

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魔術破りのリベンジ・マギア 3.はぐれ陰陽師の越境魔術

どうも、はむばねです。
本日の成果、ルーズリーフ10枚(文庫換算約50ページ)! 一人合宿完!(ドン!

まぁ、例によってもうちょっと作業は続けるわけですが。
なにせ、分量的には目標値超えたけどプロット的には全然進んでねぇからな……!
ま、まぁそこも含めて計算のうちやから……(震え


というわけで、感想です(雑な導入)。
これまた例によって、続刊モノはあんまりネタバレ配慮してないので未読の方はご注意を。

魔術破りのリベンジ・マギア 3.はぐれ陰陽師の越境魔術 (HJ文庫)
子子子子 子子子
ホビージャパン (2017-12-29)
売り上げランキング: 92,059


あらすじはAmazonより抜粋。
>ドイツから戻る晴栄のもとに、学園長と陰陽寮から共同の依頼が舞い込む。
>アイルランドの暁星学園で起きた殺人事件の容疑者として陰陽師が捕らえられたので、その真相究明に向かえというのだ。
>嫌な予感を覚えつつも、囚われた少女と対面する晴栄だったが……
>「な……なんであんたがここにいるのよ!? 土御門、晴栄ァーッ!」
>そこにいたのは幼少期の晴栄と因縁深い少女、蘆屋 露花だった!
>陰陽術×アブラメリン術式、ハイブリッド魔術を使う幼馴染を救い出せ!ハイエンド魔術バトルアクション第三弾!

今度はアイルランドの学園ですか。
1巻終わりの時点ではセイレム魔女学園で今後やっていくのかなって印象だったんですが、これは各地の学園を回っていく流れなんですかね?
いや、そんな各地に学園があるのかもわかんねーんですけど。

というのは、ともかくとして。
今回の学園は、黄金の夜明け団の流れを汲んでいるということで。
黄金の夜明け団といえば、私でもなんか聞いたことがある名前ですね。
マジで聞いたことがあるだけで、あんまり知らないんですけど。
しかし、そこの解説もちゃんと入れてくれてるとこが流石。
ぶっちゃけ、私でも聞いたことがあるレベルってことはたぶんこの業界(?)に詳しい方なら常識レベルなんだと思うのですけれど。
そこで素人を置いてけぼりにしない辺り、この作品の親切さを改めて実感しました。

あと、これまた全然知らないんであとがき(あとTwitterでの会話)を見ただけなんですけど、イェイツさんって実在の人物なんです?
しかもこれで割と史実通りとか、レベル高すぎワロタw

しかしなんだかんだ、イズールトさんがイェイツさん想いなところがいいですね。
ふざけてはいても、ちゃんと押さえるべきところは押さえてる感じ。
伊達に秘書はやってない。
この作品の、有能であるべきポジションの人がちゃんと有能であるところ、凄く好きです。

でもそういう意味では、イェイツさんは立場からするとちょっと人が好すぎるのかもしれません。
人としてはとても好ましいけども、組織の長としては必ずしもそれが良いとも限らない。
しかしだからこそ、イズールトさんがそこを補っているんでしょうね。
あるいは、それが一時的にはイェイツを裏切ることになったとしても。
この二人は、それでバランスが取れているということなのでしょう。
うん、非常に良い上司部下にしてパートナーって感じがしますね

そして、結局のところそれが愛ゆえにというところも美しい。
一般的に同意されるところでなくとも、ある意味で都合の良い女と言われてしまうようなものなのであっても。
それが彼女にとっての幸せなんでしょうね。
ここも、己の価値観に従って迷いなく指針を立てているところが格好良く感じられました。
実際いい女ですね、イズールトさん。
そこまでページ数が割かれてるわけでもないうちから、ここまでキャラ性に深みが出てるってのも凄いです。
一面的でない、ある意味で当然といえば当然という人間臭さといいますか。
相変わらず、キャラがめっちゃ『生きて』ますね。
内心を語った後、即コメディサイドに落ちる(?)ような部分も含めてw

