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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

2019-11

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札幌市白石区みなすけ荘の事件簿 ココロアラウンド

どうも、はむばねです。
復ッ活ッ! 睡眠時間復活ッッ! 睡眠時間復活ッッ! 睡眠時間復活ッッ!

はい、というわけでね。
ようやく、本日は仮眠レベルではなく普通に眠れるとこまで復活しました。
マジで復活まで長かったな……まぁ、むしろ3日で済んで良かったと言うべきなのかもしれませんが。

とはいえ、旅行中はともかくその後に使い物にならない期間が発生するのは想定外。
割とやることが溜まってるので、サクッと感想いきましょう。
ネタバレは、そんなにはしてないつもり。


札幌市白石区みなすけ荘の事件簿 ココロアラウンド (ファンタジア文庫)
辻室 翔
KADOKAWA (2019-03-20)
売り上げランキング: 68,858


あらすじはAmazonより抜粋。
>人類の一部が代償つきの超能力を得るようになった世界―の札幌。
>白石区にあるみなすけ荘には個性豊かな能力者たちが住み、増加する超能力犯罪に挑む自治組織を営んでいた。
>住人の藤坂工輝は「死ぬと生き返る」能力を駆使し、高校生ながら事件解決に一役買っていた。
>そんな彼の最大の関心事は新住人の女子高生・八野心。
>なぜか自分の能力を明かさない彼女の秘密に、ある事件をきっかけに触れることになるが―
>「…わ、私の能力を知っても、味方でいて、くれますか?」
>だがその事件は、心を巻き込み、札幌を危機に陥れようとしており!?
>心を救うため、みなすけ荘メンバーが立ち上がる!
>第31回ファンタジア大賞“銀賞”受賞作。

初っ端から女神様とのやり取りでワロタwww
ほんで女神様が工輝くん(主人公)をイジる流れなのかと思いきや、工輝くんが全力で性癖主張し始めて更に草生えたわw
ていうか、性癖のオープンっぷりが潔いなwww
ただ、いくら小さいのが好きだからって大きいお胸のことを『サンドバッグ』言うなwww

ちゅーかマジで、ここまで潔く自分の性癖に忠実な主人公も珍しいですよね。
忠実というか、揺るがなさというか。
どんなに美人だろうと、相手が巨乳なら迫られても微塵も嬉しくないという徹底っぷりよw
その実、意外と(?)ピュアボーイってところも可愛い。

とまぁ、性癖のことは置いといて。
女神様も言ってますが、彼の志は立派ですよね。
情は人の為ならず。
言うは易しですが、ここまで全力でそれを体現できる人はなかなかいないですよ。
それこそ、文字通りに命を賭けてるわけですし。
痛みが無いわけでもなく、それこそ毎回『死ぬほど』痛いわけですし。
本人は自分のためだと嘯いてはいますが、彼の優しさが伺えます。

ただ、人助けスタイルが滅茶苦茶アグレッシブなのはワロタw
目の前の困ってる人を助けるとかじゃなくて、積極的に探しに行くんかいw
そら『困っている人狩り』とか言われますよwww

ほんで、他の住民も割とぶっ飛んでて草w
それぞれ違った方向なのに、なんか似たようなヤバみを感じるぜ……。
常識人に見える佐山さんも、久地中さんを彼氏として上手くやってる時点でやべぇというのもワロタw
まぁ大家さんからしてアレだからね、仕方ないね。

けど、なんだかんだで皆さん思いやりのある良い人たちですよね。
この優しい雰囲気、凄く好きです。
性癖の話してる時との落差がなかなかえげつないですがw
いやしかし、性癖についてさえオープンなこの人たちだからこそ、八野さんも救われてるんですよね。
……うん、まぁ、だとしても『性癖さえオープンなことに救われている』という字面は酷いなw

ともあれ。
あるいはそれは、八野さんだけでなく工輝くんにとっても救いなのかもしれませんね。
工輝くんもまた、辛い過去を持っおり。
困っている人狩りも、ゆえあってのことだったわけですか。
若干クレイジーなまでに人助けしようとする理由にも、納得がいきました。
彼にとって、『人助け』こそがかつて自分を助けてくれたものだったんですね。
そしてこの時の女神様、マジ女神様。
なのに工輝くん、いいシーンなのに『平な胸の感触』言うなwww

ほんで、続く八野さんのとこでも速攻で胸について言及すなwww
マジで良いシーンブレイカーだな工輝くん……w
しかし、それが逆に好感度を高めているという造形の妙。
メタ的に見ると彼がこんなキャラをしてるおかげでシリアスや良い話系に傾きすぎず即座にコメディに戻れますし、これは上手いですねー。
かと思えば、『巨乳だけに思考が染まっている』というところからシリアス方向にぶん投げる豪腕感よ。
というか、『痴女』とか『エロいことを考えている顔』とかがキーになってるのにちゃんとシリアスな雰囲気なのすごいな……。

んでんでんで。
最終的に、『みなすけ荘の活動』ではなく個々人の行動として八野さんを救出しに向かうのが実に彼たち彼女たちらしいですね。
佐山さん第一主義である久地中さんが(信頼しているとはいえ)八野さんを助けるために佐山さんを危険に晒す判断をしたのも、久地中さんがなんだかんだ仲間のことを大切に思ってるところが感じられて良き。
にしても、佐山さんの強さ(物理)がエグいなw
能力によるアシストは入ってるものの、普通に能力無しでもやべぇ人なのでは……?

閑話休題。
当初から提示されていたことではありますが。
『情けは人の為ならず』を地でいってた工輝くんが、まさしく返ってきた情けに助けられるという構図はわかってても美しい。
アレがセーブポイントの更新条件になっていたというのも、なるほどという感じ。
拒否ってたのも、単に性癖だけの問題ではなかったのですね。
工輝くんのキャラも相まって全く違和感なかったので、全然気付かなかったです。

にしても、作中でも割と何度も言われてますが、工輝くんはホント頭がやべぇですね(良い意味で)。
他の人なら動けなくなるレベルの痛みを、彼は何度も何度も経験し、それでも正気を保ち、それどころかまたその痛みを感じる可能性が十二分にあるのに人助けをやめないという。
過去にそれによって助けられたとはいえ、この精神性は凄まじい。
こういうメンタルオバケ系主人公、めっちゃ好きです。
読む上でも、書く上でも。
自著を引き合いに出すのも恐縮なのですが、私の作品(特に魔王さんち辺り)の主人公が好きな方はきっと工輝くんのことも好きになると思いますよ。

ともあれ。
まだまだ、謎の存在は残ったりはしておりますけども。
差し当たり今回の事件は解決して、ひとまず『日常』を取り戻し。
大団円、という感じのラストで非常にスッキリとした気分で読み終えられました。

という感じで、総じて。
変態……もとい個性的な方々が集まる『みなすけ荘』を中心とした、能力ミステリコメディ。
各人の変態性……もとい個性が爆発した軽妙なやり取りが笑えながらも、とても優しい読み味の作品でございました。
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