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受賞歴:
2004年、第1回スクウェア・エニックス小説大賞『入選』
2008年、第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞『徳間デュアル文庫特別賞』
2017年、第11回HJ文庫大賞『銀賞』
2017年、ジャンプ小説新人賞’16 Winter 小説フリー部門『銀賞』
2017年、第30回ファンタジア大賞 『金賞』

2019-09

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勇者様が友達になりたそうにこちらを見ている!

どうも、はむばねです。
昨日は天神周辺グルメ記事だったので、本日は感想記事です。
なお、例によって当ブログにおいて『ので』は万能の接続詞として用いておりますのでご了解ください。

はい、というわけでね。
本日ご紹介致しますは、『そのオーク、前世(もと)ヤクザにて』(私の感想はこちら)で第8回GA文庫大賞≪優秀賞≫を受賞された機村械人先生の新作でございます。
なお、割と隅から隅までネタバレしておりますので未読の方はご注意を。


勇者様が友達になりたそうにこちらを見ている! (GA文庫)
機村械人
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 5,607


Amazonの内容紹介、(文庫の方だけ)タグ閉じミスっとるやんけ草ぁ!
えぇ……? ていうかこれ、Kindle版と完全に別物として作ってるの……?
文庫の方だけキャラ紹介があるし、その関係かな……?

というのはともかくとして、あらすじはAmazonより抜粋。
>容姿端麗・完全無欠のお嬢様――
>彼女の孤独を癒せるのは僕だけ
>
>「ザ・高嶺の花」×「ザ・凡人」の学園・甘々ラブコメ
>
>「私、初めてだったんです。ああやって、普通に話し掛けてもらえたの」
>まるで、村人Aのように大事ない日々。
>そんな人生を愛する僕、村野和人が偶然話しかけた少女は、かつて異世界を救った《勇者》だった!!
>彼女は桐条莉央。単身で魔王軍を打倒し、現代に帰還した超絶VIP。全人類から崇拝される孤高の存在だ。
>「わ……私と友達になってください」
>そんな莉央様が、僕と友達になりたいと言い出した。そんな大役は務まらないと断固拒否するが、彼女のアプローチはどんどん過激になる!?
>「私は……村野さんがいいんです! 」
>これは、平々凡々なモブキャラの僕が、女神の如く崇敬される少女の孤独を癒し、支え続ける学園交友録(ラブコメ)。

はてさて、あの機村械人先生のラブコメということで。
大きく期待していたのは間違いなんですけども、同時に少し不安があったのも事実ではあるのです。
やはり、従来の機村先生の作風が好きだったところもありますのでね。
しかし、結論から申し上げるとそんな心配は全くの杞憂でございました。

まず、個人的に機村先生作品の大きな魅力の一つは『主人公の格好良さ』にあると思うんですけども。
ここがね、ラブコメになっても微塵も揺らいでいないのですよ。
今回の主人公である和人くんは普通の高校生で、元ヤクザでもないし異世界にも(たぶん)行ってません。
けれど、だからこそ際立つ格好良さがあるいいますか。
やはり、弱くても弱いなりに女の子を守ろうとする男の子ってかっけぇですよね。
そりゃ惚れるでぇ……! という説得力も生まれるってもんです。
こういう王道的な気持ちよさがあるのが、流石といったところ。
※なお、和人くんが弱いとは言っていない。

あとは、世界観もですかね。
《勇者》によって救われた異世界と、繋がるようになった世界が今回の舞台です。
全然和人くんが臨む普通の学園生活じゃなくてワロタw
しかし、だからこそ普通のいわゆる一般的な学園ラブコメとはまた少し違った味わいがあります。

そして、やはりキャラと掛け合いが良いですね。
莉央様の熱烈なアプローチに対して全力でお断りする和人くんに草生えるw
からの、体臭を気にする莉央様可愛いなwww
しかし莉央様は、まぁ普通にコミュ障でちょっと視野が狭くなることもあるんですけども。
基本的には《勇者》らしい、自分より他者を優先する気高さを持っているのが良き。
ただのポンコツじゃないところが好きです。
でも、普段は気高い勇者様なのに和人くんと一緒にいると高確率でポンコツを晒すところも愛おしい。

一方の和人くんは自他共に認める一般人……で、あろうとしていて。
そんな一般人だからこそ救える人がいる、というのもなるほどという感じ。
確かに、古来英雄は一般人に鼓舞されてこそみたいなとこがありますしね。
ただぶっちゃけ和人くんの場合、君一般人のメンタリティじゃなくない??? という気もしますがw
むしろ英雄寄りの人間なのでは……?
あえて『一般人』としての振る舞いを意識しているように思えますし。

……と思ってたら、やはりといいますか。
あらゆる状況で普通の対応をするために努力を惜しまないスタイルでワロタw
プロ一般人的じゃねぇか!w
しかしなるほど、そのあらゆる相手に普通に接するための訓練のおかげで、普通の人なら良くも悪くもその肩書に影響を受けてしまう莉央様相手にも普通に接することが出来るわけですか。
……うん、ここまでくるとやはり特殊スキルの域では???w

からの、まぁそうだろうなと思ってたら《魔王》相手にも普通に接する『一般人』っぷりよ。
これはもう、新ジャンル『あらゆる相手に一般人ムーブを貫く自称一般人』とか呼んでも良いのかもしれません。
そしてそれはそうとこの作品、コニュニケーションに難のあるヒロイン多すぎ問題であるw
しかもメアリーナさん(魔王)に至っては、コミュ障と同時にダークオーラ(物理)も発生するからタチが悪いw
ほんで、そんなメアリーナさんよりもある意味タチが悪い女木城さんェ……。
《勇者》をもビビらす稀有な存在である。
それぞれ違った方向で拗らせてて笑うわw

ウルフマンさんたちがこっちにきた理由とか、小ネタも効いてて良き。
ここで物騒なことにならず、Win-Winの関係で協力でしてくれるという流れが好きです。
からの山場も、思っていたような醜い感じになることもなく。
なんというか、『話し合えば解決出来る』というのが、コミュ障の多いこの物語らしい解決方法だと思いました。
誰相手でも物怖じしない和人くんだからこそ、その話し合いに繋げることが出来る……というのも、物語開始時から変わらないコンセプトのままで上手い着地どころだったと思います。

んでんでんで。
ラストは、新たな波乱を予感させるもので。
和人くんの『普通』に対する意識に大きく影響を及ぼしたらしいお父さんも、今後関係してきそうですし。
そもそも和人くん自身についても、全てが語られているわけではなさそうな雰囲気を感じますのでね。
次巻以降、どう展開されていくのかも楽しみです。

という感じで、総じて。
コミュ障系ヒロインズが可愛く、『普通』を貫かんとする主人公が格好いいラブコメ作品。
ちょっと変わった、だけど優しい世界で繰り広げられるドタバタが楽しく、終始明るい気分で読ませていただきました。
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