道寿さんの件も、予め謀反を起こしたって情報は開示されてたわけですが、なるほどこういうバックグラウンドなのかって感じ。
ここも、彼の言い分にも一理あるというか共感してしまう部分はありますよね。
結局あぁいう感じにはなってしまいましたが、あれも呪詛に飲み込まれてしまったがゆえなんですね。
身体を乗り換えゆく上で、怨嗟だけが残っていったって感じなのでしょうか。
それだけを糧に存在を維持し、他のところは全て削ぎ落とされたと。
なんとも悲しい存在ですね。
元の恨みが割と妥当だと感じられたこともあり、かなり同情の余地がある敵役だったのではなかろうかと思います。

また、過去がただの過去話……バックボーンというだけでなく、現在に密接する形で繋がっているという展開も良かったですね。
ぶっちゃけ過去編が結構な山場っぽい雰囲気だったのと、残りページ数を鑑みて、これどう収めるんやろー、続くんか? と思ってたんですけども。
なるほどそう繋がってくるのか、って感じでした。

あとこれ毎回書いてますけど、私は魔術合戦については全然よくわかってなくて。
特に陰陽道の話となると、「へーそうなのかー」としか言えなくなるんですけども。
しかし、「へーそうなのかー」と思わせてくれるだけの説明はしてくれるんですよね。
3巻に至っても、解説の丁寧さは健在です。
そして恐らく、『わかっている』方からすればもっと凄く楽しめるんだろうな、という部分についても。

特に今回はイェイツさんとイズールトさんの戦いについて、魔術的なことは何もわかんねー私でも無茶格好よく感じました。
イェイツさんが、『詩人』な戦い方っていうのも良い。
ほんで、唯一無二の力なんだけどもそれであるがゆえに継承を目的とする『魔術師』としては三流、ってところもまた格好いい。
なんだこの人、ネタキャラのくせに滅茶苦茶格好いいぞ。
いやまぁ、立場を鑑みれば実力者であることは明らかだったんですけどね。
普段ふざけてる人がちゃんと戦うとクッソ強いっていうの、熱いですよね。
イズールトさんとの信頼関係が盤石なのもグッド。
実力者同士が互いに協力し合うことで圧倒的戦果を叩き出す展開、はーこれはもう『格好いい』以外の感想が出ませんわ。
そこで差し込まれたイラストも超格好いいですね。
特にイェイツさんの、不気味な迫力というかデザインだけ見れば戦いに向いてるようには見えないのに表情から溢れる強キャラ感が凄い。
ほんでここでもイズールトさんの愛が溢れてる感じなのも良い。
ある意味で歪んでいるとも言える、しかし純粋な愛といいますか。
あぁ本当に愛していているんだなぁ、というのが伝わってくる思いでした。

からの、道寿さん戦。
正直イェイツさんたちの戦いが格好良すぎたんで霞むんじゃねーかなって思ってたんですが、そんなことは全くなかったですね。
ていうか、『病弱キャラが一時的に全盛期の力を取り戻す』っていう展開も無茶苦茶熱い。
かつて下した相手ではあっても、その頃には力が相当に落ちていたと。
晴雄兄さんに切迫するほどの実力だった、って字面もヤバい。
ていうか晴雄兄さん、実際にはほとんど出てきてないのに彼の格の高さヤバいですよね。
作中で大活躍してる晴栄さんより更に上、ってのが明示されてるのがデカいのでしょうか。

閑話休題。
そんなバックボーンもあって、過去最大の強敵って感じで緊張感がありました。
それを乗り越えられたのが、個人の力だけではなく協力し合えたからこそってのも説得力がありますね。
なんだかんだ、ラストを決めたのが露花さんってところもこの巻らしくってよかったです。

結局、道寿さんが本当に良い『兄さん』だからこそ生まれた悲劇ってところもなんともね。
なるほど、元は自身の恨みですらなかったわけなのか。
そして妹のために堕ちてしまった彼が、妹の成長によって救われたという展開も胸熱。

いやぁ、個人的には1巻より2巻、そして2巻より3巻の方が更に好きですね。
受賞作って1巻が頂点でその後は落ちていくってパターンも割と見受けられると思うのですが、本作は尻上がりに面白くなっていってる印象です。
レギュラーキャラはもちろん、新キャラが毎回いい味出してるんですよね。

今回も、2巻の時と同じ黒幕さん? も暗躍してるようで。
その辺りがどうなっていくのか。
露花さんもレギュラー化? の気配を感じましたし、今後も楽しみです。
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上の方は絶版じゃないよ!

カンスト勇者の超魔教導オーバーレイズ 3 そして彼女は魔王となった (HJ文庫)

